暖かくなったから僕らも青い春を迎え入れようじゃないか
「徹、また彼女と別れたの?」
「アー、うん」
「可愛かったのに。スタイル良かったし」
「そういうあかりちゃんは、あの背の小さい彼氏とどうなったの?」
「別れちゃった、なんか違うって言われた?」
「ふーん?」
「あーあ、寒いね」
「うん、寒くなったね」
「・・・」
「ていうかさ」
「うん」
「そろそろ俺たち付き合わない?」
「うん?・・・え?」
「結構アプローチしてたはずなんだけどなぁ」
「付き合うって、徹ちゃん、もしかして、わたしのこと・・・好き、なの?」
「そのもしかしてかもね?」
「うそ・・・」
「もう待ちくたびれちゃったよ」
及川徹は困ったように小さく笑い、あかりの手を握りしめた。
高校2年生 12月