山瀬結季 国見英
烏野高校 青葉城西高校
02
設定/関係性:山瀬の身長は173cmで考えているので、キャラクターによっては身長差があまりなかったり、寧ろマイナスになる可能性があります。今回、キャラクターとの関係性は通りがかっただけの初対面でお願いしたいです。
アオバジョーサイのジャージ、なんか可愛いですね。よく言われません?
(――まじ最悪。頭をよぎったのはそんな感想。この状況下、悪態の一つや二つ吐きたくなってしまうことは見逃してほしい。目の前の相手にばれないように眉間へとしわを寄せた。事の次第は、試合観戦の誘いから始まった。他でもなく谷地からの誘いに乗る他の選択肢はない、と食いつき気味に了承をしたのはついこないだの事。だが、当日谷地との合流を果たす前に障害が立ちふさがり冒頭へと至る。現在、目の前には一人の男子生徒。慣れ親し気に声をかけてくるものの、完全に初対面である。軟派な目的の声掛けであることを、歯の浮くような世辞と浮ついた笑みが語っている。愛想笑いを浮かべのらりくらりと躱そうと試みたものの、上手くはゆかずじりじりと物理的に縮まる距離。後ろ後ろへと下がっていった瞬間に誰かとぶつかったような感覚がして。振り返れば、爽やかなミントグリーンとホワイトのジャージが目に飛び込んだ。どうやら、知らぬ誰かとぶつかったらしい。丁度良いとばかりに見知らぬ彼の手を引こうと手を伸ばす。)もう、遅いよっ。私、ずっと待ってたんだからねー?(上目づかいに猫撫で声、いわゆる“彼氏に甘える可愛い彼女“を精いっぱい演出して。距離を縮めようと、彼の片腕を両腕で抱え込もうとする。)……サーセン。ちょっと合わせてほしいです。(そして、甘えたな声と一転冷静な囁きとアイコンタクトを送ってみようか。彼女という設定を崩さぬように且つ軟派男に聞こえぬように細心の注意を払いつつ。一応声をかけくっついた時点である程度の効果はあったようではあるが、更なるダメ押しは彼次第の筈。して、軟派男が離れたのならば。)どーも、助かりました…って、あれ。アオバジョーサイの男バレなんですね。……そっか。(お礼もそこそこに、不躾な一瞥。――この人たちが試合の対戦相手か。「……試合頑張ってくださいね、オニーサン?」できすぎた偶然に自然に上がる口角を隠そうとする様子は見られない。視線はジャージから彼へと上がってゆく。烏野は強い、と言外に示すように挑戦的な笑みを浮かべたまま。そして軽く会釈をした。偶然出会った彼がこれからどのようなゲームメイクをみせてくれるのか。期待膨らませつつ背を向けた彼女のブレザーは確かに、濡れ羽色をしていた。)
は?…あー、女子から見たらそう見えるのかもね。
(ふあああ、大きな欠伸は止まらない。決して寝不足と言うわけではなく試合前だというのに至ってリラックス状態だ。むしろ気抜けしているといってもいいぐらいのだらけ具合。チームメイトが隣に居たのならきっと呆れられていた事だろう。だがこれが自分のスタイルなのだから直す気はないのだけれど。―試合までまだ時間がある、ということで一人トイレへと足を運び用を済ませチームメイトが集まっている場所へと向かおうとした道中の事。くっと欠伸を噛み締めポケットに手を突っ込みながら歩いていれば、視界に映った男女。…カップル?―慣れ親し気な男を見ればそう近しい関係に思えるが女を見れば困っているように見えるような何とも言えない状況。……正直面倒である。自分自身積極的に間に入るような性格でもなければ馬に蹴られるなんて御免だ。ため息一つにくるりと踵を返し遠回りをして目的地へ向かおう、そう決めた矢先。)……って!…あ、(背後からぶつかった衝撃にさほど痛みはなかったが驚きから、眉間に皺を寄せつつ振り返ったのならなんとまあ!先ほどまで見ていたカップル?と思っていた男女、女の方が自分とぶつかっているらしく思わず小さな声を洩らす。驚きの方が大きかったらしく伸びた手を甘んじて受け止めたその後、伸ばされた手に反射でも避ければ良かったと思えるほどには、彼女の上目遣いに猫撫で声に顔を引き攣らせ鳥肌が立つような感覚に襲われることになるのだけれど。こんなので喜ぶのはウチのあの大魔王だけだろなんてあるセンパイを思い浮かべながら、)…〜〜〜はあ?(じっとりと睨みつけようとしたのだが、抱え込まれた片腕に近づいた距離。背はある程度自分の方が高い程度なのでふいに聞くことの出来た冷静な囁き。そんなギャップに高低差ありすぎだろと面倒くさそうにため息一つ。カップルだと一瞬でも思ったのには申し訳ないがどっちにしろやはり面倒事であったと頭を抱えたくなったが、目の前の軟派男を一瞥し彼女の耳元にほんの少し顔を近づけたのなら、)塩キャラメルひと箱。(そんなおねだりを伝えて、軟派男をじっと見たのならば、)…、俺の彼女に何か用?(そう不機嫌そうに、実際若干のイラつきを軟派男に八つ当たりしつつ伝えて少し彼女と物理的に距離を縮めた。それだけでも効果があったらしい軟派男はそそくさと離れて行って。その後姿を見送ったのならば、はあああと深いため息を落とし彼女と距離を取って面倒事に巻き込んでくれた礼にと眉をしかめては、)こんな所で堂々と軟派してたアイツの下心も知れないけどね。面倒だったけど…まぁ、もう済んだことだし。あんなのに絡まれない内にさっさと仲間と合流しなよ。(自分の運の無さを恨みつつ、「それじゃ、」と去ろうとすればなんとも言えない一瞥と意味深な「そっか。」に思わず「何?」と不機嫌を隠そうとせず告げようか。次いで出た応援の言葉には、思わず目を見開きハッとする。――あれ、あのブレザーって、あの高校って…)やってくれんじゃん。(ジッと睨みつけるように、彼女の後姿を見ては思い浮かべたのは孤独な王様の姿。絶対負けてなんかやらない、そんな熱い思いを隠しながら自分も集合場所へと改めて向かおうじゃないか。――あぁ、しまった。塩キャラメルひと箱、貰い損ねた。)
HOME