今日僕はナックルスタジアムに来ている。なんと、キバナさんの試合のチケットを取ることができたのだ。しかもS席!最高!神様ありがとう!
至近距離で見る試合中のキバナさんはめちゃくちゃかっこよかったし、ポケモンたちの迫力も凄まじかった。防塵ゴーグルを持参した為、砂嵐の中のキバナさんもしっかり観ることが出来た。よくやった、僕。えらいぞ。
そして何より、あのキバナさんの彼女さんであるなまえさんが来ていたのだ! 今回僕が座ったS席のすぐ側、恐らく関係者席だろう。そこでなまえさんはキバナさんの試合をじっと見つめていた。ものすごく可愛かった。いつ見ても本当に可愛い。
この後二人はめちゃくちゃセックスするのだろうか、と思うと試合に全く集中できなくなりそうだったのでその可愛い横顔をチラチラ見るだけで我慢した。
試合の内容やキバナさんのかっこよさ、なまえさんの可愛さを頭の中で何度も何度も思い出し、それらを噛み締めながらナックルスタジアムの出口に向かって歩いていると、突然背後から叫び声が聞こえてきた。

「すいません!避けてください!」
「えっ?」

ぼーっと試合の余韻に浸っていた僕が慌てて後ろを振り向くと、その瞬間に何かヌルヌルしたものにタックルされた。貧弱な僕の体はそのヌルヌルしたものに押され、その場に情けなく倒れ込む。
なんだこのヌルヌルは、と僕の頭に浮かんだ疑問に答えるように「ヌメー!」と鳴き声があがった。

「だ、大丈夫ですか!?」

慌てた顔をした少年が僕の上に乗っかるヌルヌルしたもの……もとい、数匹のヌメラを急いでボールに収めている。どうやら僕はヌメラにたいあたりされて転んだらしい。
最弱のドラゴンポケモンと呼ばれるヌメラに倒されるなんて情けない。恥ずかしい気持ちでいっぱいになっていると、目の前の眼鏡をかけた少年……確か彼は、ジムトレーナーの子だ。何度かメディアやキバナさんのSNSで見たことがある。とにかく、その少年は眉をハの字に下げて僕に謝罪した。

「本当に申し訳ありません。ヌメラたちの入ったボールを落としてしまって……。貴方に当たった拍子にヌメラたちが飛び出てこんな……あっ、ヌメラの粘液はすぐ落とした方がいいです!こちらへどうぞ!」

ハッとした表情のジムトレーナーくんは僕の腕を掴んで関係者専用の入り口へと僕を引っ張り込んだ。
ヌメラたちを避けられなかった僕にも責任はあるのに、平謝りするその姿に胸が締め付けられる。彼は後でキバナさんに怒られたりしないだろうか。僕のせいで怒られませんように……などと考えていると、知らないうちに僕はスタッフ専用であろうシャワー室へ押し込まれていた。

「着替えはショップでも販売しているナックルジムユニフォームのレプリカを用意しますが大丈夫ですか?サイズはMで問題ないでしょうか?お荷物についた粘液はこちらで洗浄しますので、一度お預かりしてもいいですか?」

ジムトレーナーくん……名前はリョウタくんというそうだ。リョウタくんは僕がシャワーを浴びているうちに着替えを用意してくれるらしい。
矢継ぎ早に繰り出される質問に扉を挟んで答えると、あっという間に彼は何処かへ行ってしまった。きっと試合の直後でものすごく忙しいんだろう。本当に申し訳ない。
そして僕より年下なのにテキパキ動いて本当にすごい。さすがナックルジムのジムトレーナーだ。童貞でパッとしない人生を送る僕とは何もかもが違う。なんとも言えない気持ちになった僕はハァ、とため息を吐きながら、体についた粘液を洗い流した。
全身からしっかりとヌメラの粘液を洗い流したのを確認してシャワー室から出ると、ナックルジムのユニフォームとタオル、新品の下着が置かれていた。リョウタくん、一体いつの間に置きに来たんだろう。シャワーの音のせいか全く気がつかなかった。

「わっ、かっこいい……」

ナックルジムのネイビーとオレンジのかっこいいユニフォームに袖を通して、その姿を鏡で眺めてみる。僕なんかが着るのは気が引けて、今までユニフォームは買ってこなかったんだけど、やっぱりすごくかっこいい。こんな機会でもなければ一生袖を通すこともなかったかもしれない。リョウタくん、ありがとう。
それにしても、彼はどこに行ってしまったんだろう。僕の荷物を洗浄してくれているのだろうか。そのまま少しの間待ってみるが、一向に誰も来ない。もしかして、忘れられてしまったのか?
このままここで待っているべきか探しに行くべきか……悩んだ僕は、好奇心も相まってリョウタくんを探しに行くことにした。

「うお、広い……」

扉を開くとだだっ広い廊下が広がっている。ナックルシティは昔の建物を今も残して使っているものが多い。このナックルスタジアムも古いお城の様な建物に見えるし、これは相当広そうだ。
無人の静かな廊下を少しびびりながら歩いていると、一つの扉を見つけた。中に誰か居れば僕の荷物のことを聞けるかもしれない。コンコン、と扉をノックして、僕はそおっと中を覗いた。

「あの、どなたか居ますか……?」

僕の問いかけに返事は無い。
僕の荷物も無いだろうか、と室内に一歩だけ足を踏み入れる。すると、部屋の奥で誰かがシャワーを浴びる音が聞こえてきた。これはまずい。入っているのが男性か女性かわからないが、部外者である僕がこんなところに居たら間違いなく通報される。早くこの部屋を出よう。
そう思った瞬間に、背後の扉をノックする音が聞こえて僕は文字通り跳び上がった。慌てて目の前にあるロッカーに飛び込んで、息を殺した。
あぁもう、なんでこんな事しちゃったんだ。こんな所に入ってるのがバレたらそれこそ通報だ。

「キバナさん?入りますよー」

僕がロッカーの中で死にたくなっていると、聞き覚えのあるめちゃくちゃかわいい声と共にこれまためちゃくちゃかわいい顔面の女の子が部屋に入って来た。その姿を見た途端、心臓がばくばくと早鐘を打つ。
キバナさんの、彼女の、なまえさんだ。
つまり、あの奥でシャワーを浴びてたのはキバナさんってことなのか? ここはキバナさんの控え室で、なまえさんが試合後に会いに……。やばい、興奮してきた。

「お、なまえ。来てたのか」
「あっ、キバナさんシャワー中だった?ごめんね」
「いや、ちょうど出たとこ」

ロッカーの小さな隙間から全力で外を覗いていると、半裸のキバナさんがタオルを肩にかけてこちらへやって来た。髪の毛も少し濡れていて、いつものヘアバンドもつけていないようだ。やっぱりさっきシャワーを浴びてたのはキバナさんだったんだ。
なまえさんはキバナさんの姿を見てほんのり頬を赤らめている様に見える。散々セックスしているくせにこんな反応をするなんて……かわいすぎやしないだろうか?
そう思ったのはキバナさんも同じだったのか、ニヤニヤと笑みを浮かべたキバナさんがなまえさんのことをぎゅうっと抱き寄せた。
ロッカー越しとはいえ、僕のすぐ目の前で二人が抱き合っている。これは現実か?

「かわいー顔」
「キ、キバナさん、あの、なんか、当たって、」
「当ててんの」

更に顔を赤らめたなまえさんがもじもじとそう言うと、キバナさんは下半身をぐりぐりと動かしながら笑った。も、も、もしかして、このまま二人は、ここでセックスしてしまうのではないだろうか。
はあはあと荒くなる呼吸を必死に抑えながら、僕はロッカーの扉越しに二人を凝視した。興奮のあまり、僕の股間はすでに完全に勃起している。

「なぁ、オレさまバトルの後でちょーっと昂ってんだけどよ」
「ちょ、あっ、んん……♡」
「なまえ、相手してくれる?」

キバナさんのでっかい手がなまえさんの小さなお尻を鷲掴みにしている。エロい。エロすぎる。まあるいお尻をむにむにと揉んで、自分の股間を押し付けるキバナさんは彼女さんに問いかけてはいるが、有無を言わせない雰囲気を纏っている。
なまえさんは甘ったるい吐息を吐きながらも、戸惑った様な声をあげた。いや、ほんとにかわいいな。

「こ、ここで、するの……?」
「フフッ、こないだもしただろ?」

こ、こないだもしたんですか!?
控え室で普段からセックスしているというエロすぎる事実にもはやちんこが痛い。
キバナさんの言葉に恥ずかしそうに俯くなまえさんは、僕の耳にギリギリ聞こえるような小さな声でキバナさんに返事をした。

「……こないだみたいに、何回もしないなら」
「お姫様の言う通りに」

ふにゃりと笑ったキバナさんは、なまえさんの手を取りながらそう言った。こんなセリフを恥ずかしげもなくスラスラと言えてしまうなんてさすがキバナさんだ。恐らく僕は一生言うことがないだろう。
キバナさんはすぐ側のベンチに座ると「おいで」となまえさんを膝の上に乗せた。僕の入っているロッカーからは二人の横顔が見える。美男美女。お似合いのカップルだ。
二人の整った顔が引き寄せられる様に近付いて、自然とその唇同士が重なる。最初こそ触れるだけの微笑ましいキスだったのだが、回数を重ねるごとにどんどん深くいやらしいものになっていく。
キバナさんの大きな舌がなまえさんの小さな舌に絡みつくさまはもはや捕食の様だった。キバナさんはなまえさんの頭を片手で押さえ、もう片手で腰を撫で回している。なまえさんはぴくぴくと震えながら必死に舌を動かしていた。

「ん、ふぅ♡んん♡んー♡」

聞こえるくぐもった声がエッチすぎる。二人の長すぎるキスは僕が今まで見たどんなAVよりもラブラブでエロかった。
キバナさんがやっと唇を解放すると、すでにとろとろになったなまえさんがくたりとキバナさんの体にもたれかかる。キバナさんはそんななまえさんの服を当たり前のように捲り上げ、可愛らしい色のブラジャーと柔らかそうなおっぱいを剥き出しにした。
そして童貞である僕には持ち得ない技術で、片手でブラジャーのホックをすんなりと自然に外した。ずらされたブラジャーから現れたのはつんと尖った乳首だ。生まれて初めて生の、女の子の乳首を見た。本当にピンク色なんだ。

「あっ♡は、ぅ♡んっ♡」
「そうそう、声抑えなきゃ、なまえのえっちな声が誰かに聞こえちゃうかもしれないもんな?」

大きな両手で小さな乳首をぐにぐにと押し潰しながら、キバナさんが楽しそうにそう言った。なまえさんの事をいじめて楽しんでいるんだ。なまえさんはぷるぷると震えながらキバナさんにされるがままになっている。
一生懸命声が誰かに聞こえてしまわないように我慢しているその姿はなんともいじらしい。せっかく我慢しているのに、僕が聞いててごめんなさい。

「なまえ、今日の試合すっげぇかわいい顔してオレさまのこと見てたよな」
「わ、かんな、ひっ♡あっ♡」
「キバナさまに夢中って感じで堪んなかったぜ」
「やあっ♡ひっぱっちゃ、あ♡ん、ぅ♡」

おっぱいの形が変わるくらい乳首を引っ張られ、なまえさんが甘ったるい声をあげる。慌てて声を抑えているのがかわいい。
それに、あんなにされてるのにすごく気持ちよさそうだ。前から思っていたが、きっとなまえさんはマゾでキバナさんはサドなんだろう。二人は本当にお似合いのカップルだ。

「ん♡ぅぐ♡んーっ♡」
「ん。まんこ切なくなっちゃった?」

乳首をいじめられていたなまえさんがかくかくと腰を揺らすと、キバナさんは笑いながらそう尋ねた。ここからではハッキリ見ることは出来ないが、どうやらキバナさんの股間に自分の股間を押し付けていたらしい。な、なんてエッチなんだ。

「ほら、腰上げて……よしよし、いいこだ」

ひどく優しい、甘やかすような声で話しかけながらキバナさんはなまえさんのパンツをずるりと下げた。スカートはそのままにパンツだけ下ろしているのが逆にエロい。まんこを見たかった、というのが正直な気持ちではあるが童貞の僕がまんこを目にしたらその瞬間、射精していたかもしれないので逆によかった気もする。
キバナさんはなまえさんのスカートの中に手を突っ込んで、ぐちゅぐちゅと音を立てながら何かに触れていた。その瞬間、なまえさんは足をがくがく震わせて、両手で口を押さえる。そうしないと大声をあげてしまいそうだったんだろう。

「ん♡ん゛♡ふぅ♡うう♡」
「まんことろとろだな♡スカート、ぐしょぐしょになっちゃうから持っててくれるか?」
「で、でも、声、でちゃう、からあっ♡」
「オレさまの口で押さえときな」
「はひ♡んむ♡う♡」

な、な、なんてエッチなんだ!
キバナさんはなまえさんに自分でスカートを捲らせ、更に自然な流れでキスまでさせている。すごい。さすがだ。
なまえさんは言われるがままにスカートを持ち、まんこを露わにしている。僕のところからはあまり見えないのが悔しい。しかし、キバナさんの手の動きが見えるようにはなった。キバナさんはどうやら執拗に同じところをくちくちと擦っているようだ。

「はぁ♡ん♡んうっ♡う゛ーっ♡」

獣みたいな声を出しながらなまえさんはキバナさんの舌に吸い付いている。ぐちゅぐちゅぬちゅぬちゅ音が鳴っているが、キスの音なのかまんこからの音なのか、もはや童貞の僕にはわからない。パンツの中で射精してしまいそうなのを我慢して、ロッカーの中で静かに深呼吸した。
なまえさんのスカートを掴む手にぐっと力がこもっているのが見える。苦しそうな声が大きくなったと思ったら、華奢な体がこわばってびくびく大きく痙攣していた。もしかしてこれはなまえさん、イったんじゃないだろうか。

「はへ……♡はぁ♡あー……っ♡♡♡」
「っはぁ、イくときも声我慢できたな」

やっぱりイったんだ!なまえさんは快感に支配されているのか、ぼんやりした表情のまま体をびくびく震わせている。細いウエストがぐうっと反る姿は美しさすら感じられた。
心臓の音が二人に聞こえてしまうんじゃないかってくらいうるさい。今すぐちんこをシゴいて射精してしまいたいけれど、このユニフォームを汚すわけにもロッカーを汚すわけにもいかない。ここを出るまで、果たして我慢できるだろうか。

「もっとクリかわいがってやりたいとこだけど……あんまり時間もないしな」

苦笑いしたキバナさんがそう言いながら腰を浮かせ、自分の下着をずり下げて勃起したちんこを露出した。
そのあまりの大きさに悲鳴が出そうなのを慌てて飲み込み、僕は自分のちんこを見た。本当に同じ生殖器なのか?キバナさんのちんこ、でっかすぎない?あんなの、あの細いなまえさんの体に入るのだろうか。
僕がちんこのデカさにびびっていると、キバナさんはそのデカいちんこをなまえさんのまんこにぬちぬちと擦り付けた。濡れたいやらしい音が聞こえて、まんこがぬるぬるになっていることが伝わってくる。

「なまえ、自分で挿れられるよな?」
「ん、はぅ……♡はひ♡」

有無を言わせないキバナさんの問いかけに、すでにメロメロでとろとろのなまえさんは素直に頷いた。キバナさんのちんこに片手を添えて、ゆっくりと腰を下ろしていく。
すごい、本当にアレを飲み込んでいってる。挿入するだけでも気持ちいいのか、なまえさんの甘ったるい声がこらえきれないとでも言うように吐き出される。我慢しているのが余計にエッチで、ものすごく腰にクる。

「ふ、ぁ♡あ゛♡んんっ♡はぁ♡」
「ん……っ、まんこ、キツ……」

びくびく何度も震えながらなまえさんは腰を下ろした。全部ずっぽり押し込むのと同時に背中がぐっと反り、今までよりも大きな声が聞こえてくる。

「あっ♡は、はいったぁ♡おく、あたって、りゅ♡」
「うんうん、奥当たってるな。オレさまもわかるぜ。とんとんってしてあげような♡」
「ひっ♡それ、らめなのぉっ♡こえ、でちゃ、あ゛っ♡んーっ♡♡」

キバナさんは腰を軽く動かしているだけなのに、悲鳴みたいな声があがっている。なまえさんはいつのまにかスカートから手を離し、キバナさんの首にしがみついて快感にぐずぐずになっていた。

「ほら、なまえ。そのかわいい声、我慢しないと聞こえちゃうぜ」
「ん゛♡んー♡ふ、ぅ♡う♡♡」
「ん、えらいえらい」

必死になって声を抑えるなまえさんを甘ったるい声で甘やかしながらも、キバナさんの腰は止まる気配がない。結合部からはぐちゅぐちゅと卑猥な音が鳴っていて、汚れないように、と言っていたスカートにはぬるぬるの液体がついていた。
僕のちんこが触ってもいないのに限界を迎えようとしていたその時、コンコン、と扉をノックする音が部屋に響いた。目の前のセックスに集中していた僕は心臓が口から出るのではないかというくらい驚いた。悲鳴をあげなかったのは我ながら本当にえらいと思う。

「キバナさま、今よろしいですか?」

扉の向こうから聞こえてきたのはリョウタくんの声だった。僕はぶっ倒れそうなくらい緊張しながらも、キバナさんたちから目が離せなかった。
なまえさんはびくんっと大きく体を跳ねさせ、キバナさんは唇に人差し指をあてて「しー」となまえさんにジェスチャーしている。二人とも、どうするんだろう。途中でセックスやめちゃうのかな。

「悪い、今シャワー浴びたばっかりなんだ。このまま話してもらってもいいか?」
「あっ、はい! 大丈夫です! あの、実は先程お話しした男性がいなくなってしまって……。荷物はお預かりしているので帰ってはいないと思うんですが」

僕の話だ。ここに居るのがバレた訳ではないのに、冷や汗が止まらない。
僕がキバナさんたちのセックスを覗き見している間、リョウタくんは僕を探してくれていたのだと思うと胸が痛む。ごめんなさい、リョウタくん。

「あー……ここ広いからな……、迷ってるのかもしれないし、オレさまも後で探しに行く」

キバナさんは扉の外のリョウタくんと少し大きな声で話しながらも、再びゆるゆると腰を動かした。その瞬間、なまえさんはキバナさんの肩に顔を埋めてびくびくと痙攣する。
うそでしょ?扉を挟んだすぐそこに人がいるのにセックス続けるの?
エロすぎて無理です。

「――――――っ♡♡♡」

声にならない声を押し殺して、全身をこわばらせる姿は凄まじくエロい。ちょっともう、ほんとにちんこが限界かもしれない。

「わかりました。このままもう少し探してみます!」

何も知らないリョウタくんの真面目な返事が聞こえ、扉の前から人の気配が消える。すると、途端にキバナさんの腰の動きが激しいものに変わり、なまえさんは悲鳴をあげた。
扉の外のリョウタくんに聞こえてしまうんじゃないかってくらいその声は大きくてえっちでかわいい。

「ひあっ♡♡あっ♡んっ♡ら、めぇっ♡♡」
「ダメじゃ、ねぇだろ……っ。リョウタが来たら、まんこぎゅうぎゅう締め付けて……♡セックスしてんの、バレるかと思ったらイっちゃったのか?」

さっきのアレはイってたのか、とわかった途端、ついに僕のちんこは限界を迎えた。一度も触っていないのにびゅくびゅくとパンツの中で射精し、腰が抜けそうな快感に襲われる。
しかし狭いロッカーの中で腰を抜かす訳にもいかず、僕は立ったまま声が漏れないように両手で口を覆った。

「あ゛っ♡んんっ♡はひ♡ごめんなさ、んむ♡♡」

キバナさんの大きな手がなまえさんの後頭部を押さえつけて、噛み付くようなキスをする。恐らく声を出さないように、という事なのだろうがそのキスもものすごくいやらしい。
キスをしたままキバナさんが下から何度も突き上げると、くぐもったなまえさんの声が大きくなる。そしてまた先程のように体がびくびくと震えて、なまえさんがイったのがわかった。

「ん♡んぐ♡♡ん♡ん〜っ♡♡♡」
「っ、ん……はぁ……、なまえ……っ」

それと同時にキバナさんの筋肉質な足にも力がこもる。キバナさんも射精したんだ、と僕が気がつくと、二人はゆっくりと唇を離した。絶頂の余韻に浸っているのか、奥までしっかりと挿入したまま何度も何度もちゅっ♡ちゅっ♡と音を立ててキスを繰り返している。その姿はもはや絵画のように美しい。

「ふぁ♡ぁ……♡キバナひゃん……♡」
「帰ったらまた続き、しような」

メロメロになっているなまえさんの頭を撫でながらキバナさんがそう囁く。
こんなにエロいセックスをしたのに、帰ってからまた……!?最高だ……。ありがとうございます……。
思わずロッカーの中で天を仰いでいると、ギッとベンチが軋む音と、奥へと歩いていく足音が聞こえた。慌ててもう一度外を覗いてみると、二人の姿が見えなくなっている。

「シャワー、一人で大丈夫か?」
「だ、大丈夫、れす……♡」
「オレさまはさっきの人探しをしてくるけど、なまえはゆっくりシャワー浴びて休んでていいからな」

僕が居ないせいで二人のイチャイチャ時間が減ってしまった……。僕のばかやろう。でも居なくならないとこのドスケベセックスを見られなかったのだと思うとなんとも言えない気持ちになる。
キバナさん、早急に見つかりに行きますので早急に部屋を出てください。よろしくお願いします。
僕の悲痛な祈りが通じたのか、キバナさんはあっという間に身支度を整えて、なおかつなまえさんの落ちていた下着を回収しタオルや着替えと一緒に用意をした。なんというスパダリ。
こういう気遣いができるからこそ、キバナさんはあのめちゃくちゃかわいいなまえさんとお互い信頼しあって相思相愛でいられるのだ。童貞の僕とは根本から違う。射精した賢者タイムが遅れてやってきたのか、なんだか悲しくなってきたぞ。
自分の童貞精神に落ち込んでいると扉を開く音が聞こえ、僕はロッカーの隙間から外を覗いた。どうやらキバナさんは出て行ったみたいだ。そしてなまえさんはシャワー中。出るなら今しかない!
そおっとロッカーを開き、外に出る。べとべとのパンツが気持ち悪いので、脱ぎたいけど大丈夫だろうか。絶対に今出てこないで下さい。とシャワー室に向かって念を送りながら、僕はものすごい早さでパンツを脱いで、そのパンツで股間を拭く。
そしてノーパンのままユニフォームのハーフパンツを履いた。べとべとのパンツをポケットに突っ込んで、即部屋を出る。ユニフォームまでべとべとになっていなくて本当によかった。手を洗いたいが、最初の僕がシャワーを浴びたあの部屋まで戻れるだろうか。

「あっ!よかった、やっと見つけました!」

僕が広い廊下をうろうろしてガチで迷子になっていると、背後からリョウタくんの声がした。
リョウタくん!見つけてくれて本当にありがとう……。君のこともこれから応援します。

「勝手にうろうろして本当にすいません。迷っちゃって……」
「いえ、大丈夫ですよ。ナックルスタジアムは広いですから」

優しい。なんていい子なんだ。ノーパン童貞の僕なんかにこんな優しくしてくれるなんて……。

「お荷物は洗浄が終わってお預かりしてます。こちらへどうぞ」

にこりと微笑んだリョウタくんは僕を先導して歩き始めた。歩きながらスマホを使って僕を見つけた旨を報告しているようだ。電話の相手はキバナさんかもしれない、と思うとまたちんこが勃ちそうだったので、すぐに考える事をやめた。

「失礼します」

リョウタくんはとある部屋の前で立ち止まると、その扉をノックした。正直今自分がどこに居るのかさっぱりわからない。本当に迷路のような建物だ。

「あぁ。今回はうちのヌメラが迷惑かけたみたいで、ごめんな」
「えっ!?」

扉を開くとそこにはキバナさんが立っていた。すらりと長い手足を動かして、僕の目の前に近づいてくる。
さ、さ、さっきまでなまえさんとあのドスケベセックスをしていたキバナさんが、目の前に居る。
キバナさんは少し屈んで僕に目線を合わせると、にこーっと穏やかに微笑んだ。顔が良すぎてやばい。キバナさんに「抱いてくれ」とスパチャを送る気持ちがわかった。

「ここ、広くて迷ってたんだって?無事に見つけられてよかったぜ。今日はオレさまの試合、観に来てくれてありがとな」
「え、えと、あの、ハイ!ものすごく、か、かっこよかった、です!」

いつもSNSやテレビ、雑誌で見てるキバナさんが目の前にいる。しかもさっきまでセックスしてたキバナさんが、僕に話しかけてくれている。
うれしさと興奮で頭が真っ白だ。こんなにかっこよくて優しいキバナさんの前に居るのになんで僕はノーパンなんだろう。泣きたい。
そしてもっと言いたいことはたくさんあるはずなのに、言葉がうまく出てこない。どもりまくって声が上ずっている。そんな挙動不審な僕に、キバナさんは優しい言葉をかけ続けてくれるのだった。

「うん……?今日、もしかして防塵ゴーグル付けて観てなかったか?」
「そそそそうです!」

僕を認知してくれている!いや、きっとなまえさんの席の側だったから、たまたま視界に入っただけなのだろう。それでも、それでも僕を記憶の片隅に置いてくれているという事実がうれしすぎて僕は泣きそうになっていた。

「防塵ゴーグル付けてまで観てくれるヤツ、あんまり居ないからな。うれしかったぜ、サンキューな」

笑顔のキバナさんに、リョウタくんがペンを手渡している。そのペンを持ったキバナさんが僕の前に屈んで、あろうことか僕の着ているユニフォームにするするとペンを走らせた。

「サイン入りユニフォーム、もし要らないならネットで売ってくれれば高く売れるぜ」
「う、売りません!!!一生大事にします!!!」
「フフッ、ありがと」

めちゃくちゃ大声で否定してしまった。キバナさんが書いてくれたサインを眺め、感動で体が震えた。うれしい。本当に一生大事にしよう。

「僕、ほんとに、ものすごくファンで……いつもSNSとか……ライブ配信とかも、見てます。その、彼女さんとキバナさん、お二人のラブラブな姿とか、すごく……好きで……」

感動した勢いでおかしな事を口走っている気がする。気持ち悪いヤツだと思われたかも。キバナさんの顔を見るのが怖くてユニフォームにしてもらったサインをじっと見つめていたら、キバナさんの大きな手が肩に置かれた。

「スッゲェうれしいぜ!これからもなまえとオレさまのこと、よろしくな」

明るく弾む声に思わず顔を上げると、にこにことうれしそうなキバナさんの笑顔があった。僕が何か言わなくては、と口をぱくぱくさせていると、控えめなノックの音と共に扉が開き、めちゃくちゃかわいい女の子が現れた。そう、なまえさんだ。

「人探し、わたしもお手伝い……と思ったんだけど、もう見つかったんですね。よかった」

天使!やさしい、かわいい、最高。なまえさんのこともこんな間近で見られるなんて今日は間違いなく僕の人生で最高の一日だ。神様ありがとう。あとヌメラもありがとう。
すぐに「失礼しました」と出ていこうとするなまえさんの事をキバナさんが引き止め、大きな手で細いなまえさんの腕を掴んで僕の目の前へ連れてきた。さっきロッカーの向こうでセックスしてた二人が並んで立っている。どうしよう。頼むから勃起しないでくれ、僕のちんこ。

「なぁ、よかったら三人で写真撮ろうぜ」
「えっ!?わたしはお邪魔じゃない?」
「邪魔じゃないです!!!よろしくお願いします!!!」

本日二度目の大声を出すと、なまえさんがきょとんと目を丸くする。驚いた顔もかわいい。すぐににこりと笑顔になったなまえさんは「ありがとう」と僕に話しかけてくれた。更にかわいい。かわいさの底が知れない。やばい。

「スマホ、持ってる?リョウタ、荷物渡してやってくれ」

リョウタくんに手渡された荷物から大急ぎでスマホを取り出し、カメラを起動する。
ロトムの入っていないただのスマホである事を知っていたからか、リョウタくんが自然と僕のスマホを手に取った。カメラ係を買って出てくれるなんて……キバナさんもなまえさんもリョウタくんも優しすぎないだろうか。ちょっと泣きそうだ。

「はい、撮りますよ」

僕の右に居るキバナさんは僕の肩に腕を回してくれて、僕の左にいるなまえさんはにっこり笑ってピースしてくれている。
……え?僕真ん中なんですか?真の邪魔者は僕なのでは……?と思っていると、パシャパシャとシャッター音が聞こえて、いつのまにか撮影は終わっていた。
リョウタくんから受け取ったスマホで写真を確認すると、嘘みたいに足が長いキバナさんと作り物みたいにかわいい顔したなまえさんの間で真顔の僕が突っ立っていた。しかも写真ではさすがにわからないが、実はノーパンだ。

「また試合、観に来てくれよな」
「絶対来ます!」

その後、笑顔のキバナさんとなまえさん、ジムトレーナーのみなさんに見送られ、夢見心地の僕はナックルスタジアムを後にした。
家に帰った僕が即オナニーしたのは言うまでもないだろう。ロッカーで見たセックスを思い出してオナニーしまくり、三人の写真を見てまたオナニーしまくった。人生で一番オナニーした日だった。
後日、しっかりとクリーニングされた僕の服と一緒にナックルジムの試合のチケット……しかも関係者席のチケットが届き、僕はまたちんこがどうにかなりそうなくらいひたすらオナニーした。キバナさん、なまえさん、リョウタくん、一生推します!