ギルビット・マルティン フレン・シーフォ





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指名キャラ名(ジャンル名):ユーリ・ローウェル或いはフレン・シーフォのどちらか(TOV)
設定/関係性:PC登録時に記入した備考の内容の他、まだ帝都にいた頃と主催した酒宴の折に少々話した程度の浅い関係。だが娘の評価と実際に成長した彼らと会話をした結果、普通に気に入った様子。二人そろって良いコンビだと評しており、また彼ら個人に関しても見どころのある良い青年に育ったのだと微笑ましい気持ちで見守る親戚のおじさん気分。そんなこんなで彼らと相対する時は友好的で、いつか手合わせしてもいいかもしれないと思っているのはここだけの話。お二人がギルビットをどう思われているかは笹月様にお任せいたします。

ユーリ、フレン。悪いが暫く娘のことを頼むぜ。


(凛々の明星へ自ギルドの依頼を斡旋すること。それらについてメリットはあると男は明言した。当面は人員不足が否めない、だからといってリーズナブルで依頼しやすい金額設定の当ギルドへの依頼が減るわけではなし。「人員が足りないから受けられません」とは言えない身としては、依頼が滞ったり断ったりすることのほうが問題なのだ。加えて斡旋する仕事はそう多い数にはならない可能性のが高く、飽くまでのこちらの手が追いつかない場合にのみ連絡が行く程度のものだ。ゆえに、金銭面において現在は苦労をしておらず、尚且つ見込みのある若者へ──恐らく自らの旅の目的もあるだろうにこちらからの要望を呑んでもらう以上は依頼料を丸々受け取ってもらうほうが等価交換と言えるだろうと判じたまでのこと。「いやいや仲介料くらいは差し引いてくださいよ」と言われれば、これもまたすんなりと受け入れただろうが何にせよ、こちらの労働負担が減ればこちらは万々歳。彼らならば粗相をすることもなく、しっかり仕事をやり遂げてくれるだろうと信じてのことだと中堅ギルドの首領は笑って昨夜の会談にて説明した。また、「いくらギルドの人間とは言え、生きてきた年数は覆せず、経験に勝るものはない。君は君のできることをできるところからやれば上等だ」と、にっかり笑って嘗ての仲間へ言葉も贈ったことだろう。昔は頼りないばかりだった少年が、少し見ない間に頼もしい顔をするようになったものだと笑みを深めた男が出す答えはただ一つ。「ああ。よろしく頼むよ」という一言だった。──さて、斯様な会談から一夜明けた後。彼らが出立すると話した日、その時刻に男が足を運んだ先は街の出入り口だ。傍らには件の娘もおり、「ほんとにマジであの話するとは思ってなかったんだけど」「お前知らなかったか? ギルビット・マルティンは有言実行の男だぜ?」「いやいや知ってますけど。知ってますけどぉ…いいの?」「よかねぇ話を端からしやしねぇよ」なんて、親子ならではの会話を交わしながら歩けば一行が待つ場所へと辿り着くのはあっという間。「よぉ、」と気のいい笑みで片手を上げたならば、)リズ、ちぃとフレンとユーリを呼んで来い。(と、一行の数メートル手前でそっと耳打ちして使いに出したならば己は一度そこで立ち止まろう。夜以外は延々と続く黄昏の空を背景に、羽織ったコートが風にたなびく。視線の先からこちらへ歩み寄るであろうふたりの青年が通常通りの会話ができる距離まで来てくれたならば苦笑を零して僅かに肩を竦めよう。)悪かったなぁ、リズベットをそっちに寄越すって話で大いに驚かせたようで。(まず、男は彼らへ形ばかりでも謝りたかった。目に見えて動揺を表に出していた彼らの心中が良いものか悪いものか──恐らく前者であると踏んでいるが──その真意はわからない。あまり悪びれた様子のない謝罪に悪態の一つでもついてくれたら上々だ、「次に不躾な頼み事するときは気を付けるさ」と小さく肩を揺らして笑ってやろう。次いで、切り出す話題といえば少々厄介な事柄である。とはいえ警告する程度のささやかなことしか出来ないのだが。)そんで、ちぃと注意しといてほしいことがあるんで言っておくが──もし、他所の無名ギルドの連中から襲われるようなことがあったら遠慮なく撃退してくれ。どうも俺の経歴と成り上がり具合が気に入らん奴らが、リズベットを含めたうちのギルドメンバーにちょっかいを出しているようでな。君らの方へ火の粉が散らんように、こちらで露払いと然るべき対処はするが、それが十全に行き届くまでに何かないとも限らない。君らの力量ならばなんら心配することはないかもしれないが…面倒の種火を寄越すことに変わりない。今、表立って全員に話しておく必要はないと思うが、いざという時に君らの口から説明できるように、念のために話しておいたという訳だ。頭の片隅にでも置いといてくれ。(と、今度こそ、少々申し訳なさそうに眉尻を緩やかに下げた。そして。)ギルド・凛々の明星に騎士であるフレンが随伴しているということは何か大きな目的あっての旅だろう。もしアレが足手まといであればこちらに何時でも突き返してくれ。そうでなければ扱き使ってやってくれ。ちょっとやそっとじゃへこたれないし、何より君らに頼られるならリズも嬉しいだろう。(と、会話の最期には父としての言葉を穏やかに付け加えよう。齢四十そこそこの男に然程の貫禄はないだろうが、それでも温かくも厳かな風情を醸しながら娘と眼前の青年ふたりを交互に一瞥して言う顔は若者の道行きを見守る大人のそれであった。──さて、そんな男同士の会話もほどほどに「じゃ、そろそろ戻ろう。君らふたりに言いたいことは以上だ」と彼らの肩を押して旅の一行がいる方へと転換を促そう。そのまま青年たちの間へ割って入ると躊躇なく彼らの肩──というより首の後ろへ自らの腕を回してこっそりと尋ねるのだ。「ところで二人は恋人とか懸想してる相手はいないのか。いい年だろ?そろそろ」などと揶揄い混じりの悪戯な声音で。)

はい!リジ、…リズベットさんの事は僕たちにお任せください。

 

(自分はギルドのメンバーと名乗れるかと問われれば騎士団に所属していることもあり何とも言えないけれどこうして行動を共にしている今は助っ人として力は惜しみなく発揮するつもりである。凛々の明星の首領である少年が決めたのならその頼まれた依頼には真剣に応えようと心に決めて、金銭面の話になったのなら「そうです、仲介料くらいは引いていただかないと。斡旋してもらうんですから。」なんて同調してみせるはずだ。お堅い等と言われてしまうのならその辺はしっかりとしておくべきだろう!と何処までも真っ直ぐに告げるのか。そして依頼の斡旋と共に思い出されたかのように続けられた言葉により幼馴染の彼女までこのパーティに加わる事となったときは思わず頭を抱えてしまったけれど、これも首領が決めた事であるし驚きはあったが何より再会できた彼女とまた時間を共にすることが出来ることは嬉しいものであったから否定することはなかった。そうして昨夜の会談は皆思い思いに感情を抱いて、一夜が明けた。何処か緊張した面持ちの首領を筆頭に何処か浮足立っている面々と共に足を運ぶは街の出入り口。出立を決めた日時、ここに今日から新たに幼馴染の彼女が加わるのだと思うと何だか不思議な気持ちである。ふ、と中堅ギルドの首領たる存在感故か圧倒的に感じるオーラが近づいてくるのに目を瞬かせて、幼い頃もこんなに威厳のある男性だったろうかと記憶を手繰り寄せ、考え事をしていたこともありその笑みに数秒間を開けてしまい慌てたように頭を下げ挨拶を。そうして近づいてきた幼馴染にはそっと笑みを浮かべ、)リジィ、まさかこうして一緒に旅に出ることになるとは思わなかったよ。よろしく、……え?ギルビットさんが?(どうやら使いに出されたらしい、もう一人の幼馴染と顔を合わせたのなら真っ直ぐに彼の方を見遣る。ほんの少し首を傾げるけれど、幼馴染であるからだろうか?そう答えに行きついたのなら共に大きな存在の元へと歩み寄ろうか。会話が出来る程の距離まで来たのなら、)あ、いえそんな…確かに驚きは大きかったですが…リズベットさんと時間をまた共有することが出来るのは嬉しいです。(思わぬ謝罪に慌てて本音をぶつけるのだけれど、「この人全然悪びれてねぇ」と悪態をついた幼馴染におい!と注意するように声をあげよう。気にする素振りのない彼の懐の大きさにホッとしつつ、此方が正解だったのかもしれないと真面目な自分に反省を残して―。次いで出た話題には思わず目を見開き、)…、そんなことが…。リジィにまで……、分かりました、此方の方にも襲撃があればその時は。僕たち…ユーリたちなら大丈夫ですから、面倒とか、そんな事言わないでください。(経歴などからどうこう言われたりするのは自分もよく分かっている。だからこそ他人事にも思えなくて、それが幼馴染にも降りかかっているのだと分かれば放っておくつもりもない。)…、はい、きっと彼女を突き返すなんてこと、起こらないと思います。躓いていたら、腕を引っ張って共に歩いていきますから。……、旅が終わるその時まで。(目的を終え旅を続けていくのなら最後自分は彼女の隣には立てないけれど、ふっと息を抜いて浮かべた笑みで彼を見遣る。そこにいる大人は記憶の奥にあった幼い彼女の隣に居た父親と同じ表情をしていた。穏やかな父親であった。――三人での会話が終わったのなら、押されるがままに転換し一行の方へと歩を進めるのだけれど、首の後ろへ回された腕に「うわ!」と吃驚してほんの少しバランスを崩して、聞こえてきた言葉には思わず声が裏返ってしまう。「な、僕はそんな、まだ…!」ほんのり頬を赤らめては視線は思わずもう一人の幼馴染へ。平然と誤魔化すような彼と同じく誤魔化すようにふるふると勢い良く首を横に振る騎士の姿がそこにあった。)