雲の向こうの天

GAKUEN ALICE

「あ―…雨止まへん…」

窓の外のザーザーと降る雨を見ながら、蜜柑はボソリと呟いた。
ソファに座りながら雑誌を見ていた棗は、そんな呟きに耳を傾けながらもまたペラリとページをめくった。

「…やっぱ、晴れないんやろか…」

棗は、雑誌をパタンと閉じると窓際にいる蜜柑に向かっていった。

「さっきから、何言ってんだよ」

蜜柑は、ちらりと棗を見るもすぐに窓の外の雨を眺めながら

「ん―、雨止まないかなぁ〜って思うて…」

「だから、それがなんだってんだ」

蜜柑はくるりと棗の方を見ると

「せやかてっ!!今日は七夕やろ、雨降ってたら彦星と乙姫逢えへんやん!!」

一気にまくしたてる蜜柑を見て、棗は呆れた顔をした。

「……アホか?んな事どーだっていいじゃねぇか」

「あ、アホっ!?んな事!?何言うてんのやっ!!せっかく1年に逢える日だっていうのに雨降ったら逢えへんやでっ!!そんなの可哀相やないかっ!!」

その発言に蜜柑はがばっと、棗に近づいた。棗は、はぁ〜とため息をつくと

「別にそんなの関係ねーだろ。雨とかなんて」

「だって、雨降ったら川渡れへんやん。」

蜜柑はきょとんとしながら、棗に尋ねると

「雲の上は晴れてんだから、雨なんて関係ないって言ってるんだ。バカだな、てめぇは」

「あっ……そうやな…」

蜜柑は、棗の言葉にハッとしたように納得した。そして、ホッとしたように顔に笑みがこぼれると棗はなんだかおもしろくなった。
そして―――…


「…大体、2人で逢うなら誰にも見られねぇ方が色々出来るだろ」

「なんか、ロマンチックやないなぁ〜…大体、色々って……」

そこまで言って蜜柑は何となくいやーな予感がしたのだが、時既に遅し。
棗の手が蜜柑の腰をしっかりと捉まえていたのだった。

「…教えてやろうか?み・か・ん」

ニヤりと笑うその顔は、パーマ辺りが見たら失神してしまうのではないかというような極上な笑み、で今の蜜柑にとっては最悪な笑みだった。
いや、結構です。と言いたいが断ったら断わったで果てしない恐怖があった。
ゆっくりと棗の手が蜜柑の頬に触れ、親指がつぅーって口唇をなぞっていく。
近づいてくる端正な顔に蜜柑は真っ赤になりながら硬直していた。
口唇にフッと息がかかり早鐘のようにドキドキする心臓が聞こえるんじゃないかと思う間もなく、熱い口付けをされた。

息を吐くのがやっとな激しく甘いキスをされ、離れた時はくったりと酸欠のように頭がぼーっとしていた。
がこれで終わる事もなく、棗は蜜柑を抱えるとベッドに移動した。








しばらくすると激しく降っていた雨は、少し弱まったがそれでも雨はあがる事はなかった。
だが、雨を降らせる雲の上は晴れ渡り満天の星空だった。





END


*あとがきのような言い訳*

こんばんは、マキです。
なんだか、久々で大変申し訳ございません。
本日は七夕だということを先程知り(笑)前々からあったネタを一気に書いてみました。
もう書いている内に小説ってどう書くんだっけ?というくらいのむしろこんなのが皆様に読ませてしまっていいのか!?と思う次第でございます。駄文が出来上がってしまいました。
なんだか、リハビリが必要なんじゃないかとハラハラしてしまう位の駄作となりました。
なんだか蜜柑も棗も誰だよ、これ?と思うくらいの別人さんですので、もう書くな。という天からの忠告なんでしょうか?(;^_^A

っつか、七夕関係ねーじゃん。


このようなモノを読んで下さり、ありがとうございました。
ちなみに今日はガンガンに晴れてます(笑)

2006/7/7
メルマガ*LOVE UNLIMITED*

サイトUP:2006/7/15
サイトUPに伴い急遽タイトルを付けましたが、変ですね(苦笑)


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