ウォロが最初になまえに興味を持ったきっかけは、彼女がラベン博士の助手であるから、ただそれだけだった。ポケモン博士の助手であれば、ウォロの求めるアルセウスについて何か知っていることがあるかもしれない。もしくは今は何もなくてもこれから得ることがあるかも、と。
助手であるなまえは博士本人よりもイチョウ商会のウォロと話す機会が多い。年齢も近いため仲を深めやすいのではないか。そういった打算的な考えから、ウォロはなまえに近付いたのである。
しかしウォロのそんな考えは、なまえと会う回数が重なるにつれ次第に変わっていった。
ウォロが声をかけるとその度に丸い頬を赤く染めてうれしそうに笑い、楽しそうに神話や歴史の話に耳を傾ける。そうして表情をころころと変えながらなまえは自分なりの見解や、知識を一生懸命ウォロに話すのだ。気がつけばその愛らしい姿や声、更には身振りや考え方など、なまえの全てにウォロは夢中になっていた。
なまえを手に入れる。それはアルセウスに会い、従えるというウォロの野望と並ぶ、もう一つの切望となっていた。
「なまえさーん、いらっしゃいますかー?」
ギンガ団の宿舎の一番端、写真屋の隣がなまえの部屋だ。隣二つは空き家で、この棟に住んでいるのはなまえだけである。ウォロが扉の前で声をかければ、ほんの少し間を置いてから家主であるなまえがひょっこりと顔を出した。
「ウォロさん、こんにちは。何かわたしに御用ですか?」
「えぇ、ちょっとなまえさんに見ていただきたいものがありまして。ジブン、中に入っても?」
「はい、もちろんです。どうぞ」
にこにこと笑うなまえは、何の戸惑いもなくウォロを部屋の中へと招き入れた。ウォロがなまえの部屋を訪ねるのは今回が初めてのことではなく、これまでにも頻繁に何度も訪れている。そのためなまえも部屋の中にウォロを入れるのにすっかり慣れた様子だった。
「今お茶を淹れますね」
「いえ、どうぞお構いなく! ギンガ団本部へ行ったら今日なまえさんは休暇との事だったので驚きました。何かご予定でもあるんですか?」
背中の大きな荷物を畳の上へ下ろし、イチョウ商会の帽子をその上にポンと置く。そうしていつもの定位置であるちゃぶ台の前に座りながら、ウォロはなまえに問いかけた。
なまえは台所で急須や湯呑み、お茶請けのお菓子を用意しながら鈴を転がすような声で朗らかに答える。お盆を両手で持ってとことこと小さな歩幅で歩く姿がいじらしい。
「それが、最近働き詰めだから休むように、と博士にお気遣いいただいてしまって……。特に予定もなくのんびりしていただけなので、ウォロさんが遊びに来てくださってうれしいです」
ちゃぶ台の上にコトリと湯呑みを二つ並べ、なまえは温かいお茶を注いでいく。コポコポと小さな音を立てながら注がれていくお茶からは、白い湯気がふわふわと立ち上がっていた。
万が一なまえが他の人間と予定がある、などと言っていたらウォロは無理矢理それに同行するつもりだったのだが、それは杞憂に終わったらしい。百点満点とも言えるなまえの返答にウォロはすっかり上機嫌になっていた。
「それで、わたしに見せたいものって何でしょう?」
「あぁ、そうでした! なまえさんにこれを見ていただきたいのです」
ごそごそと大きなリュックからウォロが取り出したのは見慣れない形状のからくりだった。こけしの様な形のそれは、材質も用途もヒスイ地方に生まれ育ったなまえには何なのか到底わからない。
ウォロからからくりを手渡されたなまえは、大きな瞳を更に大きくして不思議そうにそれを眺めていた。
「なまえさんは各地に時折現れる黒い空間──まるで時空の歪んだような場所の事はご存知ですよね? 昨日黒曜の原野を歩いていたら出くわしまして……それはその中で拾った物です」
「え!? あの中は危険なポケモンが多いと聞きますが……ウォロさん大丈夫でしたか?」
「えぇ、それを拾ったらすぐに出ましたので」
この通り元気ですよ、とウォロがにっこり笑って見せると、なまえはふにゃりと眉を下げて微笑んだ。その表情のあまりの愛らしさに、ウォロは心の中にとある欲望がむくむくと膨らんでいくのを感じていた。
これほどまでに体格差のある男女が室内に二人きりでいるというのに、なまえといったらなんと無防備なのだろうか。
「……ポケモンの中にはこういった変わった道具を好んで、進化するポケモンも居るでしょう? これもそういう類かと思いまして」
「なるほど。確かにあり得ますね」
うんうん、と頷いたなまえは、真剣な眼差しを手の中のからくりへと向けた。なまえがそのからくりの様々な部分を興味深げに触れて確かめていると、ふいにからくりはヴーッと鈍い音を立てて振動し始める。
そして振動に驚いたなまえが慌てて手を動かしたことにより、偶然にもからくりはなまえの胸へと当たってしまったのだった。
「ひゃうっ!?」
びくっと体を跳ねさせたなまえは、自分の出してしまった声にかあーっと赤面する。思わず俯いて「すいません」と小さな声でウォロに謝罪をするのだが、ウォロになまえの声は聞こえていなかった。
無言のままなまえの手から振動するからくりを取ったウォロは、じいっと手の中のそれを見つめる。羞恥のせいで耳まで赤くしたなまえは、無言のままのウォロにもじとじと声をかけた。
「……ウォロさん……?」
「なまえさんのお陰でこのからくりの用途がわかったような気がします。よかったらこのまま一緒にからくりを研究していただけませんか?」
にこりといつも通りに笑ったウォロは、人差し指を立てながらなまえにそう言った。ウォロの普段通りの様子に、なまえは胸を撫で下ろしながら頷く。
自分で思っていたよりもおかしな声は出ていなかったのかもしれない。そうでなければウォロさんは道具に夢中でわたしのことなんて気にしていないのかも。そう思い直していたなまえの考えは、ウォロの行動によってあっさりと否定されることになる。
「ありがとうございます。では早速」
「ひあっ!? んんっ♡ウォロさん……っ?」
笑顔のままのウォロは、なまえの胸へと振動するからくりを押し当てた。乳首のあたりを着物の上から刺激され、なまえは思わず後退る。
今まで感じたことのない刺激に、早くも着物の中の乳首はぷっくりと膨らんでしまっていた。
突然の行動に混乱するなまえは、おろおろとした様子でウォロのことを見上げる。その表情がひどく扇情的であることに、なまえは気が付いていない。
「ほらほらなまえさん、逃げないでください。研究、一緒にしていただけるんですよね?」
「で、でも……えっと……」
「これが何かわかれば新たなポケモンの進化方法がわかるかもしれませんよ? そうすれば調査隊のみなさん、きっと喜ぶでしょうね」
「それは、そうですけど……」
「本当ならイチョウ商会で珍しいからくりとしてさっさと売り払ってもよかったのですが……なまえさんの研究の為に、とこうして一番にお待ちしたのです」
ウォロの押しの強さに押され、なまえは拒否しきれないでいた。更には研究の為、調査団のみんなの為と言われては、お人好しであるなまえに断れるはずもない。それをすべてわかった上でウォロは言葉を選んで話しているのだ。
「大丈夫、これはただの研究ですよ。ジブンに任せてください」
「……はい」
いつもと変わらないウォロの態度に、なまえはついにこくりと頷いた。実のところウォロの心の中では様々な欲望がぐつぐつと煮えたぎっているのだが、なまえはそれを知る由もない。そんななまえの純粋さ、愚直さを愛おしく思いながら、ウォロはなまえの柔らかな頬をそっと撫でた。
なまえが静かに目を伏せると、ウォロはすぐにその手を離し再びからくりをなまえの胸へと押し当てる。なまえはびくりと体を跳ねさせたものの、今度は後退ることなく与えられる刺激を受け続けた。
「んっ♡んぅ♡ふ、あ♡」
「どうですか、なまえさん。気持ちいいですか?」
「そ、それは、あっ♡」
「素直に答えてください。研究の為、ですから」
顔を真っ赤にして小さく震えるなまえの姿はウォロの嗜虐心を刺激する。なまえを追い詰め、辱める事はどうしてこんなに心地良いのか。下半身に熱が集まるのを感じながら、ウォロはじいっとなまえの顔を見つめた。
「……きもち、いいです……っ♡」
「ふむふむ、なるほど。それは何よりです! では次はこちらでも試してみましょうか」
「へ? こちらって……ひゃあっ」
とん、とウォロに肩を押され、なまえは畳の上へと簡単に倒されてしまう。それはとても軽い力だったのだが、なまえの細い体を倒すのには充分すぎる力だった。
倒れたなまえの足の間に体を入れて、ウォロは振動するからくりをなまえの柔らかな内腿へと這わせる。なまえが小さく悲鳴をあげても、ウォロの手は止まらなかった。
「ウォロさ……っ、そこは、あっ♡」
内腿を上へ上へと滑るからくりは、当たり前のようになまえの股間へと辿り着いてしまう。鈍い音をたてて振動するからくりに下着の中心を刺激され、なまえは背中をのけぞらせた。
生まれて初めて味わう刺激に、なまえは呼吸すらままならない。悲鳴のような嬌声をあげながら必死にウォロを制止しても、ウォロはにこにこと微笑むばかりだ。
「ひっ♡あ゛っ♡やあっ♡そ、それ、止め……っ♡」
「やめませーん」
小さなクリトリスはあっという間に限界まで勃起させられ、下着の上からでもその突起がわかる程になってしまった。ウォロはその小さく可愛らしい突起の先端に狙いを定めて刺激していく。
あっという間にぐしょぐしょになってしまった下着はべっとりとなまえの性器に張り付いて、布の下の粘膜の色をうっすらと透けさせていた。
「ぅ゛あ♡あ♡もう、やらあっ♡♡」
「クリトリス、気持ちいいですか?」
「い゛っ、いいっ♡いいれすっ♡だから、もうやめ……っ♡♡」
迫り来る絶頂感にぐずぐずと泣き声をもらす姿はとても愛らしい。ウォロは興奮から白い頬を赤く染め、いつもより少し呼吸を荒くしていた。
なまえの太ももを易々と掴めてしまう大きな手のひらで足を閉じられないように押さえつけ、逃げようとする腰を追いかけて快楽責めをする。
実のところ、ウォロにとってはこのからくりが何なのかというのはどうでもいい事だった。未知の道具に好奇心が刺激されない訳ではないが、それよりももっとなまえが快楽に溺れる姿を見てみたい、という好奇心の方が勝っているのだ。
「ちなみになんですが、なまえさんはこういった経験は今までにありますか?」
「あっ♡なに、なん……っ♡────っ♡♡」
もはやなまえに余裕なんてものはなく、ウォロの質問を頭で理解することができなかった。健気にも質問を聞き返そうと涙と鼻水に濡れた顔でウォロの顔を見つめたその瞬間、ウォロはからくりをクリトリスにぐうっと押し付ける。
今までよりも更に強い刺激を受けて、なまえはあっけなく絶頂してしまった。生まれて初めて味わう快感になまえは声にならない声をあげる。自分の意思とは関係なくだらだらと溢れ出る愛液やどっくんどっくんと収縮する膣に混乱しながら、強すぎる快感に体を震わせた。
「あ……♡ひっ♡ひぁあ……♡」
「あぁ、イっちゃいましたか? ふふ、とってもかわいいです」
「イっ……? あ゛っ♡ウォロさんっ♡も、おわ、おわりに……っ♡」
ふうふうと荒い呼吸のままのなまえが必死に終わりを訴えるのだが、ウォロから返ってきたのは終わりとは程遠い言葉だった。
「それで、なまえさんは経験があるのかないのか教えてください? うーん、もっとわかりやすく言ったほうがいいでしょうか。なまえさんはセックスしたこと、ありますか?」
「ふぇ?」
呆気に取られるなまえに、ウォロは畳み掛けるように質問を繰り返す。そしてなまえの股間から離していたからくりを、またぴとりとクリトリスに押し当てた。まだからくりは振動していないものの、その存在はなまえを怯えさせるには充分だ。
「なまえさん、セックスの経験は?」
「な、ないっ! ないで……っうあ゛♡あ゛ーっ♡」
なまえが慌てて答えると、ウォロは手の中のからくりを再び振動させる。なまえはびくりと体全体を跳ねさせ、与えられる快感に目を白黒させた。
なまえがもし経験があるなどと答えていれば、ウォロは顔を取り繕うのも忘れて怒りに震えていただろう。
ぐっしょりと濡れた下着の中で小さな膣口はくぱくぱと口を震わせていて、それはまるで中に刺激を欲しがっているかのようだった。ウォロは濡れてうっすらと透ける下着の上からその様を眺め、にぃっと口角をあげる。
「ですよねぇ。ふふ、もちろんそうだとは思ってましたが念のため。ちなみに自慰はどうですか? オナニー、したことあります?」
「あっ♡やらっ♡またなんかきちゃ……っ♡あっ♡あっ♡らめぇっ♡」
「なまえさん、質問に答えてくださーい」
「ひっ♡押し付けない、でぇっ♡♡したことないっ♡ないですっ♡」
ひっひっ、と浅く短い呼吸を繰り返しながら、なまえは必死にウォロの質問に答えていく。ウォロはなまえの返答に満足したらしく、明るい調子で「そうですか」と頷いた。
なまえの乱れた姿を見るのは自分が初めてで、今この手で与えられる快感しかなまえは知らないのだ。征服欲、庇護欲が満たされるのを感じながら、ウォロは押さえつけていたなまえの内腿をうっとりと撫で上げた。
「ではさっきのが初めての絶頂ということですね。そしてこれが、二回目だと」
「あ♡あ♡やあっ♡♡あ゛〜っ♡♡」
あっけなく二度目の絶頂を迎えさせられたなまえは、背中をぐうっとのけぞらせ畳に爪を立てる。着物はすっかりと着崩れて、はだけた襟元からはなまえのしっとりと汗ばんだ胸が覗いていた。
脳が揺れるような快感に朦朧とするなまえを見下ろすウォロは、からくりを床に置くとなまえの下着に手をかける。
「なまえさん、下着がぐしょぐしょですね。一度脱ぎましょうか」
「ふぁ……♡あ……?」
くったりと脱力するなまえの体から下着を取り去ったウォロは、まだ誰にも暴かれたことのないそこを目にしてごくりと喉を鳴らした。ぷっくりと膨らんだクリトリスは愛液でてらてらといやらしく光り、ひくひくと痙攣する膣口はウォロを誘っているかのようだった。
「っひあ♡あ♡あっ♡」
「こんなに小さなものが大きな快感を生むのだから不思議ですよね。なんでも一説によるとここは快感を得るためだけにある器官なんだとか。なまえさん、知ってました?」
「うぉろさんっ♡やっ♡それ、らめぇっ♡♡」
ウォロは長い指でなまえのクリトリスに触れると、そのままゆっくりと先端を優しく撫で回した。くるくると円を描いたり、根本から先端へと指を往復させたりと、からくりの強い振動とは違う刺激でなまえのことを追い詰めていく。
もはやウォロがしているのはからくりの研究などとは何も関係のない行為なのだが、快感でぐずぐずになったなまえの頭ではそのことに気がつくことができない。ウォロから与えられる目の前の快感に喘ぎ、体をびくびくと震わせることだけがなまえに許されたことだった。
「次はちゃんとイくときに『イく』って言ってくださいね。ジブン、なまえさんの口から聞きたいので」
「イ……っ♡イくっ♡あっ♡あ゛♡うぉろさん、イきまひゅ♡♡」
「うんうん、ちゃんと言えて偉いですね。さすがなまえさん」
「っ♡ひぐ♡あ♡あ゛〜っ♡♡」
なまえの足がピンと伸びて全身がびくびく痙攣する。瞳の中にハートマークを浮かべ、涙や鼻水で顔を濡らすなまえをウォロはギラギラとした目で見下ろしていた。
なまえを見つめるウォロの股間は服の上からでもわかるほどに膨らんでおり、下着の中でだらだらと我慢汁を溢れさせている。絶頂の余韻に震えるなまえの目の前でウォロはカチャカチャと音を立てながら腰のベルトを外し、イチョウ商会のトレードマークであるエプロンを適当に脱ぎ捨てた。
「なまえさん、これ見えますか? なまえさんを見ていたら、ジブンもすっかり興奮してしまいました」
ウォロの右手に握られている陰茎は完全に勃起しており、ビキビキと太い血管が何本も浮き出ている。興奮しすぎているせいか亀頭はぱんぱんに膨らんで、我慢汁でぬらぬらと光っていた。ウォロとなまえの体格差を考えれば、その大きさはとても凶悪だ。
生まれて初めて目にするその光景に理解が追いつかないのか、なまえは困惑したような声を出した。
その声にはまだまだ絶頂の甘さが含まれていて、まるで男性器を前に媚びているかのようにも聞こえる。もちろんウォロはその様に解釈し、処女であるにも関わらずそんな反応をするなまえに股間をイライラさせていた。
「このままにしておく訳にもいけませんし、射精させてくれませんか?」
「しゃ、しゃせ……」
「あぁ、もちろん中に挿れたり、痛いことはしません。安心してください」
ね? と目を細めるウォロの圧に押され、なまえは小さく頷いた。なまえは自分で気付いていないが何度も無理矢理絶頂させられたなまえの心と体は、すっかりウォロに屈服してしまっているのだ。
次の瞬間、ウォロの勃起した陰茎がなまえのクリトリスにぴとりと押し当てられる。そのままずりずりと性器同士を擦り合わせる様に腰を動かされれば、なまえの子宮はまたきゅんきゅんと悦んだ。
「っは、すごいですね、びくびく痙攣して……ヒダが絡みついてくる」
「あっ♡あっ♡なんれ、またきもち……っ♡ひぐっ♡」
「なまえさんのちっちゃなクリトリスとジブンの亀頭が擦れるのが、はぁ……すごく気持ちいいです。なまえさんも気持ちいいですか? ふふ、まるでセックスしてるみたいですね?」
今のこの状況に高揚しているせいか、ウォロはいつにも増して更に饒舌だ。わざとなまえを辱める言葉を使い、唇が触れてしまいそうな程近くに顔を寄せる。
体の大きなウォロがなまえに覆い被されば、なまえの体はほとんど全てウォロの体の下に収まってしまう。自分の体の下でどろどろになっているなまえを見て、ウォロはぞくぞくしたものが体に走るのを感じた。
「やあ♡も、ぉ゛♡おかしくなっちゃ、あ゛っ♡」
「あぁ、チンポでクリトリス押し潰されるのも好きなんですか。……はは、なまえさんのクリトリスがこんなに弱いことを知ってるのはジブンだけ、ですよね」
「っあ゛♡あ〜っ♡♡」
ぬぢゅ、とお互いの体液が混ざり合う音が大きくなり、ウォロの男根がなまえの割れ目に強く押しつけられる。カリ首をクリトリスに引っ掛ける様にして腰をスライドさせられれば、なまえはウォロの服にしがみついて悲鳴のような声を上げた。
「そのままジブンに抱きついて、いいですよ……っ」
「っ、うぉろひゃん♡うぉろ、さ……っ♡ひっ♡」
なまえがウォロの背中に腕を回してぎゅうっとしがみつくと、ウォロの心臓がどきりと跳ねる。自分の名前を繰り返し呼んで、自分の姿だけを瞳に映し、無我夢中で自分に縋り付くなまえの姿は、ウォロが思い描いていた何倍も愛おしかったのだ。
「あ゛ー……クソ、かわいいな……っ」
珍しく口調を荒げたウォロは、ぎろりとなまえを見下ろすと射精する為に腰の動きを早くする。挿入はしておらず、ずりゅずりゅと性器同士を擦り合わせているだけなのに腰が抜けそうになる程気持ちがいい。
精液が迫り上がってくる感覚にウォロの呼吸が浅くなる。二人の絶頂はもう目前だった。
「も、らめ♡イっく♡♡イきまひゅっ♡♡」
「……ジブン、も出します……ッ」
体をがくがくと跳ねさせて絶頂するなまえの性器の上に、ウォロはびゅるびゅると白濁した精液を吐き出した。ぷっくりと膨らんだクリトリスやひくひくと痙攣する膣口に、どろりとした精液がゆっくりと流れていく。
連続で与えられる絶頂に体の限界がきたのか、なまえはついに意識を失っていた。畳の上でくたりと力の抜けたなまえを見下ろして、ウォロは荒い呼吸のままにたりと満足そうに笑う。
ちゃぶ台の上の湯呑みから上がっていたはずの白い湯気は、すっかりと消えてしまっていた。
「うぅ……ん……?」
「あ、なまえさん目が覚めました?」
なまえが目を覚ますと、ウォロは布団の側でにこにこと笑いながら冷え切ったお茶を飲んでいた。まだ思考がぼんやりとしているなまえがウォロの顔を見て首を傾げれば、ウォロはくすくすと笑い声を漏らす。
「なまえさん、意識を失ってしまっていたんですよ。覚えてますか? ほら、ジブンとこのからくりの研究をしていて……」
「あっ! あの、えと……ハイ……覚えて、ます……」
ウォロがちゃぶ台の上に置いてあったからくりを手に取ってみせると、なまえはびくりと体を硬くして赤面した。湯気が出そうなほど赤くなったなまえがもじもじと俯いて、布団をぎゅうっと握り締める。そんななまえの顔を覗き込み、ウォロはにこにこと話を続けた。
「なまえさんの着物はずいぶん汚れてしまっていたので、寝間着に着替えさせました。布団も勝手に出してしまったのですが、大丈夫でしたか?」
「す、すいません……色々とお手数をおかけしてしまって……」
「いえ、気にしないでください。それより、ジブンの方こそすいません」
にこにことした笑顔から表情を変え、ハの字に眉を下げたウォロは布団を握りしめていたなまえの手を取りきゅうっと強く握る。ウォロの大きな手に包まれるなまえの手のひらは、ひどく熱かった。
「からくりの研究の為とはいえ嫁入り前の女性にあのような……あれではセックスしたも同然です」
「えっと……それは……」
「しかし安心してください。ジブン、責任はちゃんと取りますので! なまえさん、ジブンとお付き合いをしましょう。もちろん結婚を前提としたお付き合いです。婚約関係と言ってもいいかもしれないですね。多少順番が前後したかもしれませんがこれで全て問題ありません」
ぺらぺらとウォロにまくし立てられ、事の流れの早さになまえは困惑する。しかしウォロに対して少なからず好意を抱いていたなまえには、ウォロの言葉を拒否することが出来なかった。
「……なまえさんは、ジブンなんかの婚約者は嫌ですか?」
「いえ、そんな! 嫌じゃないです!」
しおしおと悲しい顔をするウォロに見つめられ、なまえは慌てて否定する。するとすぐさまぱあっと顔を輝かせたウォロがなまえの体を抱き締めた。全てはウォロの手のひらの上での出来事であることを、なまえは知るよしもない。
「ですよね! それならよかったです。いやぁ、そうと決まれば早速ギンガ団の皆さんやイチョウ商会の皆に報告しなくてはいけませんね。もう少し休んだら早速二人で皆に伝えに行きましょう。ね、なまえさん」
「へ? あ、えと……はい」
「あぁそうだ、もう一つ。このからくりなんですが結局何なのか未だわからなくて……ですからまた後日、一緒に研究しましょう! 晴れて婚約者になった訳ですし、次はもっと色々と試せますね。ふふ、ジブンとっても楽しみです」
ウォロのこの言葉に、なまえの体がぶるりと震える。それが恐怖のせいなのか、はたまた期待のせいなのか。それはなまえ自身にもわからなかった。
ただ一つわかるのは、ウォロの言う『次』はごく近い未来であるということだけだ。
何と答えるべきなのか、なまえが口をぱくぱくと動かしていると、ウォロの美しい唇がなまえの小さな唇に重ねられたのだった。