いつも君を見ていた
いつも 見ていた。とても 眩しい君を…
キーンコーンカーンコーン…♪
授業の終わりを告げる鐘がなる。
「じゃあ、今日はここまで。ちゃんと予習しておいてね〜vV」
そうナルが話すと、教材を片付け出ていった。
ガタンっ!!
「ほーたーるぅ〜♪」
隣の隣の席
佐倉が立ち上がり、今井の席へ駆けていく。
最近、どうかしている。
気が付けばいつも佐倉を気にして…瞳がその姿を追っている。
あの忙しい位に煩い声もみんなと話すときにでてくる色々な表情。そして、屈託ない笑顔。
その姿に魅きつけられ いつも見ていた。
だから気付いてしまった。
隣に座る親友も佐倉を見ている事を…
そして…佐倉も棗を見ている事を
ねぇ?
棗も佐倉の事が気になるの?
ねぇ?
佐倉も棗の事が気になるの?
でも、互いが互いを意識している事にまだ気付いてないみたいだ…。
「ねぇ、棗…」
「なんだ、流架?」
「佐倉って見てると楽しいよね…」
「………煩いだけだろ」
そんな事言いつつ…その瞳は優しくなっている事に気付いてないよね?
「ねぇ、佐倉」
「なぁに?流架ぴょん」
「棗の事……どう思う?」
「えっ?棗…意地悪やし、セクハラ魔やし、痴漢男!!…………でも優しいトコもあるみたいやな…////」
そう話す彼女の頬が染まる。
…………そっか…
ツキンと心に小さな針が刺さる。
こんなにそばにいるのに
君は違う恋に魅かれいた
オレは足を竦める事しか出来なかった。
諦められたら…
どんなにいいんだろう
でも……
好きなら好きでも いいのかな…?
気付かないフリをして 甘えてもいいのかな?
優しすぎる心の裏側に 後ろめたさを感じつつも
今日も佐倉のそばにいる。
悔しいけれど…
佐倉の心は棗のもの
オレの心は佐倉のもの
それでも あの眩しい笑顔を見るたび
幸せも楽しさも 運ばれてくる。
だから…そばにいて
見ていたい…
もう少しだけ…
君たちが自分の気持ちに気付くまで……
END
--------------------------------------------------------------------------------
あとがき
はい、流架ぴょん片思い独白でした〜。
ごめんね!!流架ぴょん!!
いつもいつもいーっつも片思い設定でなんか、書いててだんだん訳の分からない話になってしまいました…
当初の予定は流架→蜜柑→棗の一方通行にしよう思っていたのに流架→蜜柑⇔棗になってしまった!!
これが自分に文才がないトコ。
流架ぴょん、いい人ぶってやや卑怯だし…ι
まっ、こんなもんかな?
恋愛ってね。
お目汚し作品ですが、読んで下さってありがとうございましたm(__)m
'04/12/30