恋のはじまり

Present

いつだって突然にはじまるのが【恋】

気付いた瞬間には深みにハマっている


   ◇◇◇◇◇◇◇◇◇


最初はただ…煩いヤツだ。ってしか思ってなかった。だから、北の森で誘き出された時も


『うるさい ブス』


ってしか言わなかった。
それ以外の感情なんて抱いてなんかいなかったから。
でも、アリスが分かった時、直感した。―――棗に必要なアリス―――だと。

でも……一緒のクラスで過ごす内に目が離せなくなった。どんなにイジメられても、星なしという階級がつけられても、ヘコたれない彼女に。
彼女は気付かないうちに心の中に入り込んできた。


「ルーカぴょんvV」

「わっ…」


色々と考えていたら、本人に声をかけられて大声をあげてしまった。
佐倉は慌てながら


「ご、ごめんっ!!びっくりさせた?」

「と、突然だったから…」

「ごめんなぁ〜で、何しとんの?ルカぴょん」

「えっと…」

「うん?」


まさか、佐倉のコト考えてたなんて、言えないから……


「……雲、見てた」

「くも?……わぁ〜」


蜜柑は空を見上げると、声をあげた。
流架も気になって見上げると美しい七色の橋が弧を描いていた


「………キレイやね」

「………うん…」


にっこり笑う蜜柑の顔が眩しく見えた。
不意にキュッと手を握られ、見ると真っ赤な顔をした彼女が言った。


「一緒に寮まで帰ろう」

「……なんで…手…」

「ルカぴょんと繋ぎたかったんよ」

「………別にいいけど…」


いつも君は心の中をひだまりにさせてくれる。

幸せな気分にさせてくれる。

そんな君が好きなんだ。

いつか、伝えられたらいいな。




END


あとがき

ゆりサマ☆23000番おめでとうございます☆
えーっと、リクエストは【流架蜜柑】でしたので、こんな形になってしまいましだ。
こ、こんなのでよろしかったでしょうか?


しかし、アタシが書く流架蜜柑ってなんでいっつも、流架→蜜柑ばかりなんでしょう?
謎です(ソウカ?)
ってか、短すぎますね…ι

では、こんな期待外れな作品ですみませんでしたm(__)m

キリ番おめでとうございました☆


'04/11/18


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