君と一緒なら寒い冬も悪くはない






「やっほー」
「・・・」
「ちょっと無視しないでよ!」
「今私忙しいから後にしてもらっていいですか」
「がっつりゲームしてんじゃん!わざわざ及川さんが会いに来たのに!」
「わざわざ会いに来ないでください」
「あれ、俺たちって同級生だよね?チームメイトだよね?何この扱い」
「・・・はぁ、なに、なんか用?及川が会いに来るなんてろくなことがないんだけど」
「ろくなことだよ!あかりちゃんのクリスマスプレゼント一緒に買いに行ってほしいんだよね」
「ろくなことじゃねーな」
「ちょっとちょっと、岩ちゃん、君の幼馴染口悪くない?」
「あ?今更だろ」
「それもそっか。じゃなくてさ!あかりちゃんの!クリスマス!プレゼント!」
「うるさいなぁ、2回も言わなくてもわかるってば」
「じゃあ付いて来て?」
「やだ」
「なんで!」
「なんで好き好んで及川と必要以上に一緒にいなきゃいけないの」
「あかりちゃんのためだと思ってさ!」
「それ私に1ミリもメリットがないじゃん。てかさ、そもそもネットとかでも買えるでしょ?私いらなくね?」
「やっぱ実物みないとさ、ほら、色とかちゃんと見ないとあかりちゃんが付けた時を想像して、さ!」
「・・・・・・」
「そんな蔑んだ目で見ないで!」
「及川無理、ほんと無理。嫌、嫌い。さようなら」



「・・・あかりさん」
「ん?あ、国見ちゃんじゃん!どうしたのー?」
「あー、その、ちょっと聞きたいことがあって」
「なになに珍しいね。もしかして中野へのクリスマスプレゼントとか?」
「え、」
「え?図星?やだ、顔真っ赤!かーわい!」
「・・・やっぱりいいです」
「うそ!うそうそ、ごめんって。中野ちんの欲しいものでしょ?あの子アクセサリーとかあんまりつけないもんねー」
「・・・はい、付き合って初めてですし、こう、なにあげたらいいかわかんなくて」
「あったかいものとかいいんじゃない?」
「あったかいもの?」
「中野冷え性だし、家でいつもなんかもこもこしてるよ」
「あー・・・手冷たかったです」
「あれー手つないだの?ね、中野とどこまでいったの?」
「・・・言うわけないじゃないですか」



メリークリスマス。






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