ハートに火をつけて
どうしよう…
掴まってしまった…
あの紅い瞳に…
出会いは最悪
印象なんてもっと悪い
この世の誰よりも嫌いなはずだった
でも…掴まってしまった。
見つめられる度に
身体が熱くなる
鼓動が早くなる
そんなに見ないで…
恥ずかしいから…
でも
他の子はもっと見ないで
嫉妬してしまう。
我儘なんだろうか?
がやがやとした教室内。クラスの中心である棗と流架のまわりには、今日も取り巻きやファンが囲んでいた。
「…相変わらず、あの人込みはすごいわね」
「へっ?あぁ……棗たちの事?」
「そ。この暑苦しいのにうざいったらありゃしないわ…」
なら見なければいいのだが、イヤでも視界に入って来てしまう人込みに蛍はイライラし、蜜柑はというとなぜかホッとしていた。
休み時間の間だけは、あの紅い瞳から逃れられるのだ。
中等部に上がっても何の因果なのか、隣の席は棗のままで…そこまでは、別に構わないのだが。最近、授業中に彼はジッと蜜柑を見ているのだ。
何度、「なんか用?」と見つめてくる棗に理由を糾しても「…別に」としか返事が返ってこなかった。
始めのうちは、あまり気にしてはいなかったが…それはだんだんと恥ずかしさに変わり、見つめてくる視線に硬直するくらい緊張が走った。
あの紅い瞳は、鋭くて。心まで読まれているような錯覚に陥ってしまう。
それは、いつしか『意識』へと変わり、蜜柑の心を奪っていく。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
キーンコーンカーンコーン…
始業の鐘がなり、取り巻きやファンがいなくなる席へと蜜柑は戻った。
また始まる、見つめられる時間
カツカツ…と黒板に書かれていく文字を必死にノートに写しながら、感じる視線。気にしちゃダメだと、言い聞かせても意識したらもう普通では、いられず…かぁぁぁぁ〜っと真っ赤になってしまい、持っていたシャープペンを落としてしまった。
カターン…と落ちたシャープペンを拾おうとするが、運悪く棗の方へと転がっていく。
仕方なしに、今日初めて会話をしようとしたら
「…っ棗、悪いんやけど取ってくれへん?」
「……………」
「なぁ、棗って―――えっ?」
全く返事がないから、顔を上げるなりグイッと腕を引っ張られていた。
「…保健室行ってくる」
教師へと言ったのかボソリと呟き、蜜柑を連れて教室から出ていった。
ずるずると引きずられ、人気のない階段まで来ると、突然―だんっ!!と壁に押しつけられた。
「いっ…たぁ…って、何すんねん!!」
打った頭を擦りながら、棗を見ると真摯な眼差しが自分を見ていた。
―どきんっと鼓動が跳ね、慌てて瞳を逸らすと両頬を捉まえられ
「なに、目ぇ逸らしてんだ…てめぇ」
とやや怒りの籠もった口調だった。
「べっ…別にそんなこと――」
「ねぇとは言わせねぇぞ」
捉まえられた頬が…恥ずかしさでだんだんと熱くなる。
なんて言ったらいいのか…蜜柑は分からなくて目を泳がせるしかなかった。
「……なんとか言え、ブス」
その言葉についつい反応してしまった。
「ブ、ブスとはなんじゃい!!さ、最近アンタがウチを見てるからやろっ!!誰のせいやと思って…」
蜜柑は言ってしまった後で、ハッとした。
(…これじゃあ、ウチ…自意識過剰みたいやないかぁぁぁ〜)
そんな事を思っていると、ふと頬に触れていた手の力が弱まった。
「…気付いてたのかよ」
「へっ?」
「当たり。てめぇを見てたぜ」
淡々と話す棗に蜜柑は訳分からず
「はぁっ!?な、何言うて…」
しかし、己を真っ赤にさせるには十分すぎる言葉だった。もともと真っ赤だったのにますます朱色へと変化する。それを見て愉しいのか棗の瞳が和らいでいく。
サラリとした髪を掴まれ、弄ぶように口唇へともっていく。
「〜〜〜っ!!!!!?」
「………ゆでだこみてぇ」
ボソリと呟いたそれは蜜柑には聞こえず、パクパクと口を開いていた。
「だっ…誰のせいでっ…」
「俺のせいだろ?み・か・ん?」
髪を括っていたリボンをシュルリと解かれ、さらさらと髪が落ちていく。
棗は、弄んでいた髪の先端を口付けしながら上目遣いで蜜柑を見た。
それはもう『ゆでだこ』以上の真っ赤であり、意識しているのが分かりやすくて、棗の心を悦ばせた。
恥ずかしくて…
見ないようにしていたのに…
ほんの少しの眼差しが
何もかも己を捉えていく
蜜柑は真っ赤になりながら、自分ではもう抑制出来ない感情が動いているのに気付いた。
あぁっ…
もう…捕まってしまった。
その真紅の瞳は心を燃やしていく
もう…誰も…
棗以外の人が…
ウチの心を奪う事は出来ない
棗が燃やしてしまった…
もう逃げる事が出来ない
ウチはもう
棗に掴まってしまった
棗はにやりと笑うと
「……俺から逃げられると思うなよ」
と囁いた。
END
あとがき
訳分からん。
ナニガカキタカッタノデスカ?
と自身に問い掛けても分かりません。って感じです。
もう、アホですね、この管理人(Σ自分やん!!)
久々の小説がこんな駄文…
いや、常に駄文ですが…
もう笑っとけ…
アハハハハハハハハ…
はい、こんなん読んで下さってありがとうございましたm(__)m
お時間の…パケ代を無駄にさせてしまって申し訳ございません!!
ありがとうございました!!
こんなんでよかったら相互サイト様にてフリー小説にさせて頂きます。
'05/09/04