飛永雛 雀田かおり
ちびっこマネージャー さばさばさっぱりマネージャー
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設定/関係性:細かい設定や関係性は無いのですが…飛永はかおりちゃんや雪絵ちゃんを先輩マネージャーとして尊敬していると同時に、姉として慕っている部分が御座います。先輩として、お姉さんとして、飛永を見守っていて頂ければ幸いです。また、個人的にお二人は勘が鋭いイメージが御座いますので…飛永が誰を意識しているのかも既に察していると思われます。生温かく見守って頂ければ、嬉しい限りです。今回はちょこっと恋愛話的なことをしているのですが、かおりちゃんのお話については笹月様の思うようにして頂ければ、と思っております。どんな内容であれ、背後は飛永の後ろで正座してわくわくしながら聞いておりますので!
…かおり先輩。皆さんモテモテで、チビッ子はどうすべきか悩んでます。
(梟谷学園が敗退した日、用具室にて副主将が掛けてくれた言葉に返したのは彼を含め、誰もダメじゃない。みんなが諦めないなら自分は全力で支えるし、応援だって気を抜く積もりは一切無い。今度は皆さんと一緒に嬉し泣きするので先輩は生温かく見守っていて下さい。ということを、泣きそうになりながらも真剣に言い切ったのは記憶に新しい――期末テストを無事に終え、梟谷学園グループの合宿を明日に控えた本日、男子バレーボール部のマネージャー達は合宿の準備に追われていた。各校の部員やマネージャー達が寝起きをする教室を片付けたり、お布団やら何やらを其の各教室に運び込んだりと忙しなく動き回っているのだが、何処かの教室に布団を運び込んだ時、飛永は数人の女子生徒に呼び止められた。こういったことは今回が初めてでは無く、インターハイ真っ只中は勿論のこと、総体を終えて以降、其の回数は驚くほど増えたように思う。内容は、みんな似通っているのだけれど。選手に彼女は居るか。好きな人、気になる人は居るか。告白したいから呼び出して欲しい等々。お目当ての選手はエースを筆頭にセッターやリベロ、スタメンから控えまで本当に様々だ。友達の恋路であれば全力で応援するが、赤の他人と言っても過言では無い彼女たちの恋路にお邪魔する趣味は無い為、協力を請われても丁寧にお断りしている。「…気持ちは、自分で伝えた方が良いですよ。みんな、そうされた方が嬉しいと思います。」と、困り気に笑えば深々と頭を下げ、其の場を後にしよう。合宿の準備を終えたなら一息吐く為にも体育館へと戻るのだが、体育館では殆どの部員が自主練をしていた。彼等の水分補給用にとドリンクボトルを館内の片隅に置き、一人の先輩マネさんがもう一人のマネさんの仕事を手伝って欲しいと告げて来たなら元気に返答した後、空きボトルを洗っているとう其の先輩マネさんのところへ急いで向かうことに――洗い場で彼女の姿を発見すれば、)…かおり先輩!合宿の準備、教室の方の準備が終わったので手伝います!(そう元気に告げたなら未だ洗い終えていないボトルを丁寧に洗っていこう。其の間に交わされるのは部活のことや世間話と様々で、洗い終えたボトルを乾いたタオルでひとつひとつ拭いていけば、最近の変化を彼女に告げるとしようか。)かおり先輩…あの、前からもそうでしたが、バレー部の皆さんって、結構、モテますよね。練習とか、試合とか観たら気になっちゃうのも分かるんですが…最近、女の子たちから先輩たちのことをよく聞かれるんです。男の子たちからは、かおり先輩や雪絵先輩のことを聞かれたりして……聞かれる内容はみんな一緒で、皆さんに恋人や好きな人、気になる人は居ないの?って。告白の手伝い?協力とか、そういうのも頼まれたりするんですけど…私、自分でも冷たいとは思うんですが…全部、断ってまして……あ、かおり先輩に告白する気満々の同級生が居るんです。えっと、もし、其の子に告白されたら、好きなようにしちゃって下さい。かおり先輩に彼氏さんや好きな人、気になる人が居たら、遠慮も何もしないで断って下さいね。(ふと先日のことを、数日前に先輩マネさんについて色々と聞いて来た男子を思い出せば、慌てて彼女へと其の情報を流そうか。同級生を売り込むような真似をしないのは、彼女には彼女の考えや想いがあると思うからで。ボトルを粗方拭き終え、一本一本を丁寧に籠へと入れて行く中、)―…私、何も知らない子の恋は、応援できないんですけど…かおり先輩や雪絵先輩、木兎先輩や、他の先輩方の恋だったら、応援します。皆さん、大好きですから…だから、もし、私に何か出来ることがあったら、言って下さいね。めちゃくちゃ応援しますし、良いことがあったら万歳三唱する勢いで喜びますから。(自身を含め、みんな部活一筋ではあるけれど、そういう面に意識が向くこともあるだろう。其の時は心から応援する気満々であることを、話の内容が内容なだけに何処か気恥ずかし気に笑えば、真っ直ぐに告げるとしよう。もし、とある部員の恋路は応援しないのか、なんて誰かに問われたりしたら、多分、きっと、飛永は答えられずにいる筈だ。練習も、試合も、何もかも応援する積もりはあるけれど、セッターの恋だって応援すべきなのだろうが――何か引っ掛かりを覚える飛永は、心から応援出来るとは思えなかった。)
んー、雛もその中に含まれてることをもっと自覚するべき!かな。そんな雛も可愛いけど。
(あの敗退した日、きっと良くも悪くも忘れることはないだろう。負けたことによる苦しさはいつになったって味わいたくないもので選手の努力を間近で見てきたことも相まって自分も視界が滲んでしまった。悔しいながらもしっかりと前を見据えた選手たち、私も含めたマネージャーたち。目許を赤らめ皆と笑いあう小さな背中にこのチームはまだまだ大丈夫だ、先へ行ける!最後の最後まで。そう強く思えた。――それから再び勉強会等をしてなんとか皆乗り越える事の出来た期末テストを終えあっという間に梟谷学園グループの合宿の前日。部員たちには練習を行ってもらい、マネージャーは合宿の準備とサポートとで忙しなく動き回っている。教室の準備もぼちぼち、小さなマネージャーに無理しないように声を掛けお願いし体育館へと戻ってきた。ちょうど休憩をしていた部員たちに声をかけつつ笑顔を見せたのなら、「明日から合宿なんだからあんまりばてるほどやんないでよ?」と忠告を一つ。わかっているのかわかっていないのか…へらへらと元気よく返事をする主将に「あんたが一番心配なのよ」と額に軽くデコピンをお見舞いしてやろう。痛がる主将にニンマリ笑みを浮かべたのなら、さてお仕事だ。たまっている空きボトルを洗うべくもう一人のマネージャーに声を掛け空きボトルが入った籠を手に洗い場へと移動するのか―)明日から合宿かー…なんかあっという間。個性豊かすぎなんだよな、個性はウチでお腹いっぱいなんだけど!(個性が良くも悪くも強い各校の部員たちを思い浮かべてはため息交じりに、けれどチームメイトの事を思えばそれはウチもかと楽しげに笑みを浮かべるはずで。―ボトルを丁寧に一つ一つ洗っていれば聞こえてきた声に顔を上げたのなら見えた姿にへらりと笑みを浮かべて、)雛ー!布団とか重かったでしょーお疲れ様、ありがとうね。んー、ちょっと休憩してなって言いたかったんだけど…雛に甘えちゃおっかな!よろしくお願いします!(元気に告げた彼女を見て、ぺこりと頭を下げお願いしたのなら頭を上げにっこりと笑い彼女と一緒に仕事をこなしていくのか。ボトルを洗いながら笑いあい話をするのは楽しくてまるで妹が出来たみたいだなぁなんてほっこりと思えたのは秘密にしておこう。―洗い終えたボトルを今度は丁寧に拭いていれば、次の話題には思わずきょとりと目を丸くさせることになるのだけれど。)へ?…あー、アイツ等ねー…黙ってバレーやってればまぁ…顔はいい方だと思うし?確かに最近になって遠巻きに見てる子とか増えてる気がするよ!やっぱり中学の時とかってスポーツしてる人めっちゃかっこいいー!!とか思ってたもん。高校だとよけいにだよねー…………、て、え!?雪絵はわかるけど…私も?!いやいやいや、…まぁでもさ、部員の事聞かれたりとかはもうマネージャーの宿命だよね。私も雪絵も通ってるから!(まさか自分の名前まで出るとは思わずにほんの少し顔を赤らめ慌てながら、暑いなーなんてシャツをパタパタとさせつつ会話を続けて、)全然冷たいなんて思わなくていいんだよ。中にはさー、「は?なんで?」とか強気にくる子もいるけど、だったら自分で言った方が良いに決まってるしていうかそこまで知らないし!!ってなるよね。もし強気に来られたらすぐに私たち呼びなよ?(一人で抱え込まないように!と一言彼女に伝えたのなら、)…へ、?…う、それ私聞いちゃっていいの?ちょっと雛―…そんな事言われたらやたらに誰かもわからない後輩に意識しちゃうじゃん!…わかった、その時は好きなようにしちゃう。(ふは、と息を吐いて笑みを浮かべたなら楽しげに彼女の言葉に頷いて見せよう。ひとつひとつ拭き終えたボトルを籠の中へと入れて、―ふいに彼女からの暖かな言葉と共に気恥ずかし気な笑みを見たのなら、心は温かく嬉しくなるのを感じる。それに応えるように自分も笑みを深めたのならポンポンと、一定のリズムで彼女の頭を撫でて、)雛、―雛。私も、ううん、私たちも同じ気持ちだよ。一生懸命な雛が大好きで、応援もしたいし、めーっちゃ甘やかしてあげたいー!って思ってんだから!!もうね、ちっちゃくて可愛いし本当妹みたいだなーって、…あ、えーっとうん、とにかく雛が可愛くてかわいくって仕方ないの!だから、何かあったら言ってほしいし…まぁ全部を言えとは言わないけどさ、嬉しい事とかは一緒に共有して喜べたらなって。(可愛いなーもう!なんんてその小さな体にぎゅっと軽く抱き着いたのなら、そっと小さく声を掛けよう、)私も雛のこといっぱい聞かれるんだよ。笑顔が可愛いよねって、小さいマネージャーちゃん彼氏さん居ないの?って。ねぇ、雛。――雛は本当に全員の恋を応援できる?私はね、雛にもいっぱい幸せになってほしいし雛の事を一番に応援したいんだよ。だから…ちゃんと自分の事も考えてあげてね。(ぎゅっぎゅっぎゅーと効果音を軽く言葉にしたのならにっこり笑って彼女から離れよう。もしかしたら余計に彼女を悩ませることになってしまうかもしれないけれど、それでも言っておきたかった。のは自己満足ではあるけれど、大事な大好きな彼女の為であることは違いないのだから。「さ、体育館戻ろー。雛のおかげで早く終わったよ、ありがとね!」ボトルを籠へ入れ終わったのなら籠をもって言葉をかけよう。もしも、悩ましげな顔をさせてしまっていたのなら「可愛い顔が台無しだぞ!」と茶化すのを忘れずに。―どうか皆が幸せになりますように。そんな願いと共に彼女と体育館へと戻るのか―。)明日っからの合宿もいつも通り頑張ろうね!
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