赤星紫亜 工藤新一
ドジっ子ワトソン 平成のホームズ
04
新くん、あまり有名にならないでくださいね?手が届かない人になって行っちゃいそうで…怖い、です。
映画楽しかったですね!まさか、あの人が犯人だなんて思いもしませんでした。わたし、犯人はあの刑事さんだとばかり――…(映画館にてミステリーを堪能した後。映画の感想を話し始めた赤星。彼はどのタイミングで犯人が誰かを見抜いたのだろうか?トリックを見破ったのは?――映画の話題を共通点にいろいろ質問をしたかったのだが。)あ、そういえば。新くんと待ち合わせする前に、わたし、有名人と会っちゃったんです!ほら、新くんと同じ 西の高校生探偵・はっとり へいじ さん!新くんはきっと知ってます、よね?上の名前、はっとり、っていうそうです。わたし、名前を間違えちゃって…。恥かいちゃいました…ははっ。(ふと擡げた話題を口にする。ミーハーな方ではないと自負していたが、高ぶる気持ち。それはきっと、並んで歩いている彼と同じ探偵だから。いつか、わたしも彼らのような探偵になれたら…なんて。)推理対決をしたらどっちが勝つんでしょうか?声の大きさとツッコミのキレ具合は、今のところ服部くんが優勢です、よね。う〜ん……新くんもツッコミの練習とか始めてみます?なぁーんて。さすがに探偵にツッコミのスキルは、あまり関係ないですよね〜。あ、でもでも。雑誌や新聞でみたことはあったのですが、実物は新くんみたいにイケメンでしたよ!――わたしは…新くんの、方が…その……(尻すぼみに小さくなる声。恰好良いです、とは言えなくて口ごもってしまい。代弁するように、頬っぺたがピンク色に染まり出す。)あっ、あの…!新くん。おなか空きませんか?映画観て、犯人を考えている内に頭を使いすぎたみたいで。どこかで軽く食べていきません?映画について話したいこと、もっとあって!(話題をすり替えたのは、何となく面映く感じたから。それと――彼ともっと一緒に居たかったから。――神様もう少しだけ。彼の隣に居る権利をわたしに与えてください。希うようにまぶたを閉じたのは一瞬。すぐに彼へと破顔を向けると)わたし、オムライスが食べたいです。昔ながらの固めのたまごに、ケチャップたっぷりの。それと、オレンジジュースにフルーツパフェとチョコレートケーキ!…って、ありゃ?!なんか軽食じゃなくなってる…?うーん…と、とりあえず、ファミレスにゴー!です。(くるりと背後に回ることが出来たら、ぐいぐい背を押すようにしてファミレスまでの道をエスコートするつもりだ。途中 つまづいて彼の背中に、おでこがごっつんこしてしまうなんてハプニングが発生するだろうけれど――。)
バーロォ、事件が起きたら解決しないとだろ?それに、お前らを置いて行かないから安心しろって。
ああ、悪くなかったな。ただあのトリックは分かりやすすぎるしもう少し早くに解決……って言っても仕方ないけど。…確かに、途中で犯人をミスリードしようとしてたよな。(映画鑑賞後、彼女の感想を聞きながらも己も思ったことを内容を思い返しながら伝えるのか。内容は好意的に感じたのだがなかなか犯人にたどり着かない、そんな展開にもやもやとしてしまったのもまた事実。ぶつぶつと呟いていれば、ふいに出された話題にきょとんと目を丸くしながら、)ん?同じ探偵?…へぇ、服部の奴こっちに来てるのか。知ってるよ、あいつとは一緒に推理したりとかして…って、紫亜…お前名前間違えたって…、まさか漢字の読み方間違えたのか?お前らしいというかなんというか…(嵐のような探偵の彼の性格を思い浮かべてはなんとなく頭の中でその時の現場が作り出されてしまうのは苦笑いだ。次いで出たため息は呆れからか、はたまた。)捜査協力とかする機会はあるけど確かに対決となるとどうなるだろう、もちろん、そうなったら負けるつもりはないけどな。…っそんな、…いや、バーロォ…。一瞬拗ねそうになったけどそんな優勢いらねぇし探偵にそのスキルは関係ないだろ…。それに、お前と居れば勝手にツッコミにまわるし。(なんて悪戯っぽく笑って見せたのなら、とりあえず人と話すときは慌てすぎんなよ。とポンと軽く彼女の頭に手を置き数度撫でて。)イケメン…まぁイケメンの部類だよな…服部。…ん、俺?…、(小さくなる声は最後まで耳に届かなかったけれど自分の名前がそこに入っていた気がして顔を覗き込むのだけれど。徐々に染まっていく彼女の頬に、きょとんとした後パッと顔を背けるのか。な、なんだよ…。なんだからしくない空気に、そっと掻いた頬は同じように赤く色づいて、どうか彼女が気付かないように、と。)っはは、…おう、俺も腹減ったと思ってた。映画見ながらなんか考えてる顔してたもんな、…まだ時間あるし、行こうぜ。(変えられた話題になんだかホッとしつつ、その理由に小さく笑ったのなら同意するように首を動かす。―まだ、話したいことがあるんだ。優しく笑んだ顔に含まれる言葉にきっと彼女は気付かないだろうけれど。彼女の要望にははいはいと楽しげにしながら、押される背に動く足。背中に押される手にじんわりと熱くなる心は、暑さのせいにでもしてしまおうか。―途中のハプニングには驚きつつも、彼女ごと倒れないようにしっかりと受け止めるつもりで。こんなハプニングがファミレスにつくまでに果たしてどれほど起こるのだろうか?些細な楽しみに見えていないであろうことをいいことに口元を緩めている工藤がいることに彼女が気付くことはできるだろうか、…?)
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