君の涙…

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「蛍っ、ウチは蛍が大好きやっ!一番の親友やと思ってるVv蛍はウチの事どう思ってる?」

「…うっとうしい」

「そ、そんな蛍っ…」

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「なぁ蛍っ、何作ってん??」

「作業の邪魔…」

「…蛍…(泣)」

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こんな時蛍は…―

「ほたるぅVv」

「服にシワがつくから離れて…」

「蛍っ」

あんな時も蛍は…―


「あっち行って馬鹿…」
「蛍ぅっ」

そんな時蛍はっ…―

「アンタがいると苦労が耐えないのよね…」

「…ほたるぅ…」

やっぱり蛍はっ…―

「こっちに来ないで…今大事な作業してるの…馬鹿がうつるわ…」

「ほぉたりゅ…(泣)」

どんな時でも蛍は…―

「馬鹿は嫌いよ…」

「うう…(泣)」

そして…つい5分前…

「もう、ええっ!!蛍はウチが邪魔なんやなっ…蛍の阿呆――!!」

「…………」

「無理かっ!!?そうか…そんなにウチがうざったいんやったら…もうっ…蛍には迷惑かけへん…」
教室から出ていく蜜柑

「…………蜜柑?」

蛍は耳からイヤホンを取ると、蜜柑の不振な行動に不安を感じた

「ぐすっ…蛍の阿呆…ひっく…ウチの事…そんなに嫌いやったなんて…うっ…うわぁぁぁん!!!」

茂みに隠れて泣きだす蜜柑

「ちっ…うるせぇ…」
木の上で寝ていた棗が蜜柑の泣き声に目が覚める

「ふぇ〜〜〜〜んっ…ほぉたるぅ〜〜っ…あほぉ〜〜〜っ…」

ガンッ…!!!!

「うるせぇ!!!」

「ふっ…ふっ…ひゃああぁぁんっ」
さらに泣きだす蜜柑

「泣くんじゃねぇ!!」

「だってぇぇ、ぶつことないやんかぁぁ〜…うぁ〜ん…」

「何泣いてんだテメェは…」
棗はため息をつくと蜜柑の隣に座った

「ぐすっ…な、棗ぇぇ〜…」
棗に抱きつく蜜柑

「なっ…///」

「な、棗…ティッシュ…持ってへん…?」

「ああ?」

「鼻水…ついてもうた…」

「………………」

ボッ…


蜜柑の髪に火をつける棗
「ぎゃぁぁぁっ」

棗は蜜柑のハンカチを奪うと何処かに行ってしまった

「なっ…棗の阿呆―…」
再び瞳いっぱいに涙をためる蜜柑


蜜柑は近くの木に寄りかかる

「ぐすっ…蛍〜……スゥ……スー…スー…」

泣き疲れたのか寝息をたてる蜜柑

水で濡らしたハンカチを持って再び蜜柑の元へ戻ってくる棗

「…」

木に寄りかかって寝ている蜜柑の隣に座ると濡らしたタオルを蜜柑の目に当てた

蜜柑が棗の肩に寄りかかる

「……んぁ…誰や…?」
蜜柑は目を覚ますが、目にタオルを当てられているため隣に誰がいるのか分からなかった

「…こんな所で寝てんじゃねぇよ…」

「棗…?」

「…で…今井と…喧嘩したのかよ…?」

「………ウチ…もう蛍と一緒にはおれへん…」
蜜柑は棗抱きつくようにまた溢れてくる涙を隠した

「ああ…?」

「蛍はウチの事迷惑やと思ってんねん…親友やと思ってたのはウチだけなのかもしれん…」

「…俺はそうは思わねぇ…」

「な…何でや?」

「勘…」

「勘…て何やそれ!!」

「お前何で今井の事親友だと思ってんだよ…?」

「へ…?…蛍は…少しヒドい所あるけど優しくって、頼りになるし…」

「…お前が一番今井の事分かってんじゃねぇの…?」

「ウチが…一番?」
蜜柑は棗の言葉を確かめるかのように考えこむ

「ウチ…蛍にあやまってくる…」

そう言って立ち上がると急いで蛍の元へ戻って行った


「蛍っ…!!!」

「…戻ってきたのね馬鹿…」

「……うん…」

「…そう。あんまり心配かけさせないで…」
蜜柑の頬をつねる蛍

「蛍ぅ…ごめんなぁぁ…」

「分かったから…汚い顔早く拭きなさい…」

「蛍っ大好きやっVv」

「フフ…」

蛍と蜜柑は顔を見合わせニコッと笑った

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「棗〜〜っ?」
さっきと同じ場所に眠る棗の姿

「…くふふっVv寝とる」
蜜柑は棗の前髪をサラサラと触れる

「ありがとな、棗///」

チュッ…―

蜜柑は頬にキスをすると棗の寝顔をいつまでも見ていた

EN…D?




「…まだ…終わってねぇ」

「な、棗!?起きてたん!?///」

棗は起きあがると蜜柑の首に腕を回す

「よぉ…」

「なっ…///」
腕を回され顔を赤くさせる蜜柑

「解決…したみてぇだな…」

「うん…///」

「…そうかよ」

「棗っ…///」

「あ…?」

「は、離して…///」

「…………やだ」

棗は蜜柑の唇を奪うと蜜柑を押し倒した

「お楽しみはこれからだよな…?Vv」


end





マキ様ぁぁ(泣)

少し遅い更新になっちゃいました(泣)
申し訳ないです…(_ _)

さてっ、如何でしたでしょうかぁ??

今回、かなり棗おいしいかと…(笑)

ああ、もっと文才がほすぃ…(泣)

裏まで書くか迷ったのですが、こんな微妙な終わりかたになっちまいました(笑)

では逃走だわさぁぁ!!!






管理人よりミミちゃんへ

逃走すんなぁぁぁぁ!!(笑)

だだだだだだだだだだだ……

ガシっと捕まえたvV

素敵なお話ありがとうございます♪
もぅ、ウッキウキで飾らせて頂きましたvV
いつもキリ番踏みすぎてごめんね!!(汗)


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