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2016/09/16 13:08

少しずつだが、日中も過ごし易い気候になってきたんじゃないか?優しく吹き抜けていくような風を感じながらどうだい、俺と共に昼寝でも。
…何だ何だ、寝過ぎってか?あっはは、大丈夫さ。この身が衰える程怠けているようなつもりも無いぜ。
とは言え、本丸の奴等は皆慌ただしく過ごしているようだからなぁ…今の俺には共に茶菓子を食べてくれる相手が居ない。おっと、こう言うとただ寂しい刀みたいじゃないか。不満がある訳でも無し、止しておこう。

以前友から大量に貰った金平糖は大分と少なくなってきてしまった。何時でも声を思い出せるぜ、道化を演じていた君。彼の地の鶴丸国永。
君が気に留めてくれた俺の思考心理があの頃と同じで在れば良いと思う反面、君の声を無くした俺は同じような言葉を紡げちゃいないのかもしれん。役目が忙しい中にも俺を部屋へ招き入れ、相手してくれた時の記憶は今でも薄れそうにない。
主の事を悼む度君を思い出して、何だか表情が緩んでしまうらしい。

さてと、想い出話はこれくらいに。
昔も今も同じように血生臭い文ばかり記していたら、日常よりも戦闘の方が好きなのか、と問われた時は本当に驚いたなぁ…。勿論刀として戦が好きな事は否定しないが、基本は何気無い日常を好んでいるんだぜ。だがまぁ説得力は無いかもな、っはは。
お早う、お休み、なんて日々の繰り返しってやつに飽きる事は俺にとって有り得ないとも言える。何時も通りの日常があるからこそ戦があり、俺は刀としての使命を全うする事が出来るんだろう。
日常を楽しんでいると忘れそうになる事があるんだが…俺は刀の付喪神であり、その刀身で斬る為に存在する。こういった思考が俺を刀寄りとさせているのやもしれんな。

また何れ、金平糖を貰いに行こうかね(縁側に腰掛けたまま退屈を紛らわそうとするように投げ出した両脚を前後に緩く揺らし、懐から小瓶を取り出すとそれを視線の高さまで持ち上げ雲一つ無い空に翳せば快晴の青色と菓子が透ける様々な色彩を見上げて目許を緩め、その瓶をそっと左右に揺らせば中身の金平糖が動く小さな音を聞き)綺麗な色だと思わないか?偶にこれをのんびり食べる事も、こうして見る事も好きなんだ
0916
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