Midnight Panic
「はぁ…はぁ…」
「…あぁっ…はぁ…ん……」
薄暗い部屋に独特の雰囲気が広がる。
その空間に響くのは卑猥な物音と荒い息。
「カガリ、コレ好きだよね?…ほら」
「ひゃあっ!やぁっ…そこ…だめぇ…ふぁっ…」
そして理性を狂わす甘美な鳴き声…。
「……んっ……あれ?気持ち良くない?おかしいなぁ〜…。ダメなら止めるけど?」
微笑みながら上目使いに見上げてくる群青の頭を、カガリは顔を歪ませながら力無く叩いた。
「や…いやぁ…バカアスラ…ぁん」
「ごめん。でも可愛いよ、カガリvV」
(黒ザラ炸裂中〜♪)
アスランが体勢を直してカガリと視線を交えたその時…
「あぅーー」
隣のベビーベッドから聞こえる声に二人の動きが止まった。
「ア、アスラっ…」
「大丈夫、寝言だよ…」
アスランはその先へと行動しようとするが
「うゅぅーー」
カガリは尚も聞こえる声に慌てて、身を強張らせてしまう。
「で、でもっ!」
「ほら、集中して…」
じぃーーーーー
「「……………」」
突き刺さるような視線を感じて、二人はそっと隣を見やった。
するとそこには、ベビーベッドの冊の向こうで笑っている純粋無垢な瞳があった。
「あっだー!うぅ〜?」
「「煤I!!!」」
Σバキッ!!
「狽ナぇっ!!??」
カガリは表情を固まらせたまま、上のアスランを蹴り飛ばし、慌ててナンナの元に駆け寄った。
「ナンナ〜おっきしちゃったか〜?」
「あーあー!」
ちっちゃな手を伸ばして、母の胸をぺちぺち叩く。
カガリがベッドから抱き上げてやると、これまで見ていた光景の意味を解るよしも無いナンナは、既に露になっていた母の胸に吸い付いた。
「よしよし…お腹空いちゃったか〜?」
「んぅーー」
やがて吸い付きながらウトウトし始めたので、ゲップを確認してからベッドに寝かせた。
「あー寒い寒いっ……あ」
体を摩りながら一息ついたカガリがハッとして後方を振り向くと…
「……普通蹴るか?もうちょっと先まで行ってたらヤバかっつーの。ていうかいい所だったのに……ぶつぶつ…」
「……………」
ベッドに背中を向けたまま座り、ぶつぶつとぼやくアスランがいた。
「ご、ごめんなっアスラン」
「……じゃあもう寝るから」
「えぇっ!?」
もそもそと布団に包まろうとするアスランの腕を思わず掴んだ。
驚いたアスランの表情を見て、カガリは赤くなりながら混乱してしまう。
「えっ!?い、いやっ!あの…だから……(何やってるんだ、私はぁーー!?」
結婚して、尚且子供が生まれても変わることの無い妻に、自然と笑みが零れる。
「…カガリ、耳貸して?」
「えっ?あ、あぁ…」
―ごにょごにょごにょ…
笑顔で囁いてくる内容に、カガリの顔はみるみる赤みを増して……
「……!!!むっ、無理!!出来ない!!」
「そう?なら俺はもう寝るよ?vVまたナンナを起こしちゃ悪いしなvV」
「ア、アスラン!!」
「おやすみ〜vV」
カガリは再度布団に潜り始める夫の背中へ、憎らし気な視線を送った。
「こっ、こんの…卑怯者ぉ!!」
「〜♪」
END
あとがき
アスランを蹴り飛ばすカガリを書きたかったが為に書いた、と言っても過言では無いです(笑)
微エロのつもりだったんですが……異様にエロい気がしますι行動の描写を抑えてほぼ会話のみってのが悪かったんでしょうか…(x_x;)
『ごにょごにょ…』の内容は、ご想像にお任せします。
では、ここまで読んで下さって、ありがとうございましたm(__)m
皐月
メール公開 '04/12/16
サイトUP '05/2/9
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