月詠視点。ホテルの部屋で気まずい。
「わぁ〜はじめて入った。こんなになってるんだね〜あっ、ベット本当に回るんだ。銀さんの言ってた通り」
あっ、あいつ何を吹き込んで…!
「おっ!お風呂!ジャグジー!しかも色変わるよ!月詠ちゃん!」
「や、やめなんし…!お、落ち着くでありんす…!」
「緊張してる?」
「し、しておらん!」
「そういえば月詠ちゃんって、処女、なんだっけ?」迫って来る。
「や、ややややめ、な、何を…!」
「ふるえちゃって、かわいいね」
「浅葱…!は、話を…!」
「しーっ、ここホテルだから暴れたら他のひとにばれちゃうよ?」
「っ」
「百華の頭が男とホテル入ったなんて知れたら、ね……」
「ぬ、主、わざと入ったな!?」
「違うよ。これは本当に違う。偶然だよ。俺そんな計算高くないから」
そのとき、雷が鳴る。
「きゃっ」
浅葱にしがみつく月詠。すぐに気付いて離れようとするが
「待って、まだ雷おさまらないからこのままでいた方がいい」
って言われて抱きしめられたまま。
顔真っ赤。そのとき、浅葱が月詠を抱きしめる腕に力が入っていたことに気付き疑問を感じる。
「浅葱…」雷が鳴って光った瞬間に写された浅葱の表情というか目つきにぞっとして鳥肌が立つ。別人に見えた。
雷鳴と影