亡くなった少女を想う

忘れてと笑った最後の約束
錆びつく前に歯車を奪いたかった
もう届かない優しい歌
耳鳴りの様に響く子守唄
小さな世界を愛していた
明日を刻む空色の時計
小鳥が破った白いページ
はじめまして、あの子のいない新しい世界





虹色の雲をひとつ頂戴

その指はいネクタイを解いていく
色に染まる空に流れ星
耳障りな色い声に吐き気がした
桜が泣いたの季節
い夜霧に紛れた歪な感情
闇に染まれなかった
疑心に気づかぬの花





塗りつぶした戯言

廃れ果てた繋がり
裏返しの赤
泣きたいのはあの子でしょ
痛みを嗤う黒い影
冗談で埋め尽くされた視界
気づかないフリだけ
秒針が刻む絵空事





捻れた月の

神様はだけを愛した
あのの海を渡っていった海賊船
憧れた残酷な
廃れた街にく雑踏の中
焼き尽くされた森で泣いているい鳥
影を奪った獣のが響く
けの川に流した白い花束





野晒しの星は知らない

夜明けに咲けない花
三日月の刻限
捻子を巻くオルゴールの永遠
花片を散らした一秒の風
手紙に眠る春
小さな宝箱に隠した鈴の音
剥き出しの幸せを謳う


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