言の葉

GAKUEN ALICE

あの日の答えを

この花を贈るかわりに

聴かせて欲しい




ずっと気になっていた

あのクリスマスでの告白

答えを聞かせて…





もうすぐ1月1日午前0時


『MIKAN SAKURA』


というプレートの部屋の前に黒髪の少年の姿があった。
小さくノックをするも反応がなく、そぉっとドアノブを回すとカチャリとドアが開いた。


「……………不用心」


ボソリと呟くも堂々とそのままその部屋に入っていく。

中に入ると6畳一間の部屋
普段自分が使用している部屋とは、かなり狭くすぐに目的の人物を捉えた。

ベッドに寝ている彼女に近づくと、スースーと可愛らしい寝息をたてていた。
いつものツインテールはなく、二つに三つ編みにされている髪を掴み、口唇をよせた。


「……んっ…」


少し髪の毛が引っ張られたのか、身じろぎをしその目蓋がゆっくりと開いた。


「…ん…むにゅう〜?なつめ…?」

「……よう」

「なして〜アンタが…ここに…ぉるん〜」


目蓋を擦り、目を開けようとしているのだろうが、寝呆けているのかあの大きな茶金の瞳が見られない。
棗は腕時計を見、時間を確認すると、蜜柑のベッドに赤い花束を置いた。


「HAPPY BIRTHDAY MIKAN」




ガサリという音と、棗の言葉に蜜柑は一気に目を開かせた。


「…へっ?」


手元に置かれた花は、紅い薔薇
蜜柑は、びっくりしながら薔薇と棗を交互に見た。
少し照れているのだろうか、いつもより顔が赤い棗だが、部屋が薄暗く見られなかった。
渡された花を持ち、香りを嗅ぐと蜜柑はとびきり嬉しそうに微笑んだ。


「嬉しいっ…誕生日に花貰うのが夢やったん…」

「…………おい…」

「なに?―――っ!!」


声を掛けられ、振り向くと真っすぐに見つめる紅い瞳


「………花の意味…分かるよな?返事は…?」

「返事……」


もちろん蜜柑とて、紅い薔薇の意味は分かる。
それより少し前のクリスマスに告白をされていたのだから…


「…あっ……えと…その……」


真っ赤になるのが自分でも分かるくらい、頬が熱い。
紅の瞳が…
眼差しが…
一層、鼓動を速める。


きっと答えは分かるだろうに。
それでも答えを待つ彼に少しだけヒドイと思った。


「……意地悪や…」


棗とてバカではない。
こんなに真っ赤になる蜜柑の姿をみて
次にくる言葉くらい…分かる。
だが、出来るならばきちんと言ってもらいたい。


「…てめぇの方が意地悪い。クリスマスの後、無視しやがって…早く言え…」

「…ぐっ……ウチは…棗が………好き」


消え入るような言葉で答えると、俯いてしまった。
棗は、その言葉に嬉しくて、幸せになる。
蜜柑を抱きよせると、二人は見つめあい、口唇を重ねた。




君の口から答えを聞かせて

それは言葉に宿る霊力

それは幸せにさせてくれる力




HAPPY BIRTHDAY MIKAN

HAPPY NEW YEAR



END




あとがき

………なんの話だかさっぱり分からなくなりました( ̄□ ̄;)!!
えーっと…蜜柑の誕生日話なのに、棗がメイン?
っなんじゃそらっ!!!?
Σ( ̄◇ ̄)

はい、この話は『Sweet X'mas』とリンクしてます。
コンセプトは
『甘いキス』
『紅い花束』
です。
なんか、ラブラブさを醸し出したく尚且つロマンティックにさせたかったから…(意味不明)
ロマンティック週間だったし(爆)

しかし、この棗べつじーん!!誰だ!?貴様っ!!って感じ(笑)
ちなみに花束はきちんと年の数だけあります(花輪くんのようだ/笑)


では、お目汚し作品ですがありがとうございましたm(__)m



'05/1/1


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