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2017/02/06 16:12

どうにも最近は街中至る所から甘い香りが漂ってくるなぁ。俺も甘味が食べたい、なんて。

ATTENTION


・流血描写
・カニバリズム
・三日月宗近相手
・長文(字数800程)

…いいや、痛くないさ。それよりも、なぁ早く(障子戸を閉め切った二人のみの室内、既に皮膚が破られ血肉が覗く右腕を相手の口許へ寄せ、抉られた傷口から溢れる赤に唇を濡らしながらも肉へと噛み付く姿を見下ろし静かに眺めていたものの、不意に空いた左手で傍らに置いた自らの刀身を鞘から抜き放つと銀色に鈍く光るその切っ先を自らの腹部へ突き立て僅かな痛覚を得ると共に小さく表情顰めるも直ぐに刃を抜くと再度それを畳へと戻し、白い着物に少しずつ染みを広げていく赤を眺める事無く腹部の傷口へ左手を捩じ込み体内で掴んだ一つの臓器を本来在るべき場所から強引に腹の外まで引っ張り出し)俺の身体を、俺の一部を君が食べてくれると思うと嬉しくてな。これも食べてくれよ。三日月、時間が無いんだ、俺が生きている内にもっと沢山食べてくれ(右腕から食い千切られた肉を頬張り唇から血を垂らしつつ咀嚼する相手へ真っ直ぐに視線向けていたものの、ふと閉め切っていた筈の戸が開かれてはそちらへと視線を移し、畳へ染み込み切らぬ程の血溜まりの中で互いに本来の色も分からぬ程赤く染まった着物のまま傷口を曝す、その室内の異様な光景に瞳を丸める一振の姿を視界に収めると興醒めとでも言わんばかりに目を細め、直後また目前の相手に視線を戻せば顔ごと部屋の出入口へ向ける姿を見て笑み浮かべ、幾分食べ進められた右腕を持ち上げ頬の片側へ垂れる濃紺の髪に触れてその頬へ掌を添えて自らの方へと顔の向きを戻すように促し、次いでその片手を背まで回し抱き寄せるように身体を近付けると腹部から取り出した臓器を見せつけ、そこに唇が寄せられると心底から嬉しさを表現するように浮かべた笑みを深めていき)
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