もっとねだって

リンドウ
カーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚める
ぼんやりしてるとくすくす笑う声が聞こえて、焦点があった先にはリンドウが
おはようと挨拶を交わしながら、素肌に直接触れるぬくもりに昨夜の事を思い出し
あー、そうだった……って恥ずかしくなる陛下
何度やっても事後のこの瞬間が慣れなくて目が泳ぐ
それが可愛いリンドウは唇に軽くキスをする
不意打ちやめてよ!って思うけど、愛情を示すその行為自体はイヤではないので
もう一回して欲しいな……と思うけど、恥ずかしくて言えない←
そんな陛下の葛藤を見ぬいたようにリンドウが陛下の頬を撫でて、自分と目を合わさせる
どうして欲しいですか?の一言に動揺する陛下
確実に要望を分かった上での問いかけに言い淀んでいると、リンドウは陛下の上に馬乗りになって耳元に唇を寄せる
『もっとねだって』と囁くリンドウの甘い熱に浮かされて、気づけば首に腕を回してキスをねだっていた