日輪の店に戻ったふたり。すると頬が真っ赤な浅葱。
「あら浅葱さん、月詠にまたなんかされたのかい」
「わっちがされたんじゃ!」
「へぇ、よかったじゃないか」
「よくないでありんす!」で、思い出す。
その日、銀さんが月詠のところへ来て
「こんな時間に夜這いか、銀時」
「へっ、誰が死神大夫なんか指名するかよ。どっかのへたれ馬鹿と一緒にすんな」
「……浅葱は…」
「あぁ〜、今頃寝てんじゃね?」
「銀時、あいつは、誰なんだ?」
「さぁな、まぁでもただの流れ者ではなさそうだぜ」
「何かあったのか?」
「この間、新選組の奴らに会った。そのときに職質されてたぞあいつ」
「新選組に?」
「もしかしたら俺たちはとんでもねぇお尋ね者拾っちまったのかもなぁ」
「……(浅葱の横顔といつもの笑顔を思い出す)」
「月詠、気をつけろよ。いくらお前といえども…」
「舐めるな銀時。わっちを誰だと思うておる?百華の頭、死神大夫でありんす」
「おぉ、おっかねぇ。でもよ、マジでなんかあったら呼べ」
「……あぁ」
「惚れた男は売れないってか?」
「は!?」
「おめぇバレてねぇとでも思ってやがったのか?もうみーんな気付いてるぜ。にひひっ」
「なっ、銀時!貴様!」
で、浅葱は一体何者なのか……もし、殺さなければいけなくなってしまったら……
迷い