日記

自我強め日記

ネタバレなどにはパスをつけています。夢小説や絵につけてるのと同じものです。

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2025/06/09 / 実写スティッチ感想(ネタバレ有)

観てきた。最初に結論の感想から言うと、悪いとも言えないし良いとも言えない、というところがわたしの感じ方でした…………!
これはわたしのリロ&スティッチの好きなところ、大切だと感じていたところ、思い入れのあるところが実写で反映されていなかったというだけの話だと思っていて、作品のクオリティ自体は結構良かったんじゃないかなあという見解です。切り離して単体で見たら面白かったと言えたと思うんですよね。多分ね……
他人の感想を読み漁る前に、なににも染まってない自分の今の思いをとりあえず書いておこうと思います。


大人に向けたリロ&スティッチを作りたかったのかなあ、とシナリオに関しては感じました。福祉局関連の話がアニメに比べて具体的だったし、前まで触れられること少なかったナニの色々についてもより掘り下げられてたりとか、アニメ映画が「リロとスティッチの孤独」への共感を促している一方、実写は「ナニの境遇や選択」への共感を誘う設定が色々出てきた印象。
当時見ていた幼い子が大人になって今一度見る、みたいな、トイストーリー3的な客層の狙い方をしたのかなあと思った。(映画館、結構小さい子供多かったけど話ちゃんと分かったんかな)(しかしアニメの方もわたしが小さいときちゃんと理解していたかと聞かれるとそうでもない)


けど!!!それにしては原作の大事なところを端折りすぎじゃあありませんかねえ!!!!と思ってしまって!!!!!恐らく色んな方が言っているであろうジャンバも当たり前にそうですが、わたしは本当に醜いアヒルの子パートを無くしたのがショックで、ショックで、あの……………

まあその、共感の狙い方がリロとスティッチではないということであれば、確かにあそこはスティッチの孤独を表現する場所で、実写には不必要なのかもしれませんが。
あれをなくしてリロ&スティッチという作品を語れるのか?と、思う自分が大暴れしておりまして、どうしようもないですね。あんまりクレーマーにはなりたくないんですけれども、我慢できなくて、本当にごめんなさい。ネットの隅っこで吐き出させてください。

醜いアヒルの子を見て、同じように家族を待って、でも彼には家族はいなくて、「弟にしてあげる」と言ってくれたリロの元でスティッチが家族を選んだ、見つけたというのが印象的で。映画の記憶が薄ぼんやりとしていてもずっと覚えていた場面で。好きなシーンだったので。けっこう、つらかった、ですねえ…

ただ、そこの差し替えに当たる、動物保護施設に戻って眠るスティッチをリロが迎えに来るところは綺麗で好きだった。初めは打算で受け入れた迎えを、もう一度同じ場所で、改めて確かな相互の愛を持って行うのは彼らの関係がまた新しく始まった感じがしていいなあと思いました。
その後に「生き残るためだったんだろう」とジャンバに確認取らせるのはなんかモヤったけど。その話終わったじゃん!て思ってしまって(でもそこのセリフを印象的にするためのリフレイン保護施設だったのかもしれない 素人なのでわからない)

スティッチの正体明かしパートの差し替えが上のやりとりだったんだろうけど、スティッチが自分から覚悟決めて正体明かすのが家族になりたいという意思表示な気がしていて好きだったから、ね、余計ね、色々思ってしまうんですね〜〜………

あとさあ、誓約書書く場面ないのはどうなん、?ここはどうにかしてねじ込めたんじゃないんですか……
「あたしスティッチを買ったの!取ったら泥棒よ!」のラストが好きでさあ………あそこってすごく大事で、すごく粋なシーンだと思っていたんですよ。ねえ………助けてください。



さて、ジャンバの話をさせてください(呪詛)。
ガントゥがいないらしいこと、代わりとしてジャンバがヴィランに徹していること、ちらりと見てしまって知ってはいたのですが、いざ具体的なものとして出されてしまうと思いの外ダメージが大きく。ガントゥ出さなかったのはなんでなん………予算?予算ですか……?魅力的で欠かせないキャラだと思うんですけど………………………………彼さえ出れば今回感じた不満は大分解消されたのではないかと思うんですけど……………
わたしの願望としては、断固としてジャンバはオハナでいてほしかった。オハナはいつもそばにいる、の中に、確実に彼も入っていたはずじゃあないですか。悪の天才科学者だけど、あっけからんとしていて完全な悪でもなさそうなところもあるジャンバが、ジャンバおじさんが好きなんですよ。好きなんだよ…………………

家破壊シーン、あんなに意地の悪い感じではない!と思いたかったのだけれど、キャラ解釈としては全然的外れだとは思えなくて、そこの塩梅についてエンドロール中ひたすらに考えていた。
あんな量の試作品ひとつひとつに嫌がらせや兵器としての能力を与えられる人が、「人間は執着により捨てられないものがある」ということを思いつかないわけがないし、それを利用する躊躇もするような人ではないと思えてしまうので。まだリロと関わってないときなんかは尚更だと思うんですね。
ただ、ザ・シリーズをめちゃくちゃ刷り込まれている人間としては願望が止まらなくて、ジャンバには味方でいて欲しくて、オハナになってほしくて…………………

そもそも、わたしのジャンバに関する解像度が低いのもあるのでアレなんですが。思いついた悪事を搭載した試作品を作って、我が子が思った通りに作動してくれるのを喜ぶ、くらいの解釈しかできなくて、実際に自分自身で悪事を行動に移すのかどうかとか、どれだけ情があるのかとか、よくわからない。
626を改造することに躊躇はなさそうだとは思う。実際改良版としてリロイ作ってるので(あそこのシーンのファンサちょっとうれしかった)。試作品に愛情いっぱいというわけではないのはそうだろうし。思った通りの悪事を働いてくれたら喜ぶけど、それは自分の成果が感じられたからだろうしなあ、とかね。
Xの受け売りではあるけどガントゥに攫われたリロの行方をナニが聞く場面とかでまともに取り合っているのはプリークリーではなくジャンバで、スティッチに対しても全くの愛情がないとは思えなくて(過去がないあいつはどう感じるのか、と案じているし)、極悪非道ではないと思っているんですが。ただ終盤のスティッチの説得がどんなものだったかわからないのと、コミカルに「すごい説得力だった」とだけでうまく流されてしまって彼の心の動きが読めないので、なんとも……

考えつくのは「(破壊のプログラムを組んだ我が子が想定外の提案をし、それに)説得力があった(ので、少し気になる)」みたいなことかなあとかそのあたりなので、少しの分岐で実写ジャンバになる可能性全然あったんだと思う。
それらのこと踏まえて、ガントゥ出さないと決まった時点で、既存キャラにヴィランやらせるならジャンバは適任だったとは感じますね。多少ワルやらせても違和感はないので。


実写ディズニー映画をそんなに数見てないので意気揚々と語るなという感じなんですが、キャラの掘り下げに伴う改変が大きく行われることとか、キャラや場面を切り捨てる場所の決定とか、そういったことを踏まえて一本の映画にするにはこの形にするのが妥当ではあると思う自分もいます。ジャンバのこともスティッチのことも、個人的に不満はあるけど、話の流れ考えたらこう落とし込むのも仕方ないのかもしれない。

まあでも、ラストで派手にスティッチ溺れさせて死にかけさせるのはなんか、わたしはまとめが雑じゃないか…?と思ってしまった節はありますが。そんなことないですか………
今までそこまでスティッチを受け入れられてなかったナニが命懸けで助ける流れは綺麗だけど、ありきたりというか、どこかで見たことあるなあって…………わがままかも。ごめん…………



良かったと思う点も書いておきたい。上記にもちらちらと良かったところ言ってはいますが、不満しかなかったわけではないんですよ、!

実写にあたり、設定やら解決策やらがリアリティ増してるのはならではで良かった。スティッチが泳げない理由とか、重くなるっていう理論はなかった気がしたんですが、どうなんでしょう。有識者教えてください。
リロの引き取りとか、ナニの進学とか、そのへんは実写だから具体的にやったのかなあみたいに感じた。あえてそれをする意味もなんとなく分かるし。
「家族はいつもそばにいる」の形として、現代の技術とか、コロナを経てのあれこれとかで物理的に離れていてもできるのだと表現するのは2025年に改めて作り直す意義があるような気がしたりしなかったり(ふわふわした薄っぺらい感想)。
色々、納得はするんですよね。感情が追いつかないだけでね……

あと序盤の再現度の高さも良かった!銀河連邦のスターウォーズみたいなSF感もよかったし、わくわくしました。カウアイ島での景色もよかったしね。ビジュアル的な部分では大満足。スティッチかわいいね。

今回リロ&スティッチ初見の友人についてきてもらったのですが、彼女は「普通に面白いと思った」と言っていたので、そんなに思い入れとかこだわりとか願望がない人からしたら良い作品だったのだと思います。
視聴直後に原作の方ディズニープラスで見せたんだけど、逆に「アニメ映画の方はスティッチが懐くの早い気がする」みたいなことを言ってた。そこまで仲良くなる描写が分かりやすくされてないってことかなあ。わからないけど。
デイヴィッドはアニメの方がいい男マシマシだと感じたので彼が好きになりそうな人には原作も観てほしい。友人がそれだったので見せたんだけど、メロつきまくっていてニッコリした。

納得したい衝動でパンフは買ったので、またちゃんと読まなければなあと思います。長々と散文失礼しました…………



追記

ジャンバショックが頭から離れなくてずっと考えてしまうのですが、わたしはスティッチにある意味一番近いオハナであるジャンバがいないのも辛かったのかな〜と思うなどしていた。
リロはリロで、彼女にしかわからないスティッチがあるのはそうなんだけれど、生みの親であるジャンバにしか分からないスティッチの性質、感情、思いがこれまでのシリーズでたくさんあって、その理解が無くなってしまうのが、寂しいんだなあ………きっとな………
何気に親面してるジャンバが好きで。自慢の我が子だと嬉しそうにするジャンバが、626のやりたいことの代弁をしてくれるジャンバが、オハナにはいてほしかったんですね。ね〜………