02
「なんやねん!!アンタ!!ニタニタ笑いよって」
「……うるせぇな、バカ見てて面白いと思っただけだ、ブス」
「だっ誰がブスやっ!!ウチは美少女っつー設定や!!」
「………誰がだよ。まぁ、いい。女王の庭で、ゲームがある」
棗ネコは、あくびをしながら蜜柑に教えてやると、気を取り直したのか蜜柑は尋ねた。
「その庭はどこにあんねん?」
「…さぁな、どっかにあるだろ?じゃあな、バカ」
またまたイヤな笑いをして、黒猫は消えてしまいました。
「こらーっ!!ちゃんと教えんかい!!イヤミネコ―っ!!それにウチはバカやないっ!!」
ぷんぷんと怒りながら森を出ると、木陰のテーブルで帽子屋と三月ウサギがお茶を飲んでました。
「…はぁ、何が悲しくて野郎と茶飲まなきゃならねーんだか…」
「うるせぇな、これだからおっさんは…」
「てめぇ、この素敵なナイス☆ガイに向かっておっさんとはなんだ?おっさんとは?」
「言葉の通りだろうが」
なにやら楽しくお茶を飲んでいるところへ、蜜柑はあいさつをしました。
「こんにちわ。女王様の庭はどの道を行けばいいんですか?」
すると帽子屋は言いました。
「やぁ、可愛いね♪名前は?」
「ウチは…蜜柑いいます」
「蜜柑ちゃんかぁ…可愛い名前だね☆まず、座るといいよ」
ニコニコ笑う帽子屋に蜜柑は、少し狼狽えながらも椅子に座るように勧められ腰を掛けました。
そして、三月ウサギからはお茶を受け取りました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
カチャカチャと飲みおわる度にお茶が追加され、蜜柑は困り出しました。
(…いったい、いつ終わるんやろ…?)
「なぁ?いつお茶が終わるん?」
「いやね、時計が止まっちゃってね。ずっとお茶の時間なんだよ」
蜜柑は、呆れてしまいカップを置くと仕方なくまた歩きだしました。
「えぇ〜?蜜柑ちゃんもう行っちゃうの〜」
「用事があるんだろ。またな蜜柑」
手を振り二人にバイバイし、再び歩いていくと木の根元にドアがあります。
中に入ると、そこは小さなドアがある、あの細長い部屋でした。
「そうや!!今度こそキレイな庭に行ってみよう!」
蜜柑は右手のキノコを噛って、どんどん小さくなりました。
ドアを出るとそこは女王の庭でした。
3人のトランプの植木屋が、白い薔薇の花に、せっせと赤いペンキを塗っています。蜜柑はびっくりして尋ねました。
「せっかくキレイな白い花なのに…なんで赤く塗ってんの?」
「仕方ないよ。我儘な女王が、花は赤と決めたんだから」
そんな事を言っていると、不思議なパレードがやって来ました。
眼鏡を掛けたやさしそうな王様と見目麗しい女王、家来たちです。家来は全部トランプでした。
「…あら、まだ白い花があるのね。植木屋を牢屋に入れて」
女王は、静かな声で命令します。
「ほ、蛍女王…」
王様は何もそこまで…と思いました。がその前に蜜柑が
「助けてやるな?」
と言って、植木屋を植木鉢の中に隠してあげました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
やがてゲームが始まりました。生きているハリネズミをフラミンゴのバッドで打つのです。
みんな大騒ぎでハリネズミを取り合うので、女王は静かに怒っていました。
「動物愛護はっ!?」
蜜柑はツッコミたくなりました。が、女王は蜜柑を見ると
「よく見なさいよ。本物そっくりに作ったメカよ。外聞の悪い事言わないで欲しいわね」
「…す、すいません…」
なんで自分が謝らなくてはならないのかと思っていると、空に黒猫が現れました。
「っとに、てめぇはバカだな」
「なんやて――!!」
棗ネコが蜜柑をバカにしていた時、あの流架ウサギが叫びました。
「裁判が始まるぞ―!!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
お城の広間にハートを醸し出す男――ナルが縛られています。
流架ウサギが言いました。
「女王のパイを盗み食いしたのはナルか?」
「ひっどいなぁ〜!!僕が盗み食いなんて、するわけないじゃん」
縛られても尚、陽気に笑う鳴海にカチンっときたのか女王は
(………罪状なしでもすスマキにして城から吊るしてもいいかしら…シバキ倒したいわ…)
そんな事を思いながら、女王は食べられたパイがナポレオンパイだと知ると
「佐倉、答えて」
うさぎ流架が確認の為、アリスに質問しているにも関わらず判決を出そうとしたが
「へっ?ウチ、そんなん知ら……えっ?」
蜜柑が答えようとした時、体はむくむくと大きくなっていきます。
それでも女王は冷静に
「…ナルは牢屋行き。アンタは…誰か縛ってちょうだい」
蜜柑は、なぜ縛られなくてはいけないのかと思い
「ウチの方が大きいねん。女王なんて恐くないわ、只のトランプやろ!!」
すると、トランプが蜜柑目がけて一斉に襲って来ます。
「う、うそやぁぁぁあ〜」
そこで蜜柑は飛び起きました。
「ゆ、夢やったん…?」
そこへ、友人の蛍達がやって来ました。
「…いつまで寝てるのよ、ボケ蜜柑」
「…何も殴らなくても」
「………ほっとけよ、流架」
蜜柑は、蛍、流架、棗を見るとヒィィッと変な声を上げたのでした。
END
あとがき
書いちゃった…パラレル。
でも、今回短かったね話的に。
恋愛要素がないから、誰とも絡まないこと。絡まないこと。
結構、さっぱりした内容な感じが…それ以前に中身ないし、キャラ生かされてないし…ι
こんなん読んで下さって本当に感謝ですm(__)m
▼配役〜vV
■アリス……………蜜柑
■白ウサギ…………流架
■チシャネコ…………棗
■女王…………………蛍
■王………………委員長
■罪人………………鳴海
■イモムシ……………岬
■イカレ帽子屋………殿
■三月ウサギ…………翼
■姉…………………美咲
■お花達…………スミレ
…………野乃子
…………アンナ
■植木屋…………心読み
………キツネ目
ナルなんて、しゃべってないよ…ι
配役失敗したかな?
'05/05/31