恋のプロローグ

GUNDAM SEED


「うわっ…とと…」


ミリィは、頼まれて倉庫に荷物を運んでいたが少しよろめいた。


「……ふぅ、なんとか大丈夫みたいね」


中身が飛び出さなくてよかった。
と思い、またふらふらとミリィは歩き始めた。
その時、手に抱えてた荷物が持ち上げられた。


「えっ!?」

「寄越せよ。これドコ持って行くんだ?」


そう言われ、目の前を見るとディアッカが立っていた。


「い、いいわよ!!持ってくれなくても!!」

「…ふらふらしてて、見てらんないんだよ。んで、ドコ持ってくの?」


ディアッカが訊くとミリィは通路の奥を指差して


「〜〜…この先の倉庫よ」

「OK」


―パシュン


「あっ、適当に置いていいわよ」

「おぅ…よっと」


ディアッカが荷物を置くと、ミリィは


「ありがと、助かった」


ニコっと笑って言うとディアッカは照れた様に


「いや、この前励ましてもらったしな ////」

「…この前?」

「ほら、この前地球軍とザフトが来た時…」

「…あぁ……でもあれは…私、ちゃんと話聞かなかったじゃない…」




この前、地球軍(ドミニオン)が攻めて来た時コロニー内部では、ザフト軍が侵入していた。
ディアッカは、親友・イザークに再会した。
が、自分の考えを理解ってもらえず、裏切り者と言われた上目の前でヴェサリウスが沈んでいくのを見た。
食堂で、その事で少し考えていた時ミリィはディアッカの横に来ると頭を撫で始めた。


「…〜〜〜何すんだよ?」

「慰めてんのよ。(ナデナデ)」

「は?」

「だーかーら、慰めてんのよ。あぁ、イヤなら止めるわよ」


ミリィは、ディアッカの頭から手を離した。


「えっ、あの……」

「なによ?」

「…何も聞かないんだな」


ディアッカはミリィを眺めながら呟いた。
ミリィは、軽くため息をすると


「……聞いて欲しいなら、聞いてあげるわよ。でも、辛いなら無理には聞かないわ」


話せば聞いてくれる気があるのかと思うとディアッカは、少し安堵した声で一言いった。



「……そっか…」

「なによ?その言い方」

「いや、今日は優しいんだなぁと思ってさ」


ディアッカは、嬉しそうにミリィを見ると


「……落ち込んでたからね。アンタらしくもなく……でも、大丈夫みたいね」

「あぁ、ナデナデか利いたみたいだ。サンキュ」

「それはよかったわね。じゃーね」


ミリィは、さっさと食堂から出ていった。
ディアッカは追い掛けたかったが、嬉しそうにミリィの姿を見送った。




思い出したかのように、ミリィは頷いた。


「あん時は、心が少し軽くなったからさ…だからありがとな」


笑って話すディアッカの顔を見てミリィは胸がチリチリとしてきた。


「べ、別に今は同じ目的を持った同志なんだし…そ、それにアンタはパイロットなんだから…」



―パイロットなんだから…

…戦場に出ていくんだ…

常に…死と隣合わせ。



と考えた時、また胸が苦しくなった。


「いや、俺嫌われてるとばっかり思ってたし…」

「別に…嫌ってなんかいないわよ……だからって好きでもないわ」


ミリィの言葉に一喜一憂するディアッカだが


「…でも、大事な仲間だと思ってるから」


ミリィはにこりと笑ってみせた。


「…俺、ミリィの事死なせたくなかったからさ、そぉ言われると嬉しいよ」


ディアッカの照れた顔を見るとミリィは胸が締め付けられそうになる。


「……私…まだ仕事あるから行くね…」


ミリィはそう言うと踵すを返すと走っていった。


「あっ、おい!?」



向けられるディアッカの気持ちを感じながらミリィは戸惑っていた。


いつの間にか、すべり込んできた気持ち。

『キライ』な訳じゃない

ただ…『スキ』というのもまだ何かが足りないし……

すごく『コワイ』

いつか…『好き』と言われるかもしれない…

今は、心の中手探りするだけだけど…

ほんの少しだけ…気持ちと向き合えたら……

もう夢の中で泣くこともなくなるのかもしれない……

でも……でも…!!



ミリィは居住区まで走ってきた。
今はカラになったベッドをみて語りかける。


「……トール…私…コワイよ…」


瞳に涙が溜まってきていた。
それでも最後の一言は口に出来ずにいた。


(……トールを…大好きだったトールを忘れて…しまいそうな自分が……コワイ……)


口に出したら、すべて消えてしまいそうな気がしていえなかった。
でも、過去にしがみついている訳にもいかない。
その日、彼女はまた少し大人になっていった。




END




あとがき

って事で、初ディアミリでした〜。なんか変な話だね(きっぱり)
最後のミリィの気持ち部分が書きたくなり、書いてみたけど、すっげぇめちゃめちゃな話。訳わかんねぇ!!
(本人これじゃあ読む人もっとわかんねぇ)
意味わかんねぇ!!すいません。
こんな…こんな訳わかめな話、読んで下さってありがとうございましたm(__)m
感謝感激です(T_T)
はぁ〜疲れた…

'04/1/26


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