阿久津菜子 松野おそ松
君のいない季節
01
おそ松くんは甘いお酒、すき〜?
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名前(ふりがな):阿久津 菜子(あくつ なこ)
指令:阿久津菜子は『どちらかが2分息を止めていないと出られない部屋』に入ってしまいました。
容姿:ジェラート○ケの部屋着に前髪をバンドで止めている。身長はおそ松くんより少々低い。
指名キャラ(ジャンル):松野おそ松(おそ松さん)
設定等:以前の公園での会話以降、数週間経った時の出来事。
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(久しぶりの休日であった。最近はあの兄弟に――おそ松くんに会えてないな、なんて思っていたけれど、この数週間の激務のせいで今日はお出掛けもなあんにもしたくない。――ので、いつも着ているラクさ重視のスウェットからちょっとだけ背伸びをした可愛げのある部屋着に身を包んで、アルコール度数の低い梅酒なんかを選んで、お惣菜なんかも手作りしてみて、ちょっぴり贅沢な宅飲みをしよう。激務中の缶ビールを煽っていた自分とは打って変わって上品にするひとり酒はまた楽しかった。いくら度数が低い梅酒とはいえ、何杯も飲んでいれば頬も赤く染まってくる。脳がふわふわとしてきた、そんな折。)……んん?(気がつけば見知らぬ部屋に居て、気がつけば会いたいと思う人が隣にいて、気がつけば無機質なアナウンスが室内に響いていた。)……二分間?……えぇ?これ夢?お酒、飲みすぎたかなぁ……(頭をかしかしと掻いて、酔いを冷まそうとおでこに冷えた手をやる。そして、)おそ松くん、久しぶり〜。元気だったぁ?あたしねぇ、おそ松くんに会いたいと思ってたよ〜。だから夢に出てきたのかなぁ。(なんてヘラヘラと笑いかけた。梅とお酒の香りがする。)
好き好き、アルコールが入ってんのはもうぜ〜んぶ好き!
ねえ、お前ら最近菜子ちゃんに会った?(そう似ている顔たちに問いかけて、けれどどの返答も同じもので、なんでそんな気にしてるんだと逆に問われたのなら「べっつにー」とはぐらかしたのだけれど、あれから彼女に会ってないなー忙しそうだったしーとそんなことを思いながら何週間が経ったろう。今日も今日とて元気にニート生活を満喫しつつお馴染みのおでん屋台で、おでんと大量のアルコールを摂取してふらりふらりと兄弟たちと帰っている最中、だったはず。ハッと酔った頭を振ったならば、何やら見覚えのない窓も扉もないなんとも不気味な部屋に自分は居て、そして数週間顔を見ていなかった顔が赤く染まっている彼女の姿が隣にあって。次いで聞こえてきた声に変な指令をされたのだから、)…はあああ?!何、はあああ?っつーか、ぜってーあいつ等だろ!!デカパンとかイヤミとか…!(くっそーやられたー!と悔しそうに地団駄を踏みつつ飲んでいたアルコールはまだ残っている様子で足元はふらりと覚束ないのだけれど。隣に居る彼女を見たのならへらりと笑みを浮かべて、)菜子ちゃ〜ん、まじで久しぶりじゃん。菜子ちゃんと一緒なら閉じ込めた奴にそのことだけ!は礼言わないとね〜。っつーか酔ってんしょ、ひっでーの!俺菜子ちゃんがあの店来てくれんの何度も待ってんのに最近全然来ねぇんだもん、ぶっ倒れてんのかと思った。……あ、ってかこれ夢?あいつ等の仕業とかじゃなくて夢?え〜じゃあ菜子ちゃんと会えたのもこれ夢幻〜?(ならばと、ぽふぽふと彼女の髪や肩や腕を酔った勢いで無遠慮に堪能してやろうか。すっかり、目の前の彼女と出逢えたことへの喜びと憎きあいつ等への憎しみと酔っ払いのせいで指令の事はあっちへと追いやってしまっているのだけれど。今は久方ぶりの彼女を堪能するのに必死だ、)
さっすが酒豪!今度皆で可愛いお酒飲み会しよ*!
(ああ、本物そっくりだ!彼のゆるい地団駄をケラケラと笑いながら見つめながら思う。それから幸福感にきゅっ鳴った胸に、何で折角の休日を家で過ごしてしまったのだろうなんて数時間前の自分を悔いるのだ。だから、ゆめの中でくらい彼を堪能させてくれまいかと立膝で彼の方へ擦り寄った。)えへへ、そうだね〜、あたしもお礼言わなきゃ!………えぇ?酔ってないよ、ぜーんぜん呑んでないもん!……それは〜…今久々の休みだったのにお店行けなかったの悔やんだところ……本当は、おそ松くんに会いたかったもん。だからこうやって会えて良かった!――…ふふ!倒れないよ、あたし身体だけは強いし!(ヘラヘラ笑ってみたり、シュンとしてみたり、強がってみたり。コロコロと表情を変えて言葉を紡いでいく――のだけれど、彼の手が己の身体に触れたのなら違和感に漸く気付く。彼の手の感触はまるで本当に彼に触れられたかのようで、それでいてこれが現実かのように触れられた部分がじわりと暖かくなる。己の身体の上で踊る彼の手を捕まえて、己の頬にもっていけば、)……ねえ、おそ松くん。ちょっと抓ってもらっていい?…これ、ゆめじゃないの?(思いの丈を赤裸々に語ってしまった今、夢であってほしいと強く願う。彼の手が現実だと言う事実を教えてくれたのなら、阿久津の頬は今以上に真っ赤に染まり上がるだろう。アルコールも吹っ飛んでしまうくらいに。)
え〜、そこは二人で、でしょ。ま、いいけどね!
(立膝を擦り寄ってくる彼女、いつもとなんだか違って見えるのはほろ酔い具合のせいか、それとも可愛らしいその部屋着のためか。緩い彼女にこちらも腑抜けたような笑みを浮かべつつ可愛いな〜と呟くのか。童貞には少々刺激が強いが、ここは何んとか抑えつつ、)や、菜子ちゃんが閉じ込めに言った奴にお礼しに行ったら可愛い〜とか言ってまた閉じ込められちゃうかもじゃん。しかも俺以外の奴と!ダメ!ぜってーダメ!わかった?……てか、俺よりも酔ってんじゃないのー?まあ、色々あんだろうけど、ちゃんと悔やんでんなら良し。俺だって菜子ちゃんに会いたかったし!あれから会わないから結構心配してたんだけど。公園にも…いないし。―ま、夢の中でも元気そうだし?本人がこう言ってんだから安心したってことでー(手をひらつかせつつニシシッと楽しげにそして満足げに笑ってみせるのだ。―最初は夢なのだからと気にせずに無遠慮に堪能していたのだけれど、彼女に触れている手はどことなくぎこちなく、ぽふぽふと髪の毛を触れたあたり、―あれ?この感覚、この香り、あれ…?不思議な感覚に戸惑いつつ次は…と触れる場所を探っていれば捕まえられた手。彼女の行動に、へ?と素っ頓狂な声を出しつつも、お願いに応えるように頬を抓ってしまおうか。彼女の頬の感触に、温かさに、思わずパッと指を離したのなら、そこにはじわりと自分が付けただろう赤い痕が浮かび上がって。―)…、は、まじ?いや、あー…そう、(驚いている、けれど、あの髪の感触や匂いは確かに感じた事があって。あの公園で、彼女のワガママを聞いた時の、あの―)…菜子ちゃん…?は、本物の?………す、すみませんでしたあああ!!(夢だからと無遠慮に触れた事、まずは嫌われないようにと盛大に土下座を繰り出して謝罪をしよう。もうアルコールは、ない。恐る恐る彼女の方へ顔を向けるのだけれどどんな表情を浮かべているだろうか、嫌われたくはないのだけれど、そろりと視線だけ気まずそうに外して、)つ、っつーことは…やっぱりあいつ等の仕業ってことだよなー…あー、壁ぶっ壊せばいいんだっけ…?何すんだって言ってたっけかー…?(ぶっ飛んだアルコールのおかげで頭は冴えてきたものの詳しい内容はうろ覚え。そんな男を見かねてか再度流れたアナウンス、どこか呆れたように聞こえたのは気のせいだろうか?2分息を止めていないといけないなんて、そんな、)さっきまでアルコールで酔っ払ってた奴を2分も息止めさせるとかぜってー俺らのこと仕留めようとしてんだろ…!(試しにグッと息を止めてみせるのだけれど耐えられるのはほんの数秒か。ちらりと彼女の方をみて「どうよ?」なんて問いかけるのだけれど、出来れば彼女には無理はしてほしくないのだが、さて。きっと試行錯誤して自分なりに2分息を止める方法を頭悩ませて考えるはずで、)
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