恋の予感
「少尉、関心しない話を聞いたのだが…」
背後から声を掛けられノイマンは思わず振り向く。
そこには、戦闘指揮官でありAAの副長でもあるナタル・バジルールが仁王立ちしていた。
「はっ!?」
「恋人と別れてきたというのは本当か?」
「はいぃ!?」
突然訳のわからない事を言われ、ノイマンは絶句した。
「いや、トノムラ曹長らが話をしていたのだが…」
「…………あ、あの…いったい何の事ですか?」
ノイマンは、おずおずとナタルに聞き返す。
「だから、この特務の為にわざわざ恋人と別れて来たのだろう?それは、どうかと思うぞ?」
「……で、ですから…なぜそんな話を…って誰に聞いたのですか!?」
「トノムラ曹長達からだが…やはりそうなのか!?」
「ち、違いますっ!!恋人なんていませんよ!!
たぶん…トノムラ達が言っているのは妹の事でしょう」
ノイマンは、ぐったりしながら否定をした。
そして、勢いあまってナタルに質問してしまった。
「そ、そういう中尉はどうなんですか?恋人とかは?」
「わ、私にいる訳なかろうっ!!」
ナタルは突然の質問返しに焦りながら答えた。
[しかし…あっ、なるほど好きな人とかはいるでしょう?」
「…っへ?す、すすす、好きな人ぉぉ〜?」
ナタルは顔を真っ赤にして手をブンブン振った。
普段、決して見る事の出来ない上官の慌てぶりを目の前にしてノイマンはプッと吹き出した。
「冗談ですよ、バジルール中尉。しかし…そこまで狼狽えるといるのですね、好きな方が」
「………え?」
「いるのですね?」
ノイマンは、確認かの様にナタルをみて笑うと
ナタルはさっきよりも一層、顔を赤くした。
「………な、ななな何を言って!!」
「なんでですか?いいじゃないですか、フラガ少佐はいい男ですし…」
「ほ、本当になっ………………は?」
ナタルは、びっくりした様にノイマンを見つめた。そして
「……フ、フラガ少佐?なぜ、その名が?」
「? …違うのですか、なら……え?」
「………え」
ナタルの顔は、またまた赤く染まり、二人は見つめあった。
「…バジルール中尉?」
一方的な勘違い。それが、恋の始まりであった。
END
この話は大好きな妹的な友人への誕プレ小説です。
あとがき
ありえない話、バジルール中尉が乙女です
なんでしょう?誰でしょう、この可愛らしい方は…
初のナタル→ノイマンです。
最初、このネタ浮かんだ時、ムウマリュでやろうか
と思ったんだけど、マリュさんの勘違いする相手がいなかった……という訳で。
ノイナタに…。
勝手にノイマンに妹を作ってみたり、
ナタルがはじめからノイマンに片思いだったり
……ありえねぇ〜
'04/3/17
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