プロローグ
名探偵コナン
── これで 終わりね ──
そう呟いた彼女は、幼いのに綺麗で、凛として、憑き物が落ちたような顔をしていた。
「オメーはいつ 元に戻るんだ?」
検査が済んだので脱いでいたシャツを羽織ながら問いかけると、彼女は微笑するだけだった。
いずれにしても、彼女──灰原哀には感謝しかなく、工藤新一は着替えると恋人である毛利蘭へと連絡をする。
それを、傍らの彼女はいつものように微笑んでいたのだった。
To be Continued…
2017/10/06