休みの前日、お互いの仕事が終わるとわたしはキバナさんの家に訪れる。休日はキバナさんの家に泊まるのが、いつの間にかわたしたちのお決まりになっていた。
今日もこうしていつも通りキバナさんの家へと訪ねてきたのだが、今、わたしの心臓は大爆発しそうになっている。なぜならばわたしは今日、キバナさんに「挿れてほしい」と言うつもりなのだ。
一人緊張するわたしをよそに、キバナさんは食後の紅茶を淹れながら楽しそうにポケモンたちの話をしている。わたしはと言うと、緊張しすぎてディナーに何を食べたのかもよく覚えていない程だった。
ソファでガチガチになるわたしの元へ温かい紅茶を運んできたキバナさんは、ローテーブルの上に紅茶を置いてわたしの隣に腰掛けると、眉をハの字に下げてわたしの顔を覗き込んだ。

「──今日、もしかして何かあった? 大丈夫か?」
「へっ!?」
「なんか上の空っていうか……様子がおかしいからさ」

わたしの様子はあまりにも挙動不審だったらしい。キバナさんに余計な心配をかけてしまった。
変に誤魔化すのもおかしいし、言うなら今言わなくちゃ、と覚悟を決めてわたしは重たい口を開いた。

「ぜっ、ぜんぜん、そういうのじゃなくて……えっと……」
「うん?」
「わたし……あの……今日、キバナさんと……セ、セックスしたい、です」

かあーっと全身が熱くなり、手のひらにじわじわと汗が滲む。やっぱり言うの、今じゃなかったかもしれない。シャワーを浴びた後とか、ベッドに入ってからとか、もっとそういう雰囲気になってから言うべきだったのでは?
これじゃあ今日ずっとキバナさんとのセックスのことしか考えてなかったみたいだ。いや、実際にそうなんだけど、ものすごく恥ずかしい。数分前からやり直したい。
とてもじゃないけれどキバナさんの顔が見られなくて、わたしはキバナさんが淹れてくれた紅茶からふわふわと漂う湯気ばかりを見つめていた。

「セックスしたいって、どういう意味のだ? いつもの特訓って事なのか、それとも──」

キバナさんの大きな手のひらがわたしの手の上へとするりと重なる。キバナさんの声はさっきまで楽しく談笑していた時の声よりずっと低くなって、お腹にびりびりと響くようだった。
緊張と羞恥のせいで、口の中がからからだ。

「本当の……セックスがしたい、です。キバナさんの、お、おちんちん……挿れてください」

やっとのことでそれだけ言って、恐る恐るキバナさんの顔を見る。すると、キバナさんは数分前までのふにゃふにゃの優しい顔とは似ても似つかない、バトル中のドラゴンタイプのポケモンのような、威圧感すら感じさせる顔でわたしのことを見つめていた。

「……いいのか?」
「ひえっ!? あっ、いい、です」
「やっぱりやめた、はナシだぜ」

なぁ、なまえ、と目を細めながらわたしの名前を呼んで、キバナさんの長い指がわたしの指に絡まった。指と指が触れ合っているところから全身に熱がじわじわと広がっていくみたいで、意識がそこに集中する。

「うん、だいじょうぶ」

喉から出た声は小さく震えてしまっていたけれど、大丈夫だというのはわたしの本心だ。
少し前からキバナさんとえっちなことをする度にお腹の奥が疼いて仕方なくなってしまっている。それが何を意味するのかは、もう自分でもわかりきっていた。

「今まで、待っててくれてありがとう」

わたしがそう言うと、じいっとこちらを見つめていたキバナさんが突然立ち上がった。そして、そのままわたしのことを抱きかかえて、ずんずんとベッドルームへ向かって歩みを進めていく。
まだ一口も口をつけていない紅茶が、わたしたちを見送るようにローテーブルの上で湯気を小さく揺らしていた。




♡   ♡   ♡




「ひゃっ」

珍しく荒っぽくベッドに降ろされ、大きなベッドのスプリングがわたしの体を少しだけ跳ねさせる。ずっと無言のままのキバナさんをそろそろと見上げてみれば、キバナさんは着ていたシャツを乱雑に脱ぎ捨てていた。
上半身裸のキバナさんが、ぎしりとベッドを鳴らしてわたしに覆い被さる。筋肉質な体と欲情しきった表情に、一瞬呼吸が止まった。

「キ、キバナさん! わたし仕事終わってからまだシャワー浴びてなくて、だからその、ちょっとだけ待って──」
「待てねえ」

わたしの言葉を遮ってそう言ったキバナさんは大きな手でわたしの手をがしりと掴み、そのまま自分の下半身へと持っていく。服越しに熱くて硬い膨らみがわたしの手に当たって、ぎくりと体がこわばった。大き過ぎるそこはすでに完全に勃起しているようで、ハーフパンツの下に窮屈そうに無理矢理収まっている。

「なまえが挿れてって言ってくれたのがうれしすぎて、まだキスもしてねえのにこんなガチガチになってんの」
「あ……ぅ……」
「なまえの事、抱かせて」

まっすぐにわたしの目を見つめるキバナさんの頬は、うっすらと赤く上気していた。こんな風にわたしを求めてくれていることがうれしくて、胸がドキドキする。

「キバナさ、んぅ……っ♡」

わたしがキバナさんの名前を呼ぶやいなや、キバナさんの唇がわたしの唇に重なった。大きな舌がぬるぬるとわたしの口の中に入り込んで、口内を犯していく。絡まり合う舌が気持ちよくて、だんだんと頭の中がぼうっとしてくる。

「っは、ぁ♡ふあ……♡」
「なまえ……」

わたしの服を脱がせながら、キバナさんは何度も何度もキスを繰り返した。肌と肌が直接触れ合うのも、舌が擦れ合うのも、唾液を飲まされるのも全部気持ちよくて、キスをしながらも堪えきれない声が溢れてしまう。
気持ちよすぎるキスでとろとろになってしまったわたしは、気がつけばキバナさんの手によってすっかり裸にされていた。触られてもいない乳首がつんと勃って、お腹の奥がじんじんする。

「一緒に、いっぱい気持ちよくなろうな」

キバナさんははぁ、と熱っぽい息を吐いて、わたしの内腿を下から上へつうっと撫で上げる。その刺激に体を震わせながらこくこくと頷いて応えれば、キバナさんは指をそのままおまんこへと滑らせた。
すでに濡れてしまっているそこは、キバナさんの指が割れ目を往復するのに合わせてぐちゅぐちゅとえっちな音を鳴らしている。その焦らすような刺激に、自然と腰が揺れてしまう。

「んあ♡あぅ……っ♡」
「撫でてるだけじゃ物足りない? フフ、すっかりえっちなおまんこになっちゃったな」
「……っ♡それは、だってキバナさんが、あ……っ♡ひあ♡」

キバナさんがいつもいっぱい触るから、と言いかけたわたしの言葉は自らの甘ったるい嬌声にかき消されてしまった。おまんこを撫でていたキバナさんの指がふいに挿入され、気持ちいいところをぐうっと圧迫したからだ。
Gスポットを指の腹でぐっ♡ぐっ♡と優しく押されるのが気持ちよくて、頭の中がふわふわしてくる。キバナさんはそんなわたしの顔を見つめながら、ニヤリと口角を釣り上げた。

「うんうん。えっちになるようにオレさまが特訓したんだもんな。──それじゃあ、気持ちいい時は何て言うんだった? それも特訓しただろ?」
「ひっ♡ぅあ゛♡あっ♡き、きもちいい、ですっ♡おまんこきもちいい♡」

わたしの言葉を聞いたキバナさんは「いいこ」と笑い、ご褒美と言わんばかりに親指でクリトリスをぐりゅ♡と押し潰した。強すぎる刺激にひっ、と喉が鳴り、首がのけぞる。そのままぐちぐちとクリトリスと中を同時にいじめられ、おまんこがひくひく痙攣してしまう。
てっきりすぐに挿入するものだと思っていたわたしは、想像していたのと違う展開に完全に困惑していた。

「キバ、キバナさ、んっ♡ぉっ♡おちんちん、挿れるんじゃ……っ? あ♡やあ♡」
「挿れる前によーく慣らさないとだろ。ほらなまえ、余計なこと考えてないでコッチに集中しなよ」
「あ゛♡あぁっ♡」

慣らすのとクリトリスは関係無いのでは、と頭に浮かんだ疑問は次の瞬間快感によってどこかへ消されてしまった。親指でクリトリスを圧迫したまま中に指がもう一本増やされ、キバナさんの長い指がぐちゅぐちゅとえっちな音を立てながらおまんこの中を刺激している。
キバナさんは指を動かしながら、わたしの体のあちこちにキスの雨を降らせる。柔らかい唇が体に当たる度にびくびくと大袈裟に体が跳ねて、口から勝手に媚びたような声が出た。

「オレさまがキスする度に指きゅうきゅう締め付けてるの、すっげえかわいい」
「らってぇ♡あっ♡も、きもちいのきちゃう……っ♡」
「よしよし、一回イこっか」
「あ♡あ♡らめ♡ほんとにイっちゃうっ♡イく♡イ……っ♡♡」

ぐちぐちと一定のリズムで指を動かされ、あっという間に絶頂に引っ張り上げられてしまった。とてつもない快感に、ベッドから腰が浮いておまんこが大きく痙攣する。「気持ちいい」で頭がいっぱいで思考はアイスクリームのように簡単にどろどろに溶けていった。

「かわいーイキ顔……♡」
「ぅあ゛♡やあっ♡あ〜っ♡」
「中、痙攣しっぱなしになってるぜ。ここほぐされるの、好き?」
「す、すき……っ♡♡あっ♡すきれす♡」
「フフッ、知ってる」

「なまえ、こないだもここで何回もイって泣いちゃったもんな」と目を細めて笑うキバナさんの表情があまりにもえっちで、かっこよくて、またお腹の奥がきゅうっとしてしまう。おまんこから聞こえるえっちな水音が、どんどん大きくなってお尻の下のシーツが濡れてしまっている気がする。

「キバナさ、これ……っ♡またいっぱいイっちゃう、からあっ♡も、いれてください♡♡」

快感に喘ぎながらはしたないおねだりをするわたしを見下ろすキバナさんは、はーっと大きく息を吐いた。そしてわたしの耳元に唇を寄せると、低い声でゆっくりと「ダメ」と囁く。キバナさんの声が脳みそに直接響くみたいでメロメロになってしまう。

「かわいいおねだりだけど、挿れるのはなまえのえっちなまんこがもっとどろっどろになってから、な?」
「な、なんれ……ひっ♡耳、舐めちゃ……あ゛♡あっ♡」
「ん、もっと? 耳もいじめて欲しい?」
「ちが……っ♡あ゛〜っ♡」

無防備な耳にぬるぬるした熱い舌が這う感覚で体がびくんと跳ねる。キバナさんが耳を舐めるいやらしい音が鼓膜に響き、体にぞくぞくしたものが走っていった。おまんこをいじめる指はそのままに耳をかぷりと噛まれ、耳元で「かわいい」「好きだ」と何度も囁かれる。
そのうちに太ももが快感でぶるぶると震えて、再び絶頂の波に飲み込まれそうになっていく。強すぎる快感から逃げたいのに、キバナさんの指はお腹側の気持ちいいところばかりをずっと責め立てていて、少しも逃げさせてくれないのだ。

「きばなさん♡も、そこばっかりやだあっ♡♡またイ……っ♡イっちゃう♡やあ゛♡♡」
「イかせてんの」
「らめらめらめ♡イぐ♡イ……っ♡♡〜〜〜〜っ♡♡」

つま先がぴんと伸びて、目の前で光がチカチカ点滅する。さっきよりも深い絶頂に全身がびくびく痙攣して、背中が弓なりに仰け反った。
気持ち良すぎてうまく呼吸が出来なくなってしまったわたしの唇に、キバナさんの唇が重ねられる。くちゅくちゅと口内を舌でかき混ぜられて、唾液が何度も流し込まれた。苦しいのに気持ちよくて、おまんこがずっと痙攣している。

「……っん゛む♡ふ、う゛♡♡」
「もうちょっと、がんばろーな」
「あ゛っ♡やあ゛♡んん♡」

もうこれで終わりだと思ったのに、当たり前のようにおまんこの中で再び動くキバナさんの指に混乱する。気持ちいいのがずっと続いていて全身が熱くてたまらなかった。何度も絶頂したおまんこは、まるでイキ癖がついてしまったかのように簡単にまた次の絶頂を迎えようとしてしまう。

「ん゛〜っ♡ん♡♡っは、う゛♡」
「……は、エロ……」

酸欠になった脳みそがくらくらして、とてつもなく気持ちいい。そのままどれくらいいじめられていたのか、数分かもしれないし数十分かもしれない。イくのを我慢しようとしても、次の瞬間にはそれは無駄な努力だとわからせられてしまう。
もはや時間の感覚は無く、深いキスと共におまんこを刺激されると自分の意思とは関係なくキバナさんの指をぎゅうぎゅう締め付けて、おもらしをしたみたいにベッドをびしょびしょに濡らしながら何度もイってしまっていた。
そしてその度にお腹の奥がじくりと疼いてどうしようもなくなってしまうのだ。連続でイかされて訳がわからないくらいの快感に襲われているのに、お腹の奥はいじめられるのを今か今かと待ち望んでいる。ちぐはぐなその感覚とあまりの快感に、わたしはついにめそめそとキバナさんに泣きついた。

「も、やらあ゛っ♡きば、きばなさんの、ぉ゛♡おちんちん、挿れてくだひゃい♡♡」
「……そんなにオレさまのチンコ欲しい?」
「っほしい、です♡おなかの、お゛く……っ♡ほし……ひっ♡あ゛〜っ♡」
「お腹の奥っていうのは──」

ずるりと中から指を引き抜かれ、ぷしっ♡と尿道から潮が吹き出す感覚に体が震える。その後すぐにお腹の上に熱くて硬いものを乗せられて、わたしの目はそれに釘付けになってしまった。
初めてキバナさんとえっちをしようとしたその日と同じように、お腹の上に太い血管が何本も浮いたたくましいおちんちんが乗せられている。おまんこからおへそのすぐ下まであるそれは、疼くお腹の奥──子宮の辺りまで軽々と届いていて、わたしはひゅっと息を飲んだ。

「ここのことだよな」

とんとん、と指で下腹部をつつきながらこちらを見下ろすキバナさんの声色は、有無を言わせない雰囲気を孕んでいる。熱い試合の最中のように吊り上がった目に見つめられながら、わたしはこくこくと何度も頷いた。

「そう、そうれす……っ♡ここに、ください♡♡」
「いいぜ。我慢できてえらかったな」

お互いに、と小さく呟いたキバナさんはずり下げていたハーフパンツと下着を脱ぎ捨てて、ベッドサイドの引き出しから四角い箱を何箱か取り出した。キバナさんの大きな手に鷲掴みにされ、箱は少し潰れてしまっている。
その潰れた箱に印刷されているダイオウドウのイラストとXLの文字にわたしが気を取られているうちに、キバナさんは中からずらりと連なったコンドームを引っ張り出していた。その中の一つを切り離して中身を出し、先っぽから透明な液体がとろとろと溢れ出ているおちんちんに手慣れた様子で装着する。それを見ているだけで呼吸がふうふうと浅くなった。
薄いオレンジ色のゴムに覆われたおちんちんが、ぴとりとおまんこの入り口にあてがわれる。キバナさんにも聞こえていてもおかしくない程、心臓がドキドキと大きな音を鳴らしていた。

「力、抜いてなよ」
「は、はひ……っ♡あ゛♡ぅあ♡」

ゆっくりと中に大きなものが押し入ってくる感覚に、背中がぞくぞくする。キバナさんが十分過ぎるほどに慣らしてくれたおかげで痛みなんてものは全く無かった。それどころか、膣内をごりゅごりゅと抉るようにおちんちんが押し込められていくのがとてつもなく気持ちがいい。

「……っは、幸せすぎて脳の血管切れそうだ」
「あ♡あ♡おく、きてる゛……っ♡」
「あぁ、もう少しでなまえの中に全部入るぜ」
「ひっ♡あ♡あ゛♡ ──────っ♡♡♡」
「ほら、根元まで全部、入った……♡」

じくじくと熱を持っていた子宮にぐうっ♡とおちんちんを押しつけられるその刺激で、わたしの体はイってしまっていた。おまんこがびくびく痙攣して、キバナさんのおちんちんを締め付けている。
自分でも信じられない事に、挿れただけでイってしまっていた。

「なん、なんれ、イっ……♡♡ぅ゛あ♡」
「なんでって、そうなるように特訓、しただろ? いっつもこうやってお腹触って……思い出したか?」
「やあ゛っ♡それっ♡それらめっ♡♡あ゛〜♡」

キバナさんの大きな手のひらがわたしの下腹部をぐっと圧迫すると、頭の中でパチパチと電流が流れるような強い快感に襲われた。子宮を中からと外からの両方で押し潰されて、女の子が味わっちゃいけない快感を覚えさせられてしまっている。
特訓の最中にキバナさんが度々下腹部を押していたのはこの為だったのか、と理解した瞬間、自分の体をキバナさんに支配されてるようなどうしようもない悦びでいっぱいになった。頬を上気させてひどく加虐的な顔でこちらを見下ろすキバナさんの顔が、無意識に溢れる涙のせいでぐにゃりと歪む。

「子宮で本気アクメしてる顔、ほんっとかわいいな」
「ひっ♡ま、まだ、うごいちゃ、あ゛っ♡♡」
「動いちゃ、何?」
「ひぎゅっ♡イ゛っ♡イっちゃう♡イぐ♡」

おちんちんを根本まで挿入されただけでイってしまったのに、動かされて耐えられるはずがない。ギリギリまでおちんちんを引き抜かれるのも、その後一気に奥まで押し込められるのも、全部ぜんぶ気持ちいい。キバナさんがどちゅ♡どちゅ♡と腰を打ちつける度にすさまじい快感に襲われて、おまんこがイきっぱなしのようになってしまっている。

「あ゛ー……クソ、すぐ出ちまいそう」
「ぉ゛♡おまんこずっとイって、る……っ♡♡ひあ゛♡あ♡」
「は、オレもイくから……っ、一緒にイこうな」

キバナさんの腰の動きが早くなり、肌がぶつかるのに合わせてぐちゃぐちゃと水音が鳴る。突かれる度に頭の中が掻き回されるような強い快感が起こって、おまんこが何度も痙攣していた。
フーッ、フーッ、とキバナさんの獣のような呼吸が聞こえて、ぽたりと汗が落ちていく。キバナさんも気持ちよくなってくれているのがうれしくて、多幸感で全身がどろどろになっていくような気さえした。

「なまえ……ッ♡」
「ぅあ♡あっ♡しゅごいのくるっ♡♡きちゃう、あ゛♡あ゛〜〜っ♡♡」

太い腕できつく体を抱き締められ、子宮口におちんちんがぐっと押し付けられる。キバナさんの腰がぶるりと震えるのと同時に深い絶頂を迎え、首が大きく仰け反った。
おまんこから全身にぞくぞくするのが広がって、泣きたくなるようなすさまじい快感に襲われた。心臓が下半身に移動したみたいにどくどくと脈打っている。びゅるびゅると薄いゴム越しに射精されているのすら気持ちよくて、うまく呼吸する事も出来ない。

「あ……♡♡あぅ♡」
「……っ、めちゃくちゃ、出た……」
「はっ、は……っ♡あ♡やあ゛……っ♡♡」

射精を終えたおちんちんがずるりと引き抜かれると、ぶしゅっ♡と潮が吹き出してキバナさんとわたしの下半身を濡らした。それを見下ろしていたキバナさんは、使用済みになったコンドームを外しながら「セックス気持ちよかったな」とわたしに囁く。その声があまりにもえっちで、まだまだ絶頂の余韻が引いていかないわたしは熱に浮かされたように「せっくす、きもちいいです」と繰り返した。

「特訓の成果、だな」
「はひ……♡んぅ♡あ♡」

ちゅ♡とかわいらしい音と共に唇が重ねられ、何度も何度もキスを落とされる。キバナさんは悪戯っぽくわたしの唇を食むと、体を起こして何故かわたしの片足を肩へと担ぎ上げた。快感ですっかりダメになってしまった頭にクエスチョンマークが浮かぶやいなや、ぐちゅ……♡という重たい水音と共におまんこに硬いものが押し当てられる。視線をそちらに向ければ、いつの間にか新しいコンドームを装着したおちんちんがおまんこの入り口をぬるぬると弄んでいた。

「あ、あえ……? きばなさん、さっきイって……あ゛っ♡♡」
「一回で終われる訳ねえだろ……っ」

ぬぷぬぷと大きなものが再び中に入ってくる感覚に太ももが無意識にがくがくと震えた。ずっぽりと根本まで押し込められると、それだけでさっきまでの強烈な快感が蘇ってきて子宮がきゅんきゅんしてしまう。
数ヶ月前に入るわけが無いと思っていた大きさのおちんちんをいとも簡単に飲み込めるようになっている事を、見せつけられているかのようだった。

「ぁ♡っは、あ゛♡」
「一緒にいっぱい気持ちよくなろうって言っただろ」

目を細めながらぺろりと自分の唇を舐めたキバナさんは、わたしの片足を抱えたままぬちゅぬちゅと腰をスライドさせた。足をがっちり押さえ込まれているせいで腰を逃すことも出来なくて、さっきまでともまた違う快感に襲われる。
強すぎる快感でおまんこがバカになってしまったのか、おちんちんが動かされる度にびゅっ♡びゅっ♡と潮が吹き出してしまっていた。手で散々おまんこをいじめられて潮が出てしまう事はあっても、こんなに連続で、なんて事今まではなかったのに。ぱんっぱんっと肌がぶつかる音に合わせて何度も潮が吹き出してしまうのが恥ずかしくてたまらないのに、それをキバナさんに見られている事に興奮してしまっている自分も居て、頭の中がめちゃくちゃだ。

「やあ゛♡とま、とまらない、よぉ゛っ♡♡」
「オレさまのチンコでハメ潮吹いてるの見て、自分で興奮してんの? まんこびくびくしてるぜ。かーわいい……♡」
「して、るっ♡興奮してまひゅ♡あ゛っ♡あ〜っ♡♡」
「その声、チンコにすげえクる」

もっと聞かせて? と笑うキバナさんは、足を抱えているのと反対の手でクリトリスをきゅうっと押し潰した。その瞬間、ぱちんと泡が弾けるようにすさまじい快感に襲われて、わたしは背中をのけぞらせる。今日何回目かもわからない絶頂を迎え、全身ががくがくと痙攣した。

「うあ♡あっ♡あ゛♡イっ……♡♡〜〜〜〜ッ♡♡」
「フフッ、この体位気に入った?」
「っ♡わ、わかんにゃ、い゛っ♡♡」
「あぁ、そうだよな。もっと色々試してみないとわかんないよなあ」

そう言いながら楽しそうに笑ったキバナさんはずるりとおちんちんを引き抜いて、わたしの両足を手で押さえ込んだ。顔の横で膝の裏をぐっとベッドに押し付けられ、自然と下半身が浮いてしまう。いろんな体液でぐしょぐしょに濡れたおまんこが嫌でも視界に入って羞恥心が煽られる。キバナさんに散々いじめられたおまんこは、全体がぽってりと充血していて限界まで勃起したクリトリスが濡れててらてらといやらしく光っていた。

「なまえのとろとろまんこ、かわいいだろ?」
「や、あ……っ♡ひぎゅっ♡♡」

恥ずかしさから目を逸らそうとした瞬間、どちゅんっ♡と奥まで一気に挿入され、頭の中が真っ白になる。体重をかけるようにして奥でぐりゅぐりゅとおちんちんを押し付けられれば、もう何も考えられなくなってしまった。おまんこも子宮も、何もかもが全部キバナさんに屈服しきっている。

「あ゛♡ぉ゛っ♡これ、らめぇ♡♡」
「これからたくさんセックスして、なまえが一番好きな体位見つけような」

おちんちんの先っぽでとちゅとちゅと何度も子宮を優しく叩かれるのがどうしようもない位に気持ちよくて、悲鳴のような声が勝手に出てきてしまう。終わることのない快感に脳の大事な部分が壊れていくような感覚さえするのに、おまんこはもっともっとと媚びるようにおちんちんをぎゅうぎゅう締め付けていた。

「あっ♡も、おかひくなりゅ♡あ゛♡やあっ♡たすけ……っ♡ぅあ♡あ〜っ♡」
「……はーっ、締め付けすご……」
「あ゛♡い……っく♡いくいくいく♡♡ ──────ッ♡♡♡」

絶頂に合わせて潮が吹き出し、おまんこがどくどくと脈打った。お腹の奥が熱くて火傷するんじゃないかとすら思ってしまう。キバナさんに触れられているところ全てが性感帯になっているかのようで、押さえつけられている足からも快感が広がっていくみたいだった。おまんこだけでなく全身がびくびくと震えていて、視界がじわりと白んでいく。
深すぎる絶頂の快感についに脳が限界に達したのか、わたしの意識はそこからゆっくりとフェードアウトしていった。







そのままどれくらい時間が経ったのか、気がつくと心配そうにわたしの顔を覗き込むキバナさんの顔が目の前にあった。頭に靄がかかったように思考がふわふわしていて、全身汗びっしょりだ。
キバナさんはわたしの名前を呼ぶと「大丈夫か?」と蓋を開けたおいしい水のペットボトルを差し出す。勧められるままに何口か飲み干すとだんだん意識がハッキリしてきて、自分の今の状況を思い出した。

「わ、わたし、どれ位気絶して……」
「ほんの少ししか経ってないぜ。悪い、なまえが余りにもかわいくてちょっと夢中になりすぎた」

お腹の奥がじんじんと痺れるようで、キバナさんの言葉通り先程の絶頂からそれほど時間が経っていない事を知らせている。ちらりと視線をやればキバナさんの下半身も硬く勃ちあがったままで、コンドームすらそのままだった。
わたしのことを快感でめちゃくちゃにしていたそれに体がすっかり服従してしまっているのか、無意識にびくりと震えてしまう。
そんなわたしの気持ちを知ってか知らずか、キバナさんは優しく微笑んで汗でぐしゃぐしゃになったわたしの前髪をゆっくりと撫でていた。

「疲れちゃったよな。今日はもう終わりにしよっか。シャワー、浴びれそうか?」
「や、やだ……っ」

おでこからキバナさんの手が離れて行こうとするのを慌てて止めて、わたしは重たい体を起こした。わたしの行動が予想外だったのか、キバナさんはきょとんとした表情でこちらを見つめている。

「なまえ?」
「……っ、大丈夫だから、その……キバナさんの好きなだけえっちして欲しい、です。さっきの続き、してください……♡」

お願い、と俯いてキバナさんの大きな手をぎゅうっと握ると、キバナさんがごく、と喉を鳴らす音が聞こえた。こんな事を言うのは恥ずかしくてたまらないけれど、今までたくさん待っていてくれた分、今日はわたしがキバナさんに応えたい。それにわたし自身も、もっと欲しいと思ってしまっているのだ。──あんなにめちゃくちゃにされたのに、まだ欲しいなんて我ながらどうにかしている。
引かれてたらどうしよう、と恐る恐る顔を上げれば、そこにはほんの数十秒前までとは別人のような顔でわたしを見下ろしているキバナさんが居た。
お腹の奥が、ずくりと疼く。

「あ……♡」
「……そんな風に煽って、どうなっても知らねえぞ。あーあー、いじめられたそうな顔しちまって……なまえはえっちだなあ?」

ぐちゃぐちゃになったシーツの上に押し倒され、唇が触れ合いそうな距離までキバナさんの顔が近づいた。揺れるブルーの瞳はわたしだけを映して、ギラギラと輝いている。

「えっちなの、やだ……?」
「まさか」

わたしの問いかけにニヤリと笑って答えたキバナさんは、そのままわたしの唇に噛み付いた。大きな舌が口内に押し込まれ、わたしの舌に絡みつく。しっとりと汗ばんだ広い背中に腕を回して、夢中になって流し込まれる唾液を飲み下した。水を飲んで少し冷えていた口内が、あっという間に熱くなっていく。
息が出来ないほどの深いキスを何度も繰り返し、やっと唇を解放した後にキバナさんは低い声でゆっくりと囁くのだった。

「さいこう、だ」