深爪
しゅ、しゅと蜜柑は爪を磨く
それを見て蛍は言った。
「あんたって、深爪よねぇ。」
「そうかな?」
蜜柑は返事をしつつも、爪を磨ぐ。
「そうよ。あんたの爪、裏から見て見えないんだから良いじゃない。」
「かなぁ?」
蜜柑はそう言うと、簡易キッチンに手を洗いに行った。
キッチンで手を洗う蜜柑の後ろ姿を蛍は見る。
蜜柑は、手を洗うとベースマニキュアを塗り始めた。
「で、どうしてそんなに深爪するのよ?」
「ん〜。理由と言えば理由何やけど…。」
蜜柑は顔を紅くしながらも、言うのを迷っている。
「さっさと言え。」
「はい…」
「あの…さ。あーゆー時に…」
ごにょごにょ。
「流架ぴょんと初めてそーゆー事した時さ、思いっきり背中に爪たてちゃったんよ。」
「背中見たら、深いのやら浅いのやら沢山あってな?痛そうやから、出来る限り大丈夫なように爪切っとかななぁ、て……蛍?」
「…そうなの。」
蛍は少し怒ったような顔をしている。
「蛍?」
蜜柑が蛍の顔を下から覗き込むと、蛍は「ふふふ…」と無表情に笑い、蜜柑は思いっきり後ろへ後ずさった。
「蜜柑、私用事が出来たから帰るわね。」
「うん…バイバイ。」
蜜柑は蛍の怖さに恐怖しつつも手を振った。
ピピピ…
「もしもし、委員長?今井だけど。」
『何?蛍ちゃん。』
「今すぐ乃木くんに恐怖の幻覚見せてくれる?」
『それって拒否権は…?』
「ないわよ。」
「…はい。」
飛田が集中し、アリスを発動させた時、隣の部屋から大きな叫び声が聞こえたが、飛田は聞こえなかった事にした。
あとがき
22900を取ったマキさまのリクエストで、「流架蜜柑」だったはずなのですが、流架が出てきませんでした(笑)
微かに委員長蛍を入れてみたり。
でも基本はラブラブです。
素敵サイト(esperanza)咲奈ちゃんからリク権GETして頂いちゃいましたvV
何気にルカぴょんと蜜柑がlove関係でムフフ…ってなりましたvV
まぁ、アタシがリクしたのですが…
ルカぴょんと蜜柑のこんな話書けないので
めっちゃ嬉しいですぅ〜vvvvv
キリ番報告してよかったです♪
ありがとうございました(≧∀≦)
'04/11/21