桔梗 加州清光
04
関係性:初期刀、出陣回数は最多。近侍を任せる際には服を選んでもらったり、服を買いに行く時に付き合ってもらったりと、お洒落に関してはよくお世話になっている。
加州さんが居ない間、その、とても寂しかったです。
(本日のお仕事、終了。近侍にも休むように伝えて、ちょっと大きめのTシャツ一枚という姿でダラけられるのも、部屋に自身しかいない為だ。ふと目に付いた、修行へ行っている加州から送られてきた手紙。「いつ帰ってくるんだろ。」と呟き、手にとって目を通そう。寂しさを紛らわそうと三通の手紙はもう何度も読んでいる。小さく息を吐き出したのと同時に、襖の向こう側から声がかかった。「修行から帰られたようです!」という、近侍からの報告に飛び起きる。もっとちゃんとした格好で出迎えたい、早く会いたい。結局、後者の気持ちの方が優ったのなら、箪笥から一着和服を取り出しTシャツの上から羽織る。赤地に鮮やかな花が描かれたそれは、以前彼と出掛けた時に購入したものだった筈。ささっと帯を締め、部屋を飛び出せば彼の元へと。)おかえりなさい、加州さん!手紙で状況は聞いていましたが、お元気そうで良かったです。(走って乱れた髪を手櫛で整えつつ、ほっとしたような笑みを彼へと向ける。久しぶりの彼の姿に感極まって思わず抱きしめたくなってしまったけれども、グッと堪え真っ直ぐ見つめよう。)なんだか以前よりも……ええと、可愛くなりましたね?(どこか雰囲気が変わったように思えたけれど、うまく表現出来ず、いつも彼が口にする言葉を借りて。ふふっと嬉しそうに微笑んだなら、)加州さんの主として恥ずかしくないように、私も頑張らないと。(それは自分自身に言い聞かせるように。そのあとは、彼が疲れていそうであれば休むように伝えよう。桔梗としては今すぐにでも修行中のお話を聞きたかったけれども、それは今じゃなくてもいい話だ。これからもお世話になるであろう彼、一緒に過ごす時間はたくさんある。)
主ったら可愛いね、…うん、俺も寂しかったよ。でも、もう離れないから…ずっと俺の事愛してね!
(なんだか変な気分であった。自分のすぐ側に昔の自分がいるだなんて今の今まで否きっとこれからも経験することなんてないだろう。ましてや自分が欠けていく瞬間、なんて、身の毛もよだつあの時の事は忘れる事なんてできない、出来るはずがない。そんな辛くも自分の強さを高める事の出来た修行、常に思い浮かべたのは審神者であり最初に出会った主の彼女であった。修行の最中にだって彼女を思って綴り書いた手紙を送ったものだけれど、やはり彼女の存在は強く強く自分の中に入り込んでいるようだ。早く彼女に会いたいな、強くなった俺をもっとずっと愛してくれるかな、それから…それから…伝えたい言葉も思いもたくさんある。後は直接愛情を伝えればいい、そんな思いで自分の力を極める事の出来た修行を終え素早く向かう先は、もちろん。―)ただいまー、帰ってきたよ。ね、主は?(彼女の本丸、自分の大切な守るべき主の居る家だ。近くに居た刀剣達に帰ってきたことを告げたのならば皆驚いた顔をしながらもおかえりと出迎えてくれて、嬉しいけれでもそこには一番に会いたかった彼女の姿はなくわかりやすく落胆しては「ちょっとー」とブーイングをいただいてしまうのだけれど。ふ、と聞こえた足音にバッとそちらに顔を向けたのならば、ああ、ずっと思い浮かべていた姿が見えてきて花咲くような笑みを浮かべて見せた。)主、ただいま!へへ、そりゃあね…怪我なんてそんな情けない可愛くない状態で俺が帰ってくるわけないでしょ?…ていうか、主急いで来てくれたんだね、…すっごく嬉しい。(ふ、とせっかく綺麗な髪が乱れているのを見ながら嬉しそうに笑ったのなら此方も優しく手櫛で彼女の髪を整えながら、)ありがと、でしょでしょ?可愛くなって強くなってさ、ずっと主に愛してもらえるようにって俺頑張ってきたから。…苦じゃなかったって言ったら嘘になるけど、でも頑張ったよ。(彼女からの可愛い発言にはパッと顔を赤らめて心底嬉しそうにはにかんだ。えへへ、と笑みが零れたのなら胸を張って任せてよと言いたげに、得意げにしよう。)何言ってんの、主は十分頑張ってるよ。もしも恥ずかしいなんて言うヤツがいたら俺が何も言えなくするから、安心して。(ぽんっと軽く彼女の肩に手を乗せて、その顔には先ほどの笑顔はなく真剣な顔で告げるのだけれど自分の思いを彼女は本気である事を感じ取ってくれるであろうか。彼女とは無事に会えたのだから休憩することとしようかと思い巡らせた。けれど彼女の姿をまた一度確認してそうした後ニッと笑みを浮かべたのならば、ねぇ、と悪戯気に声を掛け、)その服俺と一緒に選んで買ったのだよね。俺の出迎えにわざわざそれ選んで慌てて着てくれたの?本当可愛いよね、主って。(嬉しそうにその赤地に触れたのならば、一拍置いてちらりと彼女を見遣り、)…俺とお揃いって選んだんだ。ね、主、……ねぇ、…ぎゅうって抱きしめてもいい?(首を傾げてそんな事を問いかけよう。だめならばだめで今日は大人しく休憩しに部屋へと戻るのだけれどもしも色好い返事が聞けたのならば愛情たっぷりに彼女の事を力強く、けれど苦しくないように抱きしめてやるつもりだ。小さくて愛らしい大切な守るべき彼女。どうかこれからも俺の事を愛してね。)
HOME