飛永雛 夜久衛輔





ちびっこマネージャー 器は大きいお母さん?

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設定/関係性:設定は前回同様、特に御座いませんが…監督さんや部員の皆様方からは、友好的に見ていて貰えると嬉しいです。

音駒さん…合同練習も、練習試合もお疲れ様でした!


(音駒高校との合同練習、並びに練習試合は問題無く進められ、大いに賑わいながらも終わりを迎えることとなった。音駒高校のサポートへと入っていた飛永は部員達にミニフクロウやヒナフクロウと呼ばれては擽ったそうに笑いながらもドリンク作りやタオルの管理、突き指だったり何だったりと小さな怪我をした人の手当てやボール拾い等、普段と変わらない感じで動き回っていた。練習試合は何セットも行われ、スコアを付けながらも学校問わず見事なプレイが披露されたなら瞳を輝かせ、声にもならぬ声を発してしまうは飛永がバレー好きであるからか。そんな飛永に向けて音駒のお爺さん、監督がお嬢さんはバレーボールが好きかと笑顔で問うて来たならば、飛永は表情を輝かせ大好きです!と、言い切るのだろう。監督と飛永の遣り取りは穏やかなもので、何処か微笑ましいものがあったのは、きっと気の所為では無い筈。練習試合を終えた際、音駒の主将が茶目っ気たっぷりに告げた内容に双眸を瞬かせては直ぐに笑みを浮かべ、小さく頭を振れば「音駒のマネージャーは、音駒の子がやらないと意味が無いです。お手伝いなら、いつでもしますけど。」と、返すのだろう。監督達や先生達、部員達の挨拶等が終われば本日、飛永なりに一所懸命に支えた積もりである音駒高校の方々が帰り支度を整え始めたなら、飛永もちょこちょこと手伝い始めるのか。忘れ物が無いか確認し、無事に支度が整った頃に梟谷の監督から校門まで見送るように告げられたなら、)分かりました、行って来ます…って、私は音駒に行きませんからね?ちゃんと此処に戻って来ますからね!?音駒の方々を見送るのは分かりますが、私まで見送るのはやめて下さい木兎先輩!!(梟谷の主将が満面の笑顔で飛永を含めて見送るものだから、其れが冗談であろうと分かっていながらも多少の心配、不安から必死にツッコんでしまうのは仕方が無いように思えた。靴を履き替え、音駒の方々と校門へと向かう最中に彼等と交わす言葉、話題はどうしたって練習試合の内容になってしまうのも、仕方の無いことだろう。)音駒の方々のプレイ、間近で見たのは今日が初めてなんですが…先輩方に聞いてた通り、皆さんレシーブがホントに凄いですね。孤爪さんのセットアップも、黒尾さんのブロックも、夜久さんや海さんのコース取りも凄くて…山本さんのプレイは力強いし、福永さんはサラッとスパイク決めちゃうし。犬岡くんはすばしっこくて、芝山くんもリベロとして申し分無いし…灰羽くんはバレーを始めたばかりみたいですが、だからこそ此れからの成長が楽しみで……ホント。凄く、勉強になりました。(楽し気に幾つもの言葉を発していくのだが、夏には梟谷グループでの合宿があることを告げられたなら浮かべた笑みを深めて。)…凄く、楽しみです。合宿や、練習試合も楽しみですけど…公式戦で戦えるのも、楽しみにしています。―…今日は本当に、お疲れ様でした。何よりも、有難う御座います。気を付けて帰って下さいね。(話をしていれば当然のことながら、あっという間に校門へと到着してしまった。音駒の部員達を見遣り、監督やコーチを見遣れば深々と頭を下げた後、真っ直ぐに言葉を送っていこう――彼等の背中が見えなくなるまで見送れば、軽い足取りで体育館へと戻ることになろうか。体育館に戻って来た飛永を見て普通におかえり、と言ってくれる部員達には笑顔でただいまと告げるのだが、音駒のマネ云々で弄って来る部員達には多少ムキになって否定したりと、未だ落ち着きそうにない。けれども今日が飛永にとって充実した一日になったのは、間違いの無いことで。)

飛永もサポートお疲れ。助かったしなんか癒されたわ。

 

(梟谷との合同練習は相も変わらず騒がしくも、充実した良いもので。茶化す主将に呆れつつ制止しながらも楽しく行うことができた。梟谷のご厚意により、一人マネージャーがサポートに入ってくれたのだけれど、普段マネージャーが居ない部活動を行っている為になんだかむず痒いような照れ臭さを感じてしまったのだ。無理にカバーに入ってしまった事により突き指をしてしまい、処置を行おうとすれば彼女が手当てをしてくれて非常に助かった、ドリンク作りやタオルの管理もいいタイミングで来るものだからマネージャーが居るだけでこんなにも違うのかと驚いたもの。練習試合の時にはわかりやすいくらいに瞳を輝かせる彼女を見ては思わず笑ってしまったことに彼女は気付いただろうか。きっと試合に集中していて気づいていなかっただろうけれど。監督と彼女の間に流れる穏やかなものは、彼女が相当にバレーが好きなのだと分かり切ってしまい自分もなぜか嬉しくなってしまうのだ。―自分は突き指をしてしまったものの大きな怪我もなくこの貴重な時間の終わりとなったなら、目の前で始まった主将と彼女の会話に声を出して笑って見せ、)ふ、はは!黒尾フラれてんだけど。飛永、こいつすぐ人からかったりして遊んでくるからあんまマジに取らなくていいよ。でも、うん、手伝いは本気で助かる。さっきも、ありがとう。(突き指した場所を見せながらゆるりと笑みを浮かべてお礼を伝えようか。さてと、帰る支度を始めよう。変わらずにまたサポートしてくれている彼女に頑張り屋さんだなと印象を浮かべて。―支度が整ったなら、どうやら彼女が校門まで見送ってくれるとのことで最後までよくやってくれるなーと素直に思いながら、梟谷と彼女の会話を聞きながらあまりの面白さに肩を震わせて部員たちと笑ってみせるのだ。靴を履き替えた彼女と共に校門までの道のりを歩くのだけれど、歩きながら出る話題に楽し気な言葉たちにまた微笑ましくなって、一人一人褒められながら嬉しそうな顔になってしまうのは無理もないだろう。)飛永って本当にバレー好きなんだな。すごい真剣に楽しそうに皆のプレー見てたからさ、俺らももっと強くなって飛永にもっと俺たちの事見てもらいたくなったよ。夏に、グループで合同合宿あるし、(そういえば、と思い出しながら告げた言葉に彼女は喜んでくれたらしい。こちらも笑みを深めたならば、)負けないから、もっとこの音駒は強くなるから、…、俺らも楽しみにしてる。飛永もお疲れ様、今日は一日サポートに入ってくれてありがとう。またなー(あっという間に感じた校門までの道なり。ひらりと手を挙げて、各々挨拶を交わしたのなら笑顔で梟谷から出るのだ。歩きながらちらりと後ろを向けばまだ見送ってくれている彼女に軽く頭を下げてみんなと共に帰路へと着くのか―。ああ、充実した一日だった、指に触れて口元を緩ませた。幾日か、マネージャーが欲しいという部員が後を絶たなかったのは仕方のない話だろう。)