ナタルAA帰還話

GUNDAM SEED

AAのブリッジでは、少年パイロット3人、カガリ、ラクス、バルトフェルド、キサカ、ムウ、そして艦長のマリューらが話し合いをしていた。

「では、今後の補給についてはジャンク屋の方々に協力して頂きましょう」

ラクスがそう語ると、皆頷いた。
と、その時通信席に座っていたミリィが声をあげる。

「艦長!通信が……」

上を見上げたマリューが問い掛ける。

「? どこから…!?」

もう地球軍にもザフトにも組しないこの3隻の船に、いったいどこから通信が入るのだ?と思い、皆が顔をあげる。

「え、えーっと…ド、ドミニオンからです!!」

慌ててミリィが伝えると、発見されたのかと緊迫が走り

「!?繋げてっ!!」

やがて、モニターに映ったなは赤い髪の少女であった。

『…ークエンジェル…』

「…フレイ…?」

サイが画面を見て呟くと、キラの目が大きく見開く。
サイの後ろに素早く移動するとモニターを見た。

『あっ、キラっ!!キラぁ〜』

画面の中にキラを見つけたのかフレイは嬉しそうに声をあげる。とそこに

『繋がったか?アルスター曹長』

『は、はい。繋がりました、バジルール少佐』

画面はフレイに代わり、今度はナタルが現れた。

『こんにちはであります、ラミアス艦長』

ナタルは敬礼をして、マリューに問い掛けた。

「こんにちは、ナタル。いったい、何かしら」

出されたモニターに向かい、マリューは聞き返す。
隣にはムウが寄り添っていた。
それをみたナタルは

『実はお聞きしたい事がありまして…ラミアス艦長。先日、フラガ少佐をファーストネームで呼び捨てにされましたね。どういう事ですか?』

「…えっ……どういう事って…もう階級もないのだから…それで…」

しどろもどろ話すマリューに、ナタルは何かを感じ取ったのか鋭い目付きでムウを見た。

『説明を!!艦長……まさか、AAの風紀が乱れるような事はないでしょうな!?』

その言葉を受け、マリューはぎくりとした。
先日、ブリッジでラブシーンを繰り広げたのだから。
その様子をみたナタルは息を吸うと

『解りました、ラミアス艦長。私、これからそちらに参ります!そして、徹底的に風紀検査をしたいと思います!!』

「「「「はぁ?」」」」

その言葉を聞いていた者たちは唖然とした。

『では、数時間後にそちらで。行くぞ!!アルスター曹長』

『ハイ♪』

「ちょっ……ナタル!?」

──ブツッ

通信は途絶えた。
マリューはもちろん、ムウ、キラ達は混乱した。

「今から…来るって本気かぁ〜?」

「ま、まさか…」

「……フレイ…」

皆が、顔を合わせそんなバカな…と思い、引き続き今後の相談をする。
またしばらく経ってから、今度はサイが

「か、艦長…」

「……今度は何?」

「10時の方向より、連絡用小型シャトル接近!!」

「えぇ!?ま、まさか…本当に…」

唖然とする皆の前に、音声が入る。

『…ークエンジェル…聞こえないのか!?アークエンジェル!!』

怒鳴り声に近いナタルの声だった。

「は、はい!こちらアークエンジェル!!」

『聞こえているなら、さっさと返事をしないか!!』

サイは少し、縮こまった。

「ナ、ナタル!?本当に来たの!?冗談じゃなくて!?」

『私は冗談は好きではありません!着艦の許可を!!」


こうして、ドミニオンから来たナタルは徹底的に風紀検査をしてそのまま留まった。
ついて来たフレイは、キラを見つけると勢いよく抱きつき、慌てるキラ。そして、それを静かな笑みで見るラクスという怖い三角関係が出来上がった。




END




あとがき

いったい、ナニを書きたかったのやら…
ドミニオンを捨てるナタルとフレイです。
きっかけは、ムウマリュの呼び捨てから始まりました。
いや、だって、ドミニオン攻めてきた時、全回路(クサナギ・エターナル含)繋がってたし、マリューさんがナタルの宣告?を受けたが、『復隊はしない』と言った
あと、『キラ君、ムウv』ですよ?
聞こえたって、絶対『!?』って思ったし、キラフレが『キラァァァァ』『フレイィィィ』ん時も、ムウが『彼女はドミニオンが保護した。マリューv』ですよ。
その前、アンディが突破作戦を伝えた時、ドミニオン筒抜けてたから、絶対ナタルに聞こえてるハズ!!と思い書いてみました。
AA風紀委員長のナタルとしては、ちょっとびっくり。二人のラブラブで乱れるのは許せないと思います。
そして、ナタルはマリューさんラブだと思いました(笑


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