喜びと不安
「まぁ♪おめでとう♪カガリさんvV」
「あぅ、あぅ〜〜」
「いや…そんな…恥ずかしいな…」
フラガ家のリビング、カガリはマリューに会いに来ていた。そして、今マリューとエリスから拍手されていた。
その頬はほんのり赤みをさしている。その理由は、カガリのお腹の中に新しい生命が生まれたからだ。
「それで、いつ予定日なの?」
「たぶん、マーナがいうには来年の2月くらいだろうって…今は2ヵ月だから…」
「うふふ♪」
マリューはカガリを見て笑うと
「なっ、なんだよ」
「あら、だってカガリさん、すっごく幸せそうな顔してるんだもん♪ねぇ〜エリス〜?」
マリューは、傍らでテーブルにオモチャの積木を一個一個搭せている愛娘・エリスに向かって言うと
「んねぇ〜〜vV」
とエリスは、可愛らしく小首を傾けた。それを見たカガリは
「〜〜マリューさん、遊んでるだろ?」
「あら、そんな事はないわよ。そうだわ、妊娠したのなら栄養取らなくちゃね。今チーズケーキ出すわねvV〜♪」
マリューは鼻歌交じりでキッチンへ行くと、テーブル脇にいたエリスが
「…キャ、ガリ…さ。あい!」
と言って、コットンで出来たウサギのぬいぐるみをカガリのお腹に置いた。
「えっ!?エ、エリスちゃん?今、私を呼んだのか〜」
「あいっ!…こっ、こっ」
エリスは、元気に手を挙げるとややしゃがみ込んでぬいぐるみを置いたカガリのお腹を小さな手でなでなでした。
「―――っ!!マリューさーん!エリスちゃんが私の名前を〜〜そ、それにお腹をなでなでした〜〜」
興奮したカガリは、マリューに報告した。キッチンからチーズケーキとホットミルクを運んで来たマリューは笑いながら
「そうなの、この前から言うようになったのよ。たぶん、この間遊んでもらったからかしら…ねぇ〜エリス♪カガリさんが気に入ったのよねぇ〜」
「あーいvV(ホッペすりすり〜)」
いつの間にかエリスは、カガリの横に立って頬擦りをしていた。
「く、くすぐったいよぉ〜」
「あぅ、あぅ〜〜」
カガリは笑いながら避けようとすると、小さな手はカガリの顔面をペチペチと叩き、カガリの上に乗ろうとした。
「こらっ!エリス、ダメでしょ!?こっちいらっしゃい、あったかミルクあるわよぉ〜」
マリューがそう言うと、カップを見せた。エリスは顔を叩くのを止め、ちらりとマリューの方を見た。
「アン○ンマンビスケットもあるんだけどなぁ〜」
マリューが丸いビスケットをガサガサと箱から出すと、エリスは
「うきゃーー♪」
と言ってマリューの横に走りよった。そして、ビスケットをもらうと無理くり口の中にビスケットを押し込んだ。
「カガリさん、大丈夫?お腹の上に立たなかった?」
「う、うん。大丈夫だ……けど、アレ大丈夫なの?」
カガリは、お口いっぱいにビスケットを入れているエリスを指差した。
「あ〜、平気平気。なんだかこういう風に食べちゃうのよ〜ムウもいっぱい食べるから似たのかしらね。あっ、ケーキどうぞ。」
「……へ、へぇ〜頂きます。」
カガリは出されたケーキを口に持っていくと、視線を感じた。
ジーーーー
それは正しくエリスからの視線。
《……ううぅ…食べづらいι》
とその時、ピンポーン♪とチャイムがなり気を取られたエリスは玄関にヨチヨチながらもかけていく。
「待ちなさい!エリス!!ごめんなさいね、カガリさん」
マリューは申し訳なさそうにエリスの後を追った。
「うぅん、いいよ。」
ホッとしながらカガリは再度口にケーキを運びながらエリスの後を追うマリューを見て
《…子育てって…大変そうだな…》
と思い、やや先行きが不安になったカガリだった。
END
あとがき
なんかカガリ話ですね…実は、この行動全てほぼ実話です。モデルはウチの息子。
旦那の友人の奥さんのお腹をなでなでしました。まだ、お腹も目立たないのにいきなりなでなで。
さすがの親もびっくり(しかもまだ妊娠を発表してなかったのに)
かくゆうアタシも夢で、誰が妊娠するとか予言するので色んな意味で『変な親子』です。
こんな変な話書いてしまってごめんなさいです〜では、ありがとうございました。
サイトUP '05/1/10
作)マキ (森川沙耶)
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