常楽会レポート

2017年2月14日、2回目の高野山は明確な目的があってこの日に行くことを決めました。連綿と続いてきた行事の一つである「常楽会」を見学するためです。

常楽会とは釈迦入滅の2月15日に、遺徳を追慕し報恩謝徳の意を表す仏会で、涅槃会とも言います。2月14日の10時頃から始まり、日をまたいで次の日の11頃までお経を唱え続けます。

事前知識はこれくらいにして、いざ常楽会に出発!バレンタインに何やってんのとか少しは思ったけど止められなかった・・・前回行った時から4カ月しか経ってなかったので、一応カモフラ(?)のため初日は神戸に寄りました。中華街楽しかったけど神戸→大阪→高野山の移動にかかる時間がかなりあったので早々に後にし、慣れた大阪経由ルートでお山へ向かいます。

新今宮駅で南海高野線に乗り換える時に入手した、551蓬莱の豚まんを持って電車に乗り込みます。少しにおいきつめで申し訳なかったけど、これ美味しい〜〜!大きさも丁度いいし皮が甘めだった気がする。大きい駅だとテイクアウトしかなかったり行列だったりするけど、ここは人少ないし狙い目ですよ。

標高が高くなるにつれ雪景色になっていきます。ロープウェイを降りてバスに乗り中心地へ向かう道中は、山深く他の生き物が全くいないような、しんとした静けさがあります。

到着時刻が遅めだったので、すぐ宿泊するお寺に向いました。今回お世話になったのは普賢院さん。常楽会が行われる金剛峯寺の近くがいいと思い、宿坊協会を通じて宿泊の予約を行いました。今回は朝食のみのプランだったので山内のコンビニで済ませました。チェックイン時、社務所?お寺だから寺務所?で数人のお坊さんが集まって、お経の音源を聴きながら夜から始まる常楽会の練習をされてました。こうやって覚えるのか〜!

夜まで何してたかは全く覚えてないので割愛。お寺の玄関先(と言っても廊下まで開け放たれてるからどこからでも入れる)に、ご自由にとカイロが置いてあったのでありがたく頂戴しました。寒いの分かってたから持参もしてたけど、後々このカイロで命拾いすることになろうとは・・・

←夜の金剛峯寺

宿泊客には基本的に門限がありますが、今日ばかりは例外で夜10時に門をくぐり金剛峯寺に向かいます。道中、雪の積もる道をお坊さんがゆっくりと歩いているのが見えました。歩くのにも一つ一つ所作があり、とても綺麗な動作で目を奪われます。この景色は本当に忘れられません。

金剛峯寺に入ると、台所では暖かい湯気がのぼり見物客も大勢いらっしゃいました。見学用の部屋には火が焚かれ、振る舞われるうどんをそこで食べます。お揚げが入ってておいしかったな。なんとか前のほうに陣取って始まるのを待ちます。

正直記憶が曖昧模糊だけど、とくに何も合図なしに始まりました。広い部屋に響く声。独特な節回しで読経されます。「声明」といって仏典に節をつけた仏教音楽のひとつで、この常楽会では四部構成の仏典を唄い上げられます。とても不思議なイントネーションで、異世界の迷い込んだみたいな気分です。ところどころソロパートがあったり、花びらの紙をひらひらしたり、立ったり座ったり、ずっと聴いていられます。でも!とにかく寒い!!暖房器具が焚火のみなのでカイロ貼ってなかったら死んでた・・・。

他のお客さんたちは手練れみたいな方々ばかりだったので、座布団とか色々持参されていました。とにかく寒さ対策はしっかり!ご覧の通り写真撮影も動画撮影もOKなので、周りに迷惑がかからない程度に見学しましょう!かなり狭いところにぎゅうぎゅうでしたので。

日をまたいだくらいで一度お寺に帰り少し眠って、また金剛峯寺へ向かいます。見物客もまばらで、なんか・・・徹夜の空気って感じ・・・(笑)そりゃお坊さんたちも疲れるよね。

午前11時頃に第四部の声明を終えると、皆さん一斉にトイレへダッシュ!!すごいわらわらしてて可愛かった〜〜とっても貴重な体験をさせてもらいました!

そういえば朝の勤行終わってから、お茶の接待受けて住職さんのお話を聞いたのを思い出したぞ。とても面白い経歴の方で、中国の話とか色々お話してくださいました。この時期はあまりお客さん居ないから、ゆっくり出来るのもよい!そしてバレンタインのチョコレートも頂いたんじゃった・・・ありがたや。

<まとめ>

雪景色は一見の価値あり

生で聴くと秒で魅了されてしまう声明

とにかく寒い

裏イベントにも寛容

次回は・・・広島食い倒れかな!



TOPへ戻る
ALICE+