飛永雛 黒尾鉄朗





ちびっこマネージャー 飄々と気ままな猫

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設定/関係性:設定は特に御座いません。

黒尾さん、音駒の方々って…何か、猫っぽい方が多いですね。


(先輩マネさん達と美味しい御飯を楽しく頂いたり、幾つもの早朝練習と放課後の練習を熟して迎えた日曜日。前日の土曜日は近隣の高校との練習試合であったが、其れは問題無く終えることが出来た。そして本日は梟谷グループのひとつで、梟谷とも頻繁に練習試合や合同練習を行っているという音駒高校との練習試合。体育館には既に部員達が集まっており、相手校の到着を待つばかりといった状態だ。ドリンクボトルやタオル、ビブス等を用意していれば先輩マネさんに音駒の人達がそろそろ来る頃だから校門まで迎えに行って、なんて声を掛けられたなら飛永は元気いっぱいな返事と共に体育館を後にした――駆け足で校門へと向かい、周囲を見渡し暫くしてから視界に入ったのは赤いジャージを纏った人達。指導者と思われる年配の男性、青年の後ろには部員達が続いていて慌てて背筋を伸ばしペコリと頭を下げたなら。)おはようございます!音駒高校バレー部の皆さん、ですよね?私、梟谷学園バレー部のマネージャーです。本日は合同練習、練習試合とお世話になります!体育館の場所は既に御存知だと思いますが、案内しますね。(此方です、と少しばかし緊張しつつも笑顔で彼等を案内するとしよう。お爺さんとは今日は天気が良いですねぇ。監督もコーチも、先生も部員達も、今日を楽しみにしてたんですよー。と、のほほんと話していたのだが、後方から見たことないマネが居る!マネが増えてる!!つかちっこい!!なんて声が聴こえるけれど、気にしないように努めることしか出来なかった。体育館へと案内すれば挨拶やら何やらと既に慣れているのだろう。淡々と物事が進んでいけば合同練習が始まるのだが、我が校の顧問が何を思ったのか、うちはマネージャーが三人居るから、一人は音駒さん達のサポートに入ってくれ。という指示を飛ばして来た。先輩マネさん達か飛永か、誰がサポートに入るか相談して決めようとした矢先、相手校のお爺さんが其れなら先ほど案内してくれたお嬢さんで。と言ってくれたものだから、飛永も色んな意味で腹を括るしか無く――達者でな!元気でやれよ!!と、梟谷の部員達、主将を筆頭に見送られたなら「今日だけですよ?今日だけですからね!?やるからには一所懸命に音駒さんを支えますが、だからって私のこと忘れないで下さいよ特に木兎先輩!!」あの人は本気で忘れそうだ。そんな心配から必死な様子で言葉を放てば、音駒の部員達の元へと駆け寄り、)―…先ほど、お会いしたばかりですが…えっと、自己紹介をしていなかったので、させて下さい。一年の、飛永雛です。今日は、皆さんのサポートをさせて頂きます。不慣れな点もありますが、皆さんが動き易いように動き回る積もりなので、宜しくお願いします。(部員達に向けて深く頭を下げたなら、主将と思われる人を見遣って「梟谷のマネだから、とか…そんなことは気にせずに、じゃんじゃん使ってやって下さい。」と、笑みを浮かべてはそんな言葉を添えようか。他校のサポートに入るのは初めてであるから最初の内は色々と戸惑いそうだが、練習が進めば、試合が進めば充分に慣れて来るだろう。飛永はバレー自体が好きだから、普段と変わらぬ笑顔でバレーに打ち込む彼等を支えられる筈。女子マネの存在に不慣れであろう部員の反応に慣れるまでは、少し時間が掛かりそうだけれど。)

そ?まあ、確かに気まぐれな奴が多いかもなー。

 

(本日も休むことなくバレー日和である。本日の対戦、練習相手は慣れ親しんだ梟谷だ。なかなかに印象的すぎる彼らと試合をするのは刺激的で楽しく感じられるために、収穫も多いのでお互いにいい関係が築けているだろう。一年も新しく入り各々緊張しながら気合を入れている為、笑いながら「あんま気張んなよー」なんてアドバイスを送るのか。指導者と今日の確認を再度行いつつ、部員たちを談笑しながら目的地へと足を運ぼう。―しばらく歩いていたならもう少しで梟谷、というところ、校門前にて見慣れた練習着を身に纏っている小さな少女が居たのだから、あれ?と疑問を隠さない顔をしたならすぐにその答えは彼女の口から出たのだけれど。釣られるように笑顔でぺコリと頭を下げて、)おはよーございます。出迎えどうもね。こちらこそ、よろしくー(ひらりと手を挙げ軽く挨拶を。後は先頭に立っている監督が話をするだろうと彼女の後に続いて。きっと一年生だろうか。初々しい感じに微笑ましく感じながらも彼女の案内にて体育館へと向かおうか。時折指導者と彼女の会話が聞こえてきては、ほのぼのとした空気に思わず笑いがこみ上げたり、後方から発せられる声たちには同意しながら「ミニフクロウちゃんだって、可愛いじゃん。」なんて楽しげに部員たちと会話を繰り広げたりなんてして。そうこうしたならあっという間に体育館へと着いたのなら、相変わらずに元気な梟谷の主将と顔を合わせ言葉を交わしたなら他の部員たちにも挨拶を行い、準備してさっそく本日の合同練習が開始となるのだ。一名既にゲームがしたいなどとダレていたがお構いなしに引っ張っていくのだけれど。何やら、梟谷のマネージャーがこちらのサポートに入ってくれるということになり、なんとあの監督が彼女をご指名をしたのだから「お気に入りじゃん!」と思わず笑ってしまいながらも、楽しげに彼女を送る彼らには「ミニフクロウちゃんは俺らが元気に育てますから、心配しないでください」と何とも胡散臭い笑顔で伝え。駆け寄ってきた彼女を手を振り歓迎し迎えたなら、)どうも、雛ちゃんね。ミニフクロウじゃなくてヒナフクロウだったかー。音駒にマネージャーいないからサポート入ってくれんのは正直助かる。俺は音駒の主将の黒尾鉄朗。クロさん(はーと)って呼んでください。(ははは、と冗談めかして伝えたなら、丁寧に頭を下げる彼女に硬いなーとまた楽しげに笑って見せて。彼女の言葉には、「了解!」と力強く答え、小さな彼女の頭に手を置きわしゃわしゃと掻き撫ぜたなら、)丁重に扱って音駒のマネージャーになりたいって言わせんのもありだと思ったけど。いつも通りよろしくな、ヒナフクロウちゃん?(彼女の髪型が多少なりとも崩れてしまったなら手でささっと簡単に直してさて、練習を始めよう。――ドリンクやタオルが用意され渡されるだけでうおー!!と歓声が上がったりマネージャーいい!!と興奮を隠しきれない部員たちに爆笑しながら、本日はなんとも楽しくて有意義な練習になったのには違いない。無事に練習を終えたのなら本日のMVPである彼女に、「本当に音駒のマネージャーになんない?」という茶目っ気たっぷりな爆弾をプレゼントして―。)