災いを呼ぶモノ
「ねぇ、蛍?今度は何作ってるん?」
研究室の机で、蛍が何かボコボコ音を立てている液体のビーカーを見て、蜜柑は不思議かつ興味津々に親友に問い掛けた。が、彼女は
「新しい商売道具よ…フフ…」
その笑みは怪しいが、蜜柑は構わずに彼女の持っている液体を見て
「ふーん…でもそれ、なんかキレーなピンク色…みたいな薄紫色やな♪」
蜜柑の独り言のような言葉を聞きながらも、蛍は作業に没頭していた。そして
「出来た……作品No.xx フェロモンパフューム…別名:ナルエキスよ」
「出来たん?って…フェ……?ナルエキス?なんなん、それ?」
蛍の言葉に?マークがたくさんでている蜜柑だが、蛍は淡々と
「この香水を自分につけると相手を虜にし、意のままに操れるのよ」
「……なんか、それって鳴海先生のアリスやな」
「だから、言ってるじゃない。略して『ナル汁』よ、ナルに協力してもらって作ったから確かなはずよ」
「え?ドコが略されてん?」
「…蜜柑……そんなコトいちいち気にしてたら、ココではやっていけないわ…」
「ウチは蛍にツッコんだんや!!」
蜜柑は説明を聞き、ツッコミをいれながらも感心し、瞳は小瓶に入ったピンク色の液体を見ていた。
(…とりこにして意のままにあやつれる……)
そんなコトを思い、自分ならいつもイヤな目に合わされている棗を意のままに操ってやると考えていた。そこに蛍が口を開き
「使いたいの?蜜柑」
「へっ?い、いや…別にウチ、そんなん使う相手おらんし……」
たはは〜とごまかし笑いをするも、親友の蛍にはバレバレである。ふぅとため息をつかれ
「いいわよ、少しだけならあげるわ(…実験にもなるし……くすっ)」
「ホンマっ!?……じゃあ…少しだけ…」
蜜柑がやや瞳を輝かせて言うと、蛍は小さなアトマイザーに一滴入れ渡した。
「…言っておくけど、あまり調子に乗らないようにね、蜜柑」
「大丈夫、平気や☆ありがとな、蛍」
蜜柑はうれしそうに受け取ると、研究室から出ていった。
外にでた蜜柑は、これで棗に言うことを聞かせようと考えていた。しかし、その考えは既に間違っているというコトを蜜柑は気付いていない。だが、シュッと香水を少々ふりかけると、意気揚々と棗を探した。
いつも彼が行く昼寝場所を目指し、足を運ぶと案の定棗が足を組み、横になっていた。
(くふふっ♪これで棗を言うこと聞かせたる☆)
そう思い、近づくとガサリと草を踏む音がして、棗が目を覚まし起き上がった。が
「……なんだ、てめぇかよ」
と蜜柑の姿を見て、再び横になろうとした。
「なんだとはなんじゃい!!」
憤慨する蜜柑だが、次の瞬間棗の様子が変わった。
「はぁ…何か用……かよ…?」
真っ赤になる棗をみて、蜜柑はニヤリと笑うが―ぐいっと引っ張られ、視界が急転すると目の前には棗の顔があった。
「へっ?」
きょとんとする蜜柑だが、自分がなぜか草むらに押し倒されてるのはわかった。
「なっ、ななな何すんねんっ!?」
「うるせぇ、ボケ!!」
目の前の棗は、顔を赤くしていたが、なぜか息が荒かった。
「…てめぇ、何かつけてんのか?」
「えっ…あの……」
たどたどしく焦る蜜柑だが、今の棗には逆効果らしく
「…なんか、分かんねぇけど止まんねぇから…」
「か、から…?」
「頂くぞ」
「はぁっ!?…って何を――――!!!?」
口を開く前にあっという間に口唇を塞がれてしまった。甘美な感覚の中で蜜柑は
(ほ、蛍のドアホー!!違うやないかーーー!?)
て叫んでいた。その後、彼女らがどうなったのかはご想像にお任せ致しますvV
「だから、使い方を間違えるなって言ったのよ。棗が相手ならこうなるとわかっていたわ…by 蛍」
END
〜おまけ〜
ナル汁の作り方
・ナル
・バカン砲
・秘密道具
バカン砲でナルを射ち、気絶したトコロを研究室へと運び、ナルから出る『ヒトフェロモン』を抽出
研究・実験を重ね、『ヒトフェロモン』配合香水の出来上がり
※ご使用の際には注意書き、用法・用量をお守りの上お使い下さい。
相手によっては、襲われる危険性がございますので、ご注意下さい。
※汁とは汗から出来ています。
決してナルから出た変な液ではございません!!(殴)
おわり
あとがき
またもやお遊び作品になってしまいました(笑)
いや、実在するらしいですよ?フェロモンエキス?
なにかモテモテになれるらしいです(爆)
しかし、今回の見せ所はやはり『ナル汁』でしょう♪
友人と電話でネタ出しした際に、ナル汁で大爆笑でした。
汁って…って感じでした(;^_^A
最後は蜜柑、何げに襲われてしまいましたねι
やはり、棗は虜になっても襲うかと思ってこうなりました♪蜜柑には悪いけど……。
これも下ネタかな?汁あたりが(殴)
汁は汁でも汗ですからね!!(爆)
ではでは、お目汚し作品でしたが、読んで下さってありがとうございましたm(__)m
'05/1/8