しばらくして、追いかけていた怪しい奴らを捕まえる。

「何が目的で吉原をうろついておった」
「いうわけねぇだろ」
「ほう、では……」
「ツッキー準備はオッケーアル」
「でははじめるとするか」
「な、何をするつもりだ…!」
「言わぬのなら言わせればいい」クナイを持つ。

神楽はがっつり男を後ろから押さえつける。

「や、やややめろ!」
「右と左どちらからがいい?」
「はっ?」
「いずれどちらも潰すが、最初はどちらがいいか選ばせてやっているのじゃ。早くしろ」

後ろで見てる銀さんたち。

「女ってどうしてこうおっかねぇのかな」
「銀さん、それ聞こえたらこっちにまで飛び火するのでやめてください」

とか言ってるそばからクナイ飛んでくる。

「安心しろ、次はお前らの番じゃ」
「ひ、ひぃぃぃっ」

「殺せと命じられた」
「だれを」
「吉原一の花魁を」
「っ、日輪か?」
「吉原をもう一度暗闇で覆うってな」
「な、なんじゃと?」

そいつらが企んでいたのは日輪の暗殺。
それと同時に

「騙されてたことにも気付かずに……ふっ」
「あ?何だって?」

男の脇に木刀を突き立てる銀さん。

「面白そうな話じゃねぇか。なぁ、教えろよ」
「っ」
「おい、こいつ本当にタマいらねぇらしいぞ」
「わ、わかった教える!」で待ってると
「お前らのところにいた男は、俺たちに雇われた殺し屋だ」
おどろく。月詠はショックで倒れる。

あの男


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