爛々と灯る季節の向こう
1月の貴方を閉じ込めた箱庭
あの子が夢見た2月のパレード
3月の宝石が浮かぶ星空
桜色の4月に歌う
空白の5月を覗いた金魚
6月の空に泳ぐ白猫
花冠を攫う7月の風
最果てに咲く8月の花
9月が紡ぐ唄
瞑色の空は10月の秘密を知っている
何も知らない11月の為に
12月の冷たさのキスをひとつ
りんごがおちた
色とりど
りの果実はいかが
夜空色の靴どこに飛
んだ?
ひとり
ごとが抉った心
君
が気まぐれな星になる
深い森に
おいてきた夜明け
昨日へ零れ落
ちていく歌声
見上げ
た空に赤い星ひとつ
ループするおとぎばなし
白兎のはかりごと
時計仕掛けのお月さま
魔法が解けた世界
一羽の白鳥が夢見る明日
太陽が凍りついた朝
魚が泳ぐ空の水槽
浮かれた猫は歌って踊る
黎明が彷徨う回廊
刻まれた赤い
記憶
午前2時の笑い声
道化師が手を差し伸べた
悪夢
笑顔の君が落とした世界
繰り返す悲しい
未来
遠い
夜空が焦がれるひとつの星
路傍の黒猫
路地裏で繰り返される物語
今宵響く鈴の音に
約束された未来なんていらない
運命に逆らう為の嘘
追いかける甘美な足音
君の春に届ける彗星
曲がり角の白いひまわり
back top