田舎娘へ/三月

この間は手紙をどーも。姉上からかと思って受け取ったらお前からだった俺の絶望たるやとんでもねーもんだった。責任とりやがれ。

あとさりげに自慢挟んでくんじゃねぇ。つーか姉上から貰った便箋なんざもう家宝じゃねーか、使うな飾れ。墨で汚すな。



田舎と違ってこっちに雪はこれっぽっちもふっちゃいねーよ。この間道端に花が咲いてたレベル。田舎もんめ。



田舎もんでアホのお前はちっと人に優しくされて勘違いしてるようだから教えてやると、そいつら全員姉上目当てだかんな。姉上に近寄りたくてまずお前に近寄ってるだけだかんな。

近寄ってくるだけの奴らはまだいいけど、告白してきた野郎なんざなに考えてるかわからねぇ。たぶんお前に近寄ってスケベなことだけしたあと姉上と仲良くすんのが目的だ間違いない。


お前は別にどうでもいいけど、姉上に危害が及んだら大事だからやめろ。ずったずたにふっちまえ。




それと都会に住んでりゃ有名人に会えるなんざどんだけ田舎もんの発想だ。お前アホだろ。道歩いてんのなんざ小栗なんちゃらくらいに決まってら。田舎ザルめ。

サボり云々だが、近藤さんはんなことで困るほど器の小せぇ男じゃねーし、土方コノヤローの器は小せぇが困ったらこっちのもんなんで精力的にサボっていく。じーさんにゃよろしく伝えといてくれ。




姉上のこと任せられるような人間はこの世に俺と近藤さん以外いねーが、まぁ背に腹はかえられねぇ。任せはしねーが姉上の暇つぶしくらいなら認めてやる。ぶん殴れるもんならやってみやがれ、帰らねーけど。


一応最後までお前の手紙読んでやったけど書けてねー漢字多すぎでバカ丸出しだった。精々勉学に励むこった。

むさい男どもの身体の心配なんざ必要ねーから自分の方に気回してろ。姉上に風邪うつしたりした日にはぶっとばしにいく。そんじゃ。

パーフェクト侍より