04
さんざん探した相手は、屋上で眠っていた。
顔に雑誌を乗せ、横になる彼にそっと近寄ると、影が伸びたのか、雑誌をずらした。
「………流架…?」
「……棗……」
起き上がろうとする棗に流架は、いきなり殴りかかった。
―バキッ!!
「…てめぇっ!!何すんだっ!!」
「……目ぇ、覚めた?」
いきなり殴られ怒りで見上げるも、冷たい瞳に皮肉った顔をする流架に棗は、困惑した。
その瞬間、ぐいっと流架は棗の胸ぐらを掴み、壁に押しやった。
「棗は…俺をバカにしてるよな?いつも見下してるだろ?」
「…流架…?なに言って…」
「俺が幸せとか楽しければいいとか言って…それで佐倉のコトとか遠慮して……」
「俺はそんなっ……」
ギリリと胸ぐらが絞め上げられる。
「俺に…ゆずってばかりで……バカにするなよっ!!」
―バキッ!!
「流架っっ!!!!」
また殴られ、棗の紅の瞳が燃え上がる。が
「…っ佐倉は!!お前のコトが好きなんだっ!!……だから…俺は…棗に勝ちたかったんだ…。気持ちを知っていて…佐倉を手に入れたかったんだ…」
「――っ……流架…」
流架の言葉に棗は、何も言えなくなった。
流架は、スッと棗の瞳を真正面から捉えると
「……棗は…もう佐倉のコトどうでもいいの?このまま、また違う誰かに奪られても……また見てるだけ?
だったら…棗がそんなだったら…俺は無理矢理でもまた手に入れるよ?俺はまだ…佐倉のコト好きだし……」
「―ふざけんなっ!!俺の気持ちも知らないくせにっ!!」
「知らないよっ!!…遠慮ばかりする気持ちなんて…」
「………流架…?」
「俺だって…棗にはもっと幸せになって貰いたいんだっ!!…だから……遠慮なんて…俺のコトなんて気にするなよ…」
「……………」
「…また…佐倉が誰かのモノになってもいいの?」
「…イヤダ…俺は…アイツが……好きだ…」
「だったら…佐倉に言ってやれよ…」
「カンタンに言うなよ…」
棗がフッと投げやりになる
(今更、言えるものか…俺は最低だから…)
流架の手がそっと離れた。
「…棗さえ…素直になればいいんだよ」
「………流架…」
「行けよ……佐倉は待ってるから…誤解解いてこいよ…」
「………サンキュ…」
棗は、走りだし屋上から出ていった。
早く…早く…君に会って 謝りたい。
そして…言いたいコトが…伝えたいコトがあるんだ。
To be Continued
あとがき
短い上に、なんか笑うしかない《ACT.4》でした。
放課後の屋上で、女のコトで殴りあいだなんて…何年前のベタな青春モノですかっ!?Σ( ̄◇ ̄)
この後は夕日に向かって走るのかぁぁ!?ってそんな訳ないじゃん!!○○ちゃん!!(笑)
もう書いてて滑稽でした。あ〜〜おっかしい(≧д≦)アハハハハ
しかし、この話でパーマのコト思い切りスルーしてますね。
まぁ、棗にとっては重要なのは蜜柑だったってコトです。
パーマぁぁぁ(TдT)ごめんよぉぉぉ!!
でも、ラスト一応考えてるからねぇ〜!!
はい、いよいよ次でラストです。
まぁ、想像出来るでしょう♪タイトルどおりです。
ありがとうございましたvV
'04/12/13