あれから3年。月詠はずっと待ってる。夜になるとゲートのとことへ行ってずっと月を眺めていた。そこへ銀さんくる。

「よぉ」
「…銀時か」
「こんなとこまで見回りたぁ精が出るねぇ」
「どこぞやの賊が忍び込むかもやしれんからな」
「仕事熱心なのも構わねぇがこんな時間に女がひとりでふらつくもんじゃぁねぇよ」
「心配いらぬ」
「……こうやって毎日待ってんのか」
「……」
「あいつは――」
「何のことじゃ」

銀さんびっくり。

「わっちは誰も待ってなどおらぬ。ただの見張りじゃ」
「……へぇ、そりゃご苦労なこったな」

日輪のところへ行って話す。

「そんなことないさ。誰も待っていないんなら、とっくの昔に小指の髪の毛ちぎって捨ててるだろう」
「健気なこったぁな」「月詠はそういう子だよ。表に弱さを出さない。素直じゃない、そんな子さ。きっと浅葱さんも月詠のそういうとこに惹かれたんだろうね。男からしたら護ってやりたいって思うだろうよ」

で、月詠が帰って来る。

「おかえり。月詠」
「あぁ、なんじゃ銀時。帰っとらんかったのか」
「茶ァ飲みに来てるだけだよ」
「そうか」

お店の奥に引っ込む。
それから何週間かして。昼間、月詠は見回りで出かけている。そのとき。

「こんにちはー」
「いらっしゃい」
「お団子、二本とお茶もらえますか」
「あいよ、かあちゃ…!」

晴太が気付く。

「母ちゃん!母ちゃん!」
「なんだい晴太」
「か、かか」
「ん?」
「か、帰って来たよ!」

日輪外に出る。すると…

「日輪さん、晴太くん、お久しぶりです」
「!」

浅葱がいた。

待ち人


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