今日のキバナさんは随分お酒を飲むペースが早いなぁと思っていた。わたしはどんどん空になっていく瓶や缶を眺めながら、今日の試合について楽しそうに語るキバナさんの話に耳を傾ける。
今日はダンデさんの手持ちを今までで一番多く倒せたらしく、その喜びと悔しさでお酒が進んだのだろう。しかし、さすがに飲みすぎな気がする。
ソファでぴたりとわたしに身を寄せて話すキバナさんは、様子が明らかにいつもと違う。酔うと上機嫌になるのはいつもだが、今日は更に輪をかけて上機嫌だ。
瓶に残っていたお酒を一気にあおり、わたしの肩へずるずるともたれかかる。ふにゃふにゃとした笑い声がくすぐったい。

「あ〜……なんかオレさま酔ってきた」
「ふふ、ずっと酔っ払いだよ。お水飲む?」
「いらねぇ〜。水なんかより、なまえにちゅーさせて」

わたしよりも一回りも二回りも大きな体のキバナさんが、ベビーポケモンのようにすりすりと頭を擦り付けて甘えている。かわいい。めちゃくちゃかわいい。
ふわふわとした話し方も相まって、わたしは完全にキバナさんに対して甘々になってしまっていた。

「ちゅー、いいよ」
「んー」

少し眠くなってきたのか、目を閉じたキバナさんがのろのろと唇を寄せる。むに、と柔らかい唇が重なると、アルコールの味の舌がぬるりと入り込んで来た。熱い舌はわたしの口内を舐め回し、わたしの舌にしつこくぬちぬちと絡みつく。
わたしも少し酔っているせいか、普段より息があがるのが早くてすぐに苦しくなってしまう。キバナさんの胸をぐっと押してみても、キスは激しくなるばかりでちっとも解放してもらえそうになかった。それどころか大きな手で後頭部をがっしりと押さえられてしまって息継ぎすらままない。

「っ、ふぁ、ぁ……♡くるし、んん♡んむ♡」
「はぁ……♡もっと舌、出せよ」

さっきまでのふにゃふにゃは何処へ行ったのか、ハッキリとした口調でそう命令され、わたしは素直に舌を伸ばした。
わたしの舌をがぶ、と甘噛みしたキバナさんはそのまま自分の舌も出してぬるぬるとえっちなキスをする。唇は触れ合っていないのに、舌だけがいやらしく絡み合い、唾液がぽたぽたと垂れている。
下腹部がきゅんきゅんしてしまい、わたしはその場でもじもじと足を擦り合わせた。どうしよう、気持ちいい。

「ん〜?足もじもじしてどうした?」
「ひゃう♡あっ♡それは、ぁ♡」

にこーっと笑ったキバナさんが、わたしの内腿を撫で回す。長い指が足の付け根をなぞり、部屋着のショートパンツの中心を往復する。全部わかっているくせに、わたしがおねだりしないとちゃんと触ってくれないつもりなのだ。
恥ずかしくてたまらないけれど、キバナさんに抱かれるうちにすっかり快感に弱くなってしまったわたしが、このまま我慢できるはずなどなかった。

「え、えっちしたい、です♡」
「フフッ、オレさまもだぜ」
「んむ♡ぅ♡ふあ♡んーっ♡」

再び唇を重ねたキバナさんは、わたしのパンツの中に手を突っ込んですでに濡れているそこを指で優しくなぞった。
くちくちと音をたてながら何度も何度もぬるぬるの割れ目をなぞられる。優しくゆっくりとした動きなのに、腰はぴくぴく跳ねておまんこからはどんどん愛液が溢れてしまう。体がずるずると沈んでいき、気がつけばソファに浅く腰掛けて、腰を突き出すような形になってしまった。

「ん?おかしーな」
「ふぁ……キバナひゃん……?」

突然ぴたりと動きの止まったキバナさんを見つめると、キバナさんは何やらもぞもぞと自分の股間を確認し始めた。一体何をしているんだろう。
訳がわからないわたしが頭の上にクエスチョンマークを浮かべていると、キバナさんはふにゃりと笑ってとんでもないことを言い始める。

「めちゃくちゃムラムラしてんのにチンコ勃たねぇ」
「えっ、え、」
「酒飲み過ぎたかも」
「えっと、あの、じゃあ今日はもう止め、ひゃっ」

止めますか、と言いかけると、キバナさんがのそりと床にしゃがみこんだ。そしてそのままわたしの両足を抱え込み、かぷりとわたしの股間に噛みついた。服の上からかぷかぷととがった犬歯で何度か甘噛みして、そのままわたしの足の間でニタリと笑う。

「チンコ勃たなくてもセックスは出来るだろ?」
「なっ、あっ♡」
「チンコ挿れなくても満足させてやるからな〜。安心して気持ち良くなっていいぜ、なまえ」

楽しそうに笑うキバナさんはずるりとわたしのショートパンツと下着を脱がせ、太ももを抱えているように言った。
わたしは言われた通りに脚をM字に開き、自分で自分の脚を抱える。このはしたないポーズをキバナさんの目の前でしているだけでも、おまんこはひくひく震えてしまう。

「かーわいい」
「ひうっ♡や、やだ♡広げちゃ、やあっ♡」
「すっげぇとろとろ溢れてきてる。なまえ、オレさまにまんこ見られるの興奮する?」

キバナさんは両手でわたしのおまんこをくぱ♡と開いたり閉じたりを繰り返す。その度にぷちゅぷちゅと音がなって、自分がものすごく濡れてしまっていることを思い知らされる。

「ほら、なまえ。オレさまに教えてくれよ」
「あっ♡す、する……っ♡興奮します♡」
「素直ないいこだな」

そう言ったキバナさんは大きな舌でわたしのお尻からクリトリスまでべろりと舐めあげる。キバナさんの舌は大きいから、おまんこの全部を簡単に舐めてしまえるのだ。

「ふあ♡あぅ♡」
「こーやって、なまえのかわいくてえっちなまんこいじめてたら、そのうちオレさまのチンコも勃つかも」
「そのうちって、え♡んあ♡あっ♡」

もしかしてキバナさんが勃起するまで舐め続けるつもりなのだろうか。キバナさんのおちんちんが今どんな状態なのかよくわからないが、気持ちよすぎてしにそうになってしまう未来が目に浮かぶ。
キバナさんは依然として指でぱっくりと開いたまま、舌でおまんこを舐めはじめた。溝を丁寧に舐め、ひだをはむ、と食んでみたり、ちゅうちゅう吸ってみたりしている。強い刺激ではないのに、じんじんとした気持ちよさが下腹部に溜まっていく。きもちいい。
わたしもお酒を飲んだせいか、キバナさんの口内にアルコールが残っているのか、頭がふわふわぐるぐるする。おまんこが熱い。

「あっ♡あっ♡キバナさん……っ♡きもちいよぉ♡」
「んむ、どんどんえっちな汁出てきちゃうな?」
「ひっ♡吸っちゃ、やあ♡」

じゅるるる♡とわざとらしく卑猥な音を立ててキバナさんがおまんこを吸い上げる。ぴたりと唇をくっつけて、ちゅうちゅうと吸われている。
恥ずかしい音をむりやり聞かされて、ほっぺたが熱くなる。自分がどれだけ濡れているのかわからされているようでたまらない気持ちになった。
ひくひく震える入り口を甘やかすようにちゅぷちゅぷと舌で舐め、ほんの少しだけ舌を挿入される。
中はもっともっとと欲しがるように蠢き、子宮がきゅうっとする。キバナさんに開発された体はどこまでも貪欲に快感を求めてしまうのだ。しかし、キバナさんはあっさりとそこから舌を離し、濡れた唇を舐めながらいじわるな顔で笑いかける。

「っは、ここ、まだちゃんと舐めてやってないけど、すっかりパンパンだな」
「ひっ♡♡」

ここ、とキバナさんが指でつついたのはクリトリスだ。キバナさんの言う通りろくに触られていないのにすでにパンパンに膨らんでいるそこは、大好きなキバナさんにいじめられるのを今か今かと期待しているようだった。
小さくまあるいその突起に、キバナさんがどろりと唾液を垂らす。その独特の感覚と卑猥な眺めに腰がびくんと跳ねた。

「あ〜……かわい♡なまえのクリ、オレさまの唾液でどろどろになってら」
「あ……♡そんな、はぁっ♡見ないでぇ♡♡」
「スゲーうまそう」

はぁ、と熱い吐息がかかったかと思うと、クリトリスがもっと熱いものに包まれる。ぱくんとキバナさんの口に含まれたクリトリスが、とてつもない快感に襲われる。敏感な突起を舌でぐりぐりと擦り上げられ、足を抱える手にぐうっと力がこもる。
きもちいい♡きもちいい♡と頭の中が一気にメロメロになっていくのを感じながら、わたしは与えられる快感に必死に耐えていた。

「そ、こぉ♡らめっ♡き、きもちいい、からあっ♡」
「んー……」
「うあっ♡あっ♡きもちいのきちゃうよお゛♡♡」

わたしの静止など全く気にも留めないキバナさんは舌を硬く尖らせてクリトリスをぎゅうぎゅう圧迫する。体勢のせいで腰を逃すこともできず、わたしはぐうっと足をこわばらせた。
キバナさんは透き通った海みたいな青い瞳でじいっとわたしのことを見つめたまま、じゅるじゅると音を立ててクリトリスを舐め回している。包皮の中まで唾液で濡らすかのように丁寧に小さな突起を舐め、ぺろぺろと飴玉を舐めるみたいに舌を動かした。
着実に近づいてくる絶頂の波に、わたしは体を震わせる。お酒のせいかいつもより気持ちよくなるのが早い気がする。

「あー♡あーっ♡イっちゃう♡イく♡イくっ♡♡」
「ん♡」

ニィ、と目を細めたキバナさんは「イっていいぜ」と言わんばかりに舌の動きを早くする。きもちよすぎて声が大きくなってしまう。おまんこがびくびくして、頭の中がぐわんと揺れる。

「イく♡イきまひゅ♡♡♡あっ♡あ゛ー……っ♡♡♡」

絶頂を迎えたおまんこが大きく痙攣を繰り返し、全身が弛緩する。足を抱えていた腕からも力が抜けて、そのままずるずると下ろすと、キバナさんもおまんこからやっと口を離してくれた。

「はぁっ♡あ……♡キバナひゃん……♡」
「あ〜……こんなに興奮してんのにまだチンコ勃たねぇ」

へらへらと笑ったキバナさんはすぐ側にあったお酒の瓶を掴むと、それをごくごくと喉に流し込む。まだ飲むのか、と驚いたが、それと同時にわたしは大変な事に気がついた。
そしてそれはキバナさんも同じだったらしく、瓶を置いたキバナさんは首を傾げて笑った。どうやら、わたしが思っていたよりもずっとキバナさんは酔っているらしい。

「あれ?もしかして酒飲んだらもっと勃たなくなるのか?」
「そ、そうかも、しれないれす……」
「まぁいいか!ずっと舐めてられるしな」
「ずっと、は、ひあっ♡」

上機嫌に笑うキバナさんは再びわたしのおまんこに顔を寄せると、迷うことなくクリトリスに吸い付いた。
お酒を飲んだばかりの口内は先ほどよりも少しひやりとしている。それなのにクリトリスはじんじんと熱くて、キバナさんの舌との境目がわからなくなってしまっていた。

「あっ♡あっ♡やあ♡ひっぱっちゃ、ひぐっ♡」
「んむ……皮の中まで舐めてやんなくちゃだろ?」

くっとわたしのクリトリスの上を引っ張り、かぶっていた皮を剥いたキバナさんはそこに舌で唾液をたっぷりと塗りつける。剥き出しになったクリトリスは限界まで勃起させられ、脳が溶けていくような快感を与えられた。

「うあ゛♡あっ♡こ、これ、らめ……っ♡クリ、おかひくなりゅ♡♡」

思わずキバナさんの頭に手をやるが、キバナさんはそのままクリトリスをちゅうっ♡と吸った。背中がのけぞり、足ががくがく震える。
わたしが悲鳴のような声をあげようがキバナさんの頭を押し退けようとしようが、キバナさんの責めはまったく止まらない。酔っているせいか加減が無くて、またすぐにでもイってしまいそうだった。
ちゅうちゅうと吸って、舌で何度も弾かれる。はしたなくガニ股に足を開いて、わたしは大声でキバナさんに快感を伝えた。

「キバナひゃ、また、イく♡イっちゃう♡クリトリスイぐっ♡♡♡」

返事の代わりにクリトリスをきつく吸われ、わたしはあっけなく二回目の絶頂を迎える。どくどくと痙攣するおまんこを、キバナさんは休むことなく再度舐め始めた。
苦しいくらいの快楽責めに、呼吸すらままならない。顔が涙と鼻水とよだれでぐちゃぐちゃになっているのがわかるのに、それを拭くこともできない。わたしに出来るのは大声で喘ぐ事だけだった。

「イ゛……ったぁっ♡おまんこイってりゅ♡イってる、からあっ♡♡クリトリスちゅうちゅうするの、もう、やめ、〜っ♡♡♡」

軽い絶頂のような快感が止まらない。キバナさんは疲れなど知らないようにわたしを責め続ける。本当に、いつもより加減がない。

「また、イ゛っちゃうっ♡やらぁ♡イくの、とまんな、あ゛♡♡――――っ♡♡♡」

絶頂が連続して訪れて腰がかくかく揺れる。それをキバナさんは腕でぎゅうっと押さえつけ、快感を逃すことを許してくれない。
くっとつり上がった目でわたしを見るキバナさんは、震えるクリトリスを舌でちゅぷちゅぷと舐め回しながら、指を一本おまんこの中に押し込めた。長い指は中をぐるりとかき混ぜ、きもちいいところをゆるゆると撫でる。

「ぅあっ♡あ゛っ♡も、きもちいの、やあ゛♡♡♡」
「んあ、そんなこと言ったらほんとに舐めるの止めちゃうぞ〜?」

止める気なんてないくせに、キバナさんはべろりと舌を伸ばしてわたしに見せつけるようにクリトリスを舐めながらそう言った。充血したクリトリスをキバナさんの大きな舌がちろちろと舐める光景に、おまんこがひくひく収縮する。
キバナさんはくつくつと喉で笑うと、指で撫でていたところをぐうっと強く押さえた。途端になんとも言えない、排尿感に似た感覚に襲われる。

「や、やめ♡あっ♡そこ、お゛っ♡でちゃ、う、っ♡♡」
「ん〜?」
「やらやらやらっ♡♡ひぐ♡キバナひゃ、ん゛♡あ、あ、あ〜……っ♡♡♡」

ぷしゅ♡と勢いよく潮が吹き出し、キバナさんのかっこいい顔がびしょびょになる。どうしよう、どうしよう。止めたいのに、キバナさんが手を止めてくれないから何度も何度も吹き出してしまう。恥ずかしい、きもちいい。頭がくらくらする。

「フフッ、びしょびしょだな」
「ごめんなひゃい♡♡ひぐっ♡♡も、やめっ♡あたまばかになりゅ♡♡♡」
「もっかい潮吹きアクメしような〜」

自分のお腹がオモチャみたいに凹んだり戻ったりしているのが見える。きもちよすぎて息が出来ない。ぢゅうぢゅう音を立てながらクリトリスをしつこく吸われ、指が何度も出入りする。自分が今イっているのか潮吹きしているのか、はたまたおもらししているのかもわからなくなって、そこでぶつんと意識が途切れた。



 ♡   ♡   ♡



目を覚ますと、寝室のベッドの中だった。今が朝なのか昼なのかはわからないが、とにかく外が明るい。やたらと頭が重たくて体がだるい。上半身だけ起き上がり、そのままぼーっとしていると、ふいにドアが開いてキバナさんが部屋に入ってきた。

「あっ!なまえ、起きたか?」
「……キバナさん?」

キバナさんは手にミネラルウォーターのペットボトルを持ち、へにゃりと眉を下げてわたしに近づいた。そして勢いよくわたしに抱きついて、怒涛の謝罪をしたのだった。

「ほんっっっとーにスマン!オレさま昨日飲み過ぎたみたいだ!なまえ、どっか痛くないか?全然起きないからマジで殺したかと思ってめちゃくちゃ心配したんだぜ。ごめんなー」

えーん、と泣き出しそうな悲しい顔をして、キバナさんはわたしの頬にぐりぐりと頬擦りをする。昨日のえっち中とはまるで違うその表情に胸がきゅんきゅんしてしまうあたり、本当にわたしはキバナさんに甘いと思う。
珍しく少しぼさぼさになっているキバナさんの頭を撫でて、わたしはキバナさんが持つペットボトルの水をつついた。

「大丈夫だよ。わたし、お水飲みたいな」
「水だな、わかった!」
「えっ、あ、そういう意味じゃ、んぅ」

水をがぶりと口に含んだキバナさんは、それを口移しでわたしに飲ませる。そういうつもりじゃなかったのだが、注がれる水は冷たくて気持ちがいい。
つい「もっと」とねだれば、キバナさんはにんまりと笑って何度も何度も唇を重ねた。次第に水を飲ませるという名目は何処かへ消え去り、わたしたちは夢中になってただただキスを繰り返したのだった。