01 - ナイトレイブンカレッジ?
太郎太刀の本霊の娘として、200年余りを神域で過ごしていた夏海は神嫁で在る母に神楽舞を習うなどして、父以外の神々にも新入りの隣人として可愛がって貰っていた。幼い頃より色々と知らない事を教えてくれる各神格にも、実の両親にも懐き可愛がられ、屈託無く育った夏海は、父が大太刀と言う大きな刀剣で在る故に、力持ちであるが、母に似たのか体格はちんまりと可愛らしいままだった。小さいけれど父の本体すら振れる程になるとは誰も思ってはいなかったが、父は喜んだ。夏海が何をしても大抵の場合、父は「流石、私達の娘ですね。」と褒めて喜ぶのだけれど。
そんな夏海が今居るのは、狭い箱の中だった。同じくらいの背丈の女の子と一緒にギュウギュウに詰め込まれていた。暗くて夜目が効かないが女の子は気を失っている様だった。此処は何処