Undivided Heart
まえがき
これからの話は、管理人が妹のように可愛がっている仲良しの友人・皐月ちゃんが書かれた小説を無理を言って置かせて頂きました小説です。
ネタバレを元に書かれました妄想小説です。
ご注意下さい。
読んでもいいという奇特な方だけ↓へお進み下さい。
読みたくない方は、お戻り下さい。
夜のカガリの私室。
この部屋だけが、本当の二人の時を刻める場所だ。
突然服の裾をツンッと引かれた感触にアスランは振り返る。
相手は一人しかいない。
「…どうした?珍しいな?」
「………」
無言で体を擦り寄せて甘えてくるカガリの表情はこちらからは見えない。
―――妙な違和感…
「カガっ…」
「…お前はっ!」
やっと声を発してくれたことには安心したが、違和感は拭えない。
「……何?」
「……うっ…失いたくないもの…って…何?」
「カガリ!?」
アスランはカガリの肩を掴み、顔を見る。……少し強張った表情だ。
「えっ?あ、いや……あはははっ!私おかしいなぁ!?今のは忘れてくれ!腹減っちゃったかなぁ!?夜食でも…っ!!」
アスランは無言で抱き締め、頭を撫でた。
強張った体から少しづつ力が抜けていくのが伝わる。
「……カガリ…」
体を離して、優しくキスをした。
軽いものから激しいものに変わるのに時間はかからず……
「……んっ…はぁ…」
甘い声の中に鳴咽が混じっている。
アスランは動きを止めた。
「……辛いか?無理…させたか?」
カガリはまるでタガが外れたからくり人形のように一生懸命に首を横に振る。
何よりもカガリの泣き顔は辛い…。涙を舐め取り、体を密着させた。
こめかみにも溢れ出るそれが伝う。
抱き締め合った二人は互いの温もりを貪り合った……
アスランは無言でベッドから降りた。
手早く服を着て、静かにベッドに近づく。
カガリはよく眠っているようだ。
慈しむように髪に触れ額に触れ、目、鼻、頬……そして…唇にキスをした。
『失いたくないものは何?』
「……カガリ…だよ…」
誰よりも愛しいから。
こんな愚かな自分に光をくれた、大切な…大切なたった一人の女神。
誰よりも愛しいから。
こんな愚かな自分に光をくれた、大切な…大切なたった一人の女神。
好きだから…愛してるから……だから…
肌身離さず着けていた護り石を外して、カガリの隣に置く。
どうか…彼女を護ってくれますように。
誰よりも強くて、誰よりも儚いこの少女を……
―そして静かに温もりは去った……
カガリはそっと目を開けた。
ゆっくりと起き上がり、虚ろな琥珀の瞳で冷たい扉を見つめ…頬に一筋の線を引いた……
漆黒の宇宙……
前は何も見えなかった。
いや、見ることを拒否しているのか…
手に残るのは柔かな温もり。
優しい香り。
…だが…もう二度と触れることは無いだろう…。
いや、触れることは許されない。
自分が決めた道だから……
虚ろな翡翠の瞳から一筋の線が引かれた……
「…ぅえっ…ふぇっ……アス…ラ…ン…」
いざという時に役に立たない声帯。
呼び止めることが出来てたら…今も優しい温もりをくれただろうか?
残された護り石を握り締めると、大好きな彼の匂いがした。
でも温もりを探しても見つからない……
「…アスラン……寒いよ……一人は……さ…むいよぉ…」
失った温もりは…二度と戻らない……
……どこにいるの?
ねぇ、返事をして?
お前がいなきゃ…
私は私じゃないんだよ……
「ふぅっ…くうっ…カガリ……カガリぃっ!」
無音の宇宙に慟哭は空しくかき消される。
…君がいたから俺は生きれた。
君が光をくれたから。
君がいない俺はいないんだ。
からっぽな俺に、一体何が残るだろう…?
――そう……俺は今…死んだんだ……
冷たい夜に……
二人の真ん中に…
涙が…堕ちた………
Fin
あとがき
えー、今回はこんな機会をもらってしまいましたιありがとう(>_<。)
Undivided Heart…分けられない心ってことで、積もりに積もった憤りを大泣きながら殴り書きしました(殴)
…ネタバレ聞いてから夜はまともに眠れず(睡眠時間約二時間ι)、未だ一口も食事が喉を通りませんιしかもマキおねぇちゃんから送ってもらったカガリ&マリューさんを読んで再び泣いしまい、約10分間動けませんでした…(T_T)
本当にならないで欲しいのは当たり前ですが(とくにザフト行ってからの行動ι)、最後には元鞘に戻って欲しいって切実に思います……っていうか頼むよサン◯イズ!!頼むよ福田監督っ!!{{(>_<)}}
皐月嬢からでした。
'04/10/10
管理人から一言
うぇーん、こんなアスカガを見たくてDESTINYを待っていた訳ではないと思ってます。
ちなみにコレはあくまでネタバレを元に書かれました話ですので、本気に取らないで下さい!!
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