Ribon Panic

GUNDAM SEED

今日は、バレンタインディ。
フラガ家のキッチンにて、マリュー・カガリとエリス(一応頭数)の3人が、チョコ作りに専念していた。
エリスは、甘い匂いにうきうきしながら、テトテトと歩き回っている。

「ママぁ?ちょこれーと、エリスもあげゆ〜」

「あら、誰にあげるのかな〜?」

「うふふ〜vV」

小さい手を口元にあててエリスはにこにこテレ笑いをしている。

「誰にあげるんだ?エリスちゃん」

「う〜ふ〜ふ、ひみちゅ☆」

カガリは、手にチョコを持ちエリスに聞いた。が教えてはもらえなかった。
そばには、ベビーラックの乗りすやすや寝てるナンナに気を配りながら、カガリはチョコを丸めていく。
アスランが好きそうでなおかつ自分も一緒に食べるチョコトリュフを作っている。
マリューは、ムウが大食漢の為やや大きい(実際はかなり)チョコケーキを作る事にしたらしく、エリスに邪魔されないようにエリスが作るチョコを手伝いながら作業していた。


「なぁー?マリューさん……」

「どうしたの?カガリさん」

「それさ……ホントにフラガだけが食べるのか?」

カガリは、出来上がったチョコケーキを指差しながら恐る恐る聞いた。

「? そうよ、この位簡単に食べるわよぉ〜エリスもいるしね」

マリューは、手を振りながら笑った。
そうマリューは、やたらでかいチョコケーキを二段ケーキにしていたのだ。
カガリは心の中で

(…マジですか!?)

と思ったが…マリューの顔を見て嘘とは思えなかった。

「マぁマ、こえね、箱にいれゆの!」

エリスは、固めただけのチョコを指差しマリューのエプロンをひっぱりながら言った。

「はいはい、リボンは?」

「いゆっ!!」

エリスは、にこにこしながらマリューがチョコを箱にいれるのを見てリボンを付けて貰うのを眺めていた。
カガリはもう一度

「なぁ?エリスちゃん、いったい誰にあげるんだ?」

「らめ、らめ!キャガリしゃんにもおちえない!」

エリスは、手をお口にあてて首を振った。

そうこうしている内に、玄関の方が騒がしくなった。
ムウとアスランが帰って来たのだ。(アスランは迎えに来た)が、なにやら揉めている。
不信に思いながらカガリが玄関先にいくと

「だーー!なんでキラまで来るんだ!?」

「だってマリューさんに呼ばれて…ってムウさん痛い!!」

「ただいま帰ったよ〜マイスィートカガリ〜vVナンナ〜vV」

ムウがキラの頭を押さえ、家に入れない様にしているらしいが、そんな事を気にせずカガリに恥ずかしい事をいうアスランの姿をみてカガリは、頭痛がした。

「あら、お帰りなさい。ムウ!?止めなさい!!」

パタパタとキッチンからマリューが出てきて注意する。
それに続いてエリスが満面の笑顔で駆けてくる。

「あ〜〜vV」

それを見たムウは、顔を思いっきり弛ませ

「ただいま〜vVエリス〜♪」

と言って抱き上げようとしたが、エリスはキラに向かって抱きついた(笑)

「キラくゅんvV」

「こんばんわ、エリスちゃん♪」

キラは、抱きついたきたエリスを落とさない様にしっかり抱っこした。
ムウは行き場のない両腕を広げたまま、固まった。
そんなムウをマリューは軽く無視して、みんなをリビングに通した。

「キラくゅん…あのね…エリスね…」

エリスは、赤くなりながらモジモジしていた。
ナンナも目が覚めて今はアスランの膝の上にちょこんと乗っていた。
キラは、にこりと笑うと

「なぁに?エリスちゃん」

と訊ねたが、エリスはキャーと言って恥ずかしそうにマリューの後ろに隠れた。
なんだか微笑ましい光景だ。

「あらあら、なに照れてるの?エリスったら」

「むぅ〜」

そんな談笑をしていると、復活したのかフラガ家の大黒柱が入ってきた。

「ちょっとこいやぁ〜キラぁ〜」

「なっなんですかっ!?ちょっ…ムウさん!!」

「ちょっと!?ムウ?キラくん!?」

ムウは、キラを連れてズルズルと廊下に連れて行き、マリューも追っていった。



ギャーギャーと廊下から言い争いが聞こえてくるが、カガリはエリスに向かい

「エリスちゃんがチョコあげるのってキラなのか?」

「ちぃ〜ゆっちゃめっ!だよ」

エリスが、しーのポーズをしてカガリに話した。
アスランは、くっくっと笑いながら膝の上のナンナにポーズをつけていた。
ふとカガリは、リボンがまだあるのを見て

「エリスちゃん、せっかくだからリボン結んでみようか?」

「ひゃあ〜〜☆うん、結ぶー!」

「あー、まぁ〜」

「カガリ、ナンナもだって」

エリスが、カガリの膝の上に座りリボンをつけてもらっているとアスランがナンナの手をあげて、カガリに伝える。

「おぅ、ナンナにもエリスお姉ちゃんとお揃いでな♪」

カガリは、愛娘に向かっていうとなんとかエリスの髪にリボンを結んでやった。

「……ふぅ、出来たぞ。エリスちゃん」

カガリは、近くにあった手鏡を見せた。

「ひゃあ〜エリス可愛い?」

「うん、可愛いぞ!さっ、ナンナにも〜〜♪」

カガリは、リボンを切るとナンナにも結んでやった。
リボンの束をみたエリスは、いい事を思いついた顔をして、ニコっと笑うとそれを拾いピロピロ〜ってリボンを取り出した。
そして……

「リ〜ボン♪リ〜ボン♪結んできゅきゅっ♪ぐるぐーるなのぉ〜♪」

と訳のわからない歌を歌いリボンを体に巻き付けた。
見ていたアスランとカガリは唖然としながら、眺めているだけだった。
そこへ……終わったのかムウ達が入ってきた途端、エリスはキラに向かって

「キラくゅん、これあげゆ〜♪」

とチョコを持ってトトト…と近寄り抱きついた。

「エリスっ!?」

「エリスちゃん!?」

その姿を『アタシをあげるvV』という感じに映ったムウは(他の人らはぐるぐる巻きにびっくり)大声を張り上げた。

「ギャー!?エリスが…エリスがあぁ〜………キラぁよくも俺の可愛いエリスを拐わかしやがってえぇぇ」

「「「「はぁ?」」」」


いきなりキレたムウに皆はますますびっくり。
リボンぐるぐる巻きのエリスも、大好きなパパの豹変ぶりにびっくりして、そばのキラにしがみ付く。

「くらぁ!キラぁ!エリスから離れろぉ〜!!」


―ドカッ!!


物凄い音と共にムウは床にひれ伏した。

「…まったく、エリスの事となると……ごめんなさいねキラ君。」

「い、いえあのぅ〜ムウさんは……?」

カガリやアスランもムウを見るが、一向に動く気配がない。

「ん?あ〜大丈夫よ〜気にしないで。ほらエリス、キラ君に渡したの?」

マリューは、ぽかんとしてキラの足元を掴んでいるエリスを促すとハッとしたエリスはニコニコ笑い

「あいっ、キラくゅんにあげゆのvV」

チョコを差し出した。
キラは、にっこり笑うと

「ありがとう、エリスちゃん♪」

と礼を述べ、エリスは照れて『キャー』といってまた、マリューの後ろに隠れた。
見ていたカガリは笑い、アスランはムウの姿を見て

(…俺もナンナが誰かにチョコを渡すとなったらムウさんみたいになるやもしれん……)

と思い、ナンナの頭を撫でながらアスランは呟いた。

「パパ以外の男にチョコやるなよ…」

「ばぁ〜〜ゔ?」

ナンナはきょとんとしながらアスランを見上げていた。



END

あとがき

無駄に長い話でした……思いついて書き上げるのに一ヵ月かかるとは……Σ( ̄◇ ̄)もうダメだという事なんでしょうね…
しかもバレンタインディかよ…Σ(゜Д゜)
さてさて今回のテーマはリボンです…たぶん…ι
の割りにはチョコの話でもあるような…まぁ、殴り書きなもんで(一ヵ月もかかってかよ!?)
やはり不調の時は書くな!!という事がざっくり?分かりました
では、駄文を読んで下さってありがとうございましたm(__)m

'04/3/9


当時のあとがきってこんなモンなのね。
さて、読み直してみて…思う事。
ムウ哀れ…(TдT)
ガンバレ、ムウ!!
エリスからのチョコはなくてもマリューさんからの特大チョコケーキがあるさっ!!(そういう問題ではない)


では、本当にありがとうございました。


マキ


'05/2/9


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