2018


▽01/29
スケッチブックは君に似ている。好きな色を乗せられるところ。君はスケッチブックに似ている。開くととてもわくわくするところ。

▽02/09
無音の舞踏会。心の内だけで、ピアノの音が跳ねる。オルゴールの音がはじける。君と僕との手が触れる。恋が踊る。

▽02/09
勘違いしてはいけない。自惚れてはいけない。調子に乗ってはいけない。騙されてはいけない。真に受けてはいけない。惑わされてはいけない。……摘まれそうな恋ほどよく吼えるのは、それはただの生存本能だ。

▽02/09
キンキンに冷えたビールに需要があるのなら、キンキンに冷えた私の手にも需要があっていいじゃない。

▽03/01
ホットココアがお腹を温めるように、熱い何かが心を融かす。じんわりと、甘く。きみがすきだ。

▽03/08
きみというしあわせ

▽03/14
春の陽射しがほの暖かくて気持ちいいこととか、開いた蕾のその花弁が柔らかく美しいこととか、そういうの全部、君のおかげかなって思うの。

▽03/21
記録に残らない会話を続けている。君は僕のものにはならないけれど、事実も真実もやがて僕だけのものになる。

▽03/21
記録に残らない会話を続けている。君は僕のものにはならないけれど、事実も真実もやがて僕だけのものになる。

▽04/07
美しい春の夜でした。君のことが好きでした。

▽04/07
髪を切ろうとも伸ばそうとも、太ろうとも痩せようとも、どんな私になろうとも、私は私だった。それはゆるやかな失望だったし、絶望だった。私は、未来永劫、あなたの好きな生き物にはなれない。

▽04/09
明日なんて来なければいい。一生きみを好きでいたい。

▽04/12
悲しみの音が聞こえる。しんしんと雪降り積もるような。さらさらと花びら散り落ちるような。すべては融けて流れゆく。狭間の音。

▽04/14
夜をなぞる。君の居ない、空っぽのにおいだ。

▽04/22
幸か不幸か、陽が沈む。明日も君に会えるといい。

▽04/23
お前のための舞台ではないのだけれど、どのみちお前は輝くのだろう。

▽05/04
夢を見るなら、君とがいい。

▽05/08
その手を掴めたのなら

▽05/08
あいしてるって言えなくて、黙ってあなたの睫毛を見つめる。

▽05/10
夜の方舟、うつくしい方角へ。

▽05/11
嘆き方を知らない僕ら、仕方がないからにゃあと鳴く。

▽05/29
床に散らばった金平糖のような幸福を、子どもたちが拾い集めている。

▽06/07
愛と呼ぼうか恋と呼ぼうか。「そんなんじゃないのよ。ただ少し、運命が重なっていただけ。命を賭けるに、足る相手だっただけ」

▽06/10
ゼラチン質の空が頭上を固めている。ぼたり、ぼたりと落ちてきたのが、空だったのか、僕の涙だったのか、

▽06/20
夏の匂い。麦茶。君の息づかい。

▽06/21
肺いっぱい愛で埋めよう。吐く息すべて貴方のもの。

▽06/27
しあわせに致死量がなくてよかった。

▽07/04
地球が滅亡しないと釣り合わないような気持ちです。今日は。帰りたくないのです。

▽07/04
もうずっと泣きそうで吐きそうな気持ちを抱えたままで、恋だなんて愛だなんて気安い名前を付けられやしないままで。

▽07/05
貴方が私を乱し、貴方が私を整える。私は貴方でできている。

▽07/06
お腹の奥でぎゅうぎゅうと鳴く、この生き物が愛だなんて知らなかったよ。

▽07/07
百の言葉は貴方の眼差しひとつで融け消える。千の歌は貴方の指先ひとつで終わりを迎える。本当は知っていた。言葉も歌も、代替品でしかなかった。本当はわかっていた。欲しいのは、貴方だけだった。

▽07/08
君と出会って、『四六時中』の意味を知る。

▽07/13
「好き」の言葉だけで全力疾走していた、14歳の夏でした。愛の色も知らず、恋の匂いも知らないあたしでした。

▽07/24
半月型のスイカと、半月型の君の口。ばかみたいに幸せそうに笑う君だ。

▽07/25
雲ひとつない晴天を独りで飛ぶ鴉は、間違ってついた染みのようであり、風船に空いた穴のようでもあった。いずれ鴉は無へ還り、空気の抜けた空はどこへ飛んでいくのだろうか。

▽07/25
あせるこたあない。きみはきみだ。

▽07/30
抱き合う夏、2人の隙間にできるサウナ

▽08/03
愛の意味も知らないし、恋の理由もわからないけれど、私はあなたと生きていきたい。だって、折角同じ時代に生まれてこられたんだもの。

▽08/04
あいらぶゆう、あいらぶゆう。セキセイインコの甲高い声。いなくなってなお、僕を縛る君だ。

▽08/13
私が爆発的に可愛くなったら、まずは宇宙をひとつ、つくろうと思うのです。

▽08/21
僕の人生劇場は、全ての幕間に君がいる。

▽08/25
あなたのこと、殺したいくらいに好きだわ。大好きだわ。

▽08/28
お前がしてくれたことやしてくれなかったことが私の心臓を動かしたり動かさなかったりして、そうして巡った血液で私ができているのだから、やっぱり全部ぜんぶお前のせいだ。

▽09/03
あなたがいなくたって生きていける。開き直ってしまえば、いくらか呼吸が楽になった。いくつか魂を捨てて、それでも私、生きていたかった。

▽09/09
私の人生にいてほしい。他でもないあなたにいてほしい。これからも、ずっと、一生、死ぬまで。

▽09/09
私は貴方になれない。貴方は私になれない。けれど、貴方は私の一部になる。私は貴方の一部になる。そうやって生きていく。一緒に生きていく。

▽09/09
何者でもない君だけれど、他でもない君だ。

▽09/13
あなたが苦しくなるまで、あなたのこと愛するわ。

▽09/20
僕のこと好きになりませんか。

▽09/22
世界は僕のためにある。だから君は、死んではいけない。

▽09/28
お前のためならば人格さえ変えてしまえる、私は何も怖くない、ただの恋する乙女なのよ。

▽10/01
今死んでしまえたら楽だろうな、と思う。実際に死ぬ気なんて欠片もないくせに。それがあんまり罰当たりだから、私は不慮の事故に巻き込まれて本当に死んでしまうかもしれない。私はそれを喜ぶだろうか。あなた、は。

▽10/01
近付きすぎてもしんどいし、離れすぎても苦しいのだから、ほんとうに、もう、目も当てられない。

▽10/05
ゆるやかに下る絶望列車、私は私を嫌いになる。

▽10/05
どうか君のひとことで、ぐらつく僕の心を手繰り寄せて。その言葉で、僕を連れ戻して。

▽10/07
それでも涙は出るのですよ。一体何が苦しいのか、わからないままで、それでも涙は。

▽10/12
憧れだけど、憧れじゃないです。そんなふうに遠いものじゃなくって。私、あの人の、隣に立ちたいんです。

▽10/17
輪郭をなぞる。『ない』世界を想う。

▽10/17
美しく生きたい、そう言ってさめざめと泣く女の、ぞっとするほどうつくしいこと。

▽10/30
私の輝かしい未来を変えていいのは貴方だけだわ。

▽11/06
私に情熱をおくれ。氷くらりと融け水ふつふつと踊るような。眠り子目を覚まし老人軽やかに歌い出すような。少女夜を裂き少年太陽を引き連れるような。私に情熱をおくれ。何もかもを叶えてしまえる。情熱をおくれ。

▽11/14
苦しいのだ。心臓を吐き出してしまいたいのだ。目の当たりにしたそれを、鋭い刃で突き刺してしまいたいのだ。……苦しいのだ。

▽11/14
「好きだ」と言ってくれたその言葉だけで、百万回は生きられると思ったし、九十九万九千九百九十九回は死ねると思ったんだ。そうしてこれが、百万回目の死だ。

▽11/16
色んなことを羨みながら、世界の底に沈んでいくのであります。ごぽごぽごぽ。

▽11/27
火照る頬と潤む夜。全力疾走の果て。

▽11/29
私の夜をあげるから、貴方の朝を頂戴。私の微笑みをあげるから、貴方の涙を頂戴。何もかもが愛おしいの。二人だけの世界を頂戴。





- チョコレートの快楽 -