銀さんたちが全然関係ない依頼を受けてそれについていく浅葱。
ただの猫探しで、猫が屋根の上に乗って逃げそうになったときすごい運動能力を発揮して猫を捕まえる。そこでみんなが「!」となって、普段へらへらしてるくせにお前すごいなとか言われて肩ばしばし叩かれる。
力が戻って来てるなと複雑になる。
その後、お礼にスイカをもらってじゃあついでに花火でもするか〜ってなって花火。
「花火なんてはじめてした」
「えっ、そうなんですか?」
「俺ほら、流れ者だから今まで一か所に長くとどまったことないんだよ。そうやってふらふらしてるとこういうみんなが当たり前のようにしてるようなことの経験するタイミングがないんだよね」
「なるほど。浅葱さんはまた何処かへ行っちゃうんですか?」
「うーん、そうだね、そろそろ出ようかな〜とは思ってたよ」
「えぇ!行っちゃうアルか!」
「まぁまぁお金貯まったし。っていってもほとんどお登勢さんからもらった給料なんだけど」
「銀時、あんた給料払ってなかったのかい」
「しょうがねぇだろ、パチンコですっちゃったんだから」
「うわっ、こいつ最低アル!」
「いいのいいの、これ以上長居してみんなにも迷惑かけられないし」
「なんだ、そんなこと気にしてたのかい。あたしゃいつまで居てもらっても別に構わないけどねぇ」
「そうだぞ〜。もう少し残って俺にかわいいねェちゃんとぱふぱふしにいこう」
「休みの日にいなくなると思ってたらあんたらそんなことしてたんですか!?」
「うーん、確かにかわいいお姉ちゃんとぱふぱふはいいね。でも――」
「ツッキーはどうするアルか!」
「えっ?」
「ツッキー絶対お前のこと好きアルよ!恋愛において言い逃げは反則ネ!女を泣かせる奴は男じゃないアル!」
浅葱黙る。
「あははっ、さすが神楽ちゃんだ。うん、そうだよね。大丈夫、月詠ちゃんのことはちゃんとけじめつけてから行くよ」
花火終わる。
「あっ、最後に線香花火残ってますね」
「えー、私はもっとぱーっと派手な花火の方が好みネ」
「俺もそんなしみったれたじれったい花火好きじゃねぇな〜。じゃ、あとはお前がやってくれ」
「は?え?俺ひとり?」
「そのまま捨てちゃうのももったいないんで」
「それじゃ、浅葱さん私たちはここで失礼しますね」
新八とお妙さん帰っちゃう。
「おい、みんな……マジで言ってんの?」線香花火を持って
「男の俺ひとりで花火?ちょっと何の嫌がらせだよ…」で、しょうがないからはじめる。
あぁ、きれいだな。これから自分はどうしよう。とりあえずここは離れる。頼まれたことは失敗したことにして、俺はまぁ、死んでもいいか。
あの子を守れるなら――。月詠が思い浮かぶ。
すると人の気配が。顔を上げると
「……つく、よ……ちゃん?」
「浅葱…!なぜ主だけがここに?銀時たちはどこに行った?」
「みんな帰っちゃったよ。こんなしみったれた地味な花火なんかやってられるかってね。もったいないよね、こんなきれいなのに」
ここでみんなが何をしようとしていたかを察する。
もうほんとにみんなってば、いい人なんだから。
「せっかくだし、月詠ちゃんもどう?せんこう、花火?だっけか?はい」
で、ふたりで花火をする。
果敢なき火花