プレゼント
能力別授業が終わり、寮に戻ろうとした蜜柑に殿が声を掛けてきた。
「チービちゃんvV」
「あ…殿センパイ♪」
殿は蜜柑をひょいっと抱っこすると、蜜柑は嬉しそうににっこり笑った。殿はにっこり笑いかえすが、ややため息がちに
「チビちゃん、あの日向棗と付き合い始めたんだって?」
「へっ!?な、なんで知っとるん!?」
「ん――v風のたよりでvV」
そう最近、棗と蜜柑は互いに気持ちを伝え合い、両思いになり、いわゆる『お付き合い』を始めたのだ。
棗の学園内での有名さは、皆が知っている事であり、蜜柑も以外に知られている。
「……はぁ〜」
「まっ、それでそーんな君たちに俺からプレゼントがあるんだよ☆」
「え――、ホンマぁ〜v」
「うんvただし、棗に渡してね♪チビちゃんは棗がいいよ、って言ったら見せてもらって」
そう言うと、殿はむらさき色の袋に入ったモノを渡してきた。蜜柑は不思議そうに
「棗に渡せばいいん?いったい何?」
「ん〜、それは後のお楽しみvVじゃーね☆」
「は―――い………いったい何やろ?」
『?』マークを頭の上にのせながら、蜜柑は寮に戻り私服に着替えると、殿からもらったモノを持ち、棗の部屋へと向かった。
―コンコン
「棗?おる?ウチやけど…」
ノックをして、声をかけるとすぐに中から棗が出てきた。
「…どうした、蜜柑」
「あ、部屋…入ってもええ?」
「? ああ…」
―パタン
とドアが閉じると、棗はふかふかのソファに座る。蜜柑は、早く中身が知りたくて紙袋を棗に渡した。
「? なんだこれ?」
「殿センパイがくれたんよ。ウチと棗にやって…ただ棗が開けるようにって…」
「あのじじぃが……?」
怪訝そうに紙袋を見て、中身の小さな包みを取り出した。ガサガサと包装紙を破くの中のモノに棗はギョッとした。
「何?何やのっ!?」
気になるのか蜜柑は、瞳をキラキラさせている。
「………あんのじじぃ……」
「何やのぉ〜〜?見せてぇぇ〜棗ぇぇ〜〜」
「!!!! てめぇは見るな!!」
「むぅぅぅぅ〜〜〜」
蜜柑は、頬を膨らますが棗は無視し、取り上げて鍵付きの引き出しにしまい込んだ。
「う―――…何やの?お菓子とかじゃあらへんの?」
「全然違う、ボケ」
「ボケとか言うな!!……あっ…あ―――っ!!ウチっ蛍と約束してたんやっ!!!!ひぃ〜〜蛍に怒られるぅぅ」
お仕置きが恐いのか、蜜柑は慌てて部屋から出て行こうとした。
「……てめぇは何しに来たんだよ…」
「それ渡しに来たんよ!!今度見せてなっ!!じゃっ!!」
慌ただしく出ていく蜜柑を見ながら、棗は手を振った。一気に部屋が静かになると、棗はふぅ〜〜とため息を吐き、引き出しから殿からのプレゼントを取り出す。
「……あんにゃろぅ…何考えてんだ…」
そう中身といえば、避妊具――2箱だった。なかに手紙もあり、取り出した。
『クソガキへ
チビちゃんとやる時はくれぐれも妊娠なんかさせんなよ〜!!
素敵でカッコいい先輩より』
ぐしゃり!!
持っていた手紙を握り
ボッ!!
と勢いよく手紙を灰にした。
…誰がクソガキだっつーの!!
クソジジィ!!!!
この頂きモノを使うのはもう少し大人になってから……。
END
あとがき
ハイ、予告通りの殿絡みなつみかんでした〜。
まぁ、出てくる小道具の事ですが…アタシの実話から書きました。
アタシの場合は、母親からもらいました。
もらった時は、驚きましたが笑いました(爆)
彼氏なんて焦ってましたよ。(タノシクツカイマシタケドネ)
小学生設定なので、使わないで終わりましたvV
使われても困りモノですが…ι
種サイトでもこのネタ使ってたりしますが、楽しんで頂けたらと思います♪
あっ、不愉快になった方には申し訳ないです、こんな話が日常茶飯事なんで、こっちは楽しいんですよ(爆)
'04/12/12