そんな君が好き

GAKUEN ALICE

季節は夏。
冷暖房完備の寮を出て、蜜柑は蛍や委員長とセントラルタウンへ遊びに来ていた。


「あーつーいー…」


バカンっ!!


「うるさいわねぇ…黙って歩きなさいよ、蜜柑」

「ほ、蛍ちゃん…蜜柑ちゃん聞こえてないんじゃ…ι」


騒いでる蜜柑に蛍は、いつものようにバカン砲で打つも、蜜柑は頭を抱えてひれ伏していた。


「〜〜っ痛……蛍っ!!痛いやないけっ!!バカン砲で打つやなんて!!」

「暑苦しい…よるな!!」

「蛍ちゃん…蜜柑ちゃん…」


委員長は、蜜柑にまぁまぁと制するといいことを思いついたのか


「そうだ!!二人とも、そこで待ってて!!」

「へっ?委員長…?」


急に走りだした。


「ふぅ…まぁ、待ってましょ」

「そやね…」


蛍がそう言うと、二人は日陰のある場所に移動し、委員長が戻るのを待った。しばらくすると、委員長が袋を持ち駆けてきた。


「…はぁ…はぁ…ごめん待たせて…」

「うぅん、平気や。それより委員長ドコ行ってきたん?」


蜜柑は不思議そうに覗き込むと、ガサリと目の前にカップアイスを差し出された。


「はい、蜜柑ちゃん。溶けない内に食べて…はい、蛍ちゃんも…」

「あら、ありがと。委員長」

「わぁ〜アイスやっ!!ありがとぉなvV委員長」

「うぅん、今日は暑いからね」


そう言うと、三人はベンチに座りアイスを食べていたが、あっという間に食べおわった。が蜜柑は物足りないのか


「うぅ〜あっという間に無くなってしもうた…」

「えっ…じゃあ、また買ってこようか?蜜柑ちゃん」

「委員長、甘やかすことないわ…」

「そうや、委員長。自分で買って来るから、待っててなぁ♪」


ぱたぱたと走りだしていき、近くのワゴンアイスにいった。
やがて、戻ってくるとニコニコしながら袋からアイスバーをだし舐めはじめた。


「やっぱ、暑い日にはアイスやね♪」


そんなことを言ってると


「あっ…佐倉たち…」

「………………」


と流架と棗


「おっ、チビじゃん」

「あ、ホントだ」


翼と美咲、そして


「チビちゃーんvV」


怪しいハートを振りまきながら特力代表・殿内が前を通りかかった。


「「「「「「「………ん?」」」」」」」


ふと顔をあげると、みんなが立っていた。


「あれ?みんなお揃いでどうしたん?」


蜜柑がアイスを舐めながら話かけると


「……別に通りかかっただけだ、ボケ」

「…棗……」

「オレたちも通りかかっただけだぜ、な、美咲」

「あぁ、しかし今日はあちーよな…」


「殿センパイは?」


蜜柑がみんなの話しを聞き、傍らの殿を見上げるとあっという間に抱っこされ


「オレはぁ〜蜜柑ちゃんに会いに来たんだvV」


にこやかだが、何げに蜜柑の足を撫でていう殿に、蛍はバカン砲、棗は炎、流架は鳥笛そして、翼はハリセンの準備をした。


「いや、どうみても偶然にしか見えない顔だったけどな…」

「あれぇ〜美咲ちゃんvV今日も美人だね♪」

「あ〜はいはい。ほらっチビ、危ないから離れろ」


美咲はそう言うと、殿から蜜柑を離した。と、そのとき


―ぽたっ


「うわっ、蜜柑。アイス滴れてんぞ」

「へっ?あっ…」


美咲に注意され、蜜柑は急いでアイスを舐め始めた。暑さであっという間に溶けはじめ、手にも滴れてくると蜜柑は急いで舐めた。


「み、蜜柑ちゃんι口のまわりもすごいよ…」

「へっ?あ、ホンマやっ」


委員長が注意すると、またもや手でこすり、急いでアイスを口に含んで舐めはじめた。
それをみていた棗たちは、あえて何も言わずに…というか言えないでいた。が、
時と場所を考えない男・殿内がボソリと呟いた。


「蜜柑ちゃんって………巧そうだよね」


「「「「「「……………なにがだよ」」」」」」


一斉にみんなツッコミを入れ、委員長も顔を真っ赤にする。


「?殿センパイも食べる?」


蜜柑はただ一人、きょとんとし殿を見上げるが、殿はニヤけながら


「ん〜〜食べたいけど、もう少し大きくなってからの方が…」

「大きい方がえぇなんて、殿センパイ欲張りやな〜」


くすくす笑う蜜柑だったが、


「だって、その方が楽し―――」

次の瞬間


バカン!!バカン!!

ぼぅっ!!

バサバサバサバサ〜

スパーンっ!!

ゴンッ!!


と総攻撃をくらった。


「ギャー!?と、殿センパイっ!?」


蜜柑が駆け寄ろうとしたが、蛍に手で遮られ、棗からは頭を掴まれた。


―がしっ


「…放っておきなさい、蜜柑」

「……おら、行くぞ」

「ほ、蛍っ?棗っ?」

「いいんだよ、佐倉」

「そうそう、あんなおっさんほっとけ」

「せ、せやかて…」


くるりと後ろを振り向くと、殿内は倒れている。焦る蜜柑に


「大丈夫、死にやしないさ…」

「ほ、ほら…蜜柑ちゃん帰ろうよι」

「い、委員長まで!?」


そうやって、蜜柑を殿内から遠ざけたのでありました。ニブイ彼女は、誰からも好かれる可愛い女の子でした。




END




あとがき

またもや予告破りな管理人ですvV
まぁ、今回は下ネタということで、エロ月間に含まれますよね?(ドキドキ)
ちなみに一応総受けです(ワカルヨ)
まぁ、アイスバーネタもよくみるネタですよね。
しかし、自分が妄想するのと、自分で文章かくのとでは何故こんなにも変わってしまうのかわかりません…。
もっと、上手くなりたいです(TдT)
書いてて表現があまりうまく出来なくて残念でした…orz
頑張ります。はい。



'05/1/7


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