ふわふわと湯気の浮かぶ二人分のマグカップをソファ前のローテーブルの上に置いて、わたしはいつもの定位置であるソファの右側に座った。
すると隣に座っているチリちゃんの腕がすぐに腰に伸びて来て、そのままぎゅうっと体を抱き寄せられる。バランスを崩しそうになりながらチリちゃんの顔を見ると、チリちゃんは「ココアありがとさん」と優しく微笑んでみせた。
「どういたしまして。あれ? チリちゃん何か見てたの?」
チリちゃんの顔のそばに浮かぶスマホロトムに気がついてそう尋ねると、チリちゃんはマシュマロの浮かんだホットココアを一口飲んでうんうんと頷いてみせる。
「そ。こないだブルーベリー学園行った時の写真、なまえに見せよう思て」
「わ、いいの? うれしい!」
「チリちゃんのとびきりの写真何枚かは送ったけど、この辺りはまだ見せてへんもんな」
そう話しながらチリちゃんがスマホロトムを操作すると、ブルーベリー学園で撮られた様々な写真がスライドショーになって画面をゆっくりと流れていった。
パルデアでは見たことのないポケモンの写真や綺麗で近代的な学園内の写真に混ざって、チリちゃんの自撮りだったり、ポピーちゃんのドアップの写真も流れてくる。その一枚一枚にチリちゃんが「ここはドオーのお気に入りの場所やで」だとか「このポピーごっつかわいいわ〜」だとかコメントを付けてくれるので、わたしは夢中になって写真を眺めていた。
「これは生徒の子らが一緒に写真撮ろ〜言うて寄って来た時のやな。チリちゃんの周りにぎゅうぎゅう集まってんの、かわいいやろ」
笑顔のチリちゃんがこれまた笑顔のたくさんの生徒さんに囲まれている。チリちゃんは面倒見がいい上にとびきり綺麗でかっこいいし、きっと生徒さんたちからの人気もすごいんだろう。
もしかして、この中にもチリちゃんの事が本気で好きな子だっているかもしれない。もしそうだとしたら——ともやもやとした考えが頭に一瞬浮かび、わたしは慌ててその考えを頭の隅へと追いやった。こんなに可愛い学生さん達に対してそんな風に思うなんて、大人気ないというか、余裕がないというか……。我ながらチリちゃんのことが好きすぎる。
そこでふと、黙り込むわたしを見つめるチリちゃんからの視線に気がついて、わたしは慌てて口を開いた。
「そっ、そういえばチリちゃんって、よく色んな人にかわいいって言うよね」
「うん? そうかあ?」
「今も写真見ながらいっぱい言ってたよ」
そう言いながらスマホロトムの画面からチリちゃんの方へと視線を動かすと、チリちゃんはニヤニヤと笑いながら「ははーん」と目を細めてわたしを見ていた。
もしかしたらさっきのもやもやとした気持ちが声や顔に出ていたのかもしれない。そうだとしたら恥ずかしすぎる。どうしよう。
かあーっと熱くなる顔を伏せて、わたしは逃げるようにチリちゃんと密着していた体を離した。しかしチリちゃんはすぐにまたわたしの腰をぐっと抱き寄せ、俯くわたしの顔を覗き込む。
「なんやなまえ、妬いてるん?」
「や、やいてない」
「わかったわかった。なまえはほんまにかわいいなあ」
「妬いてないってば、んむ」
わたしの言葉を遮るようにしてチリちゃんの唇がわたしの唇に重ねられ、驚く暇もなくすぐに口内に熱い舌が入り込む。チリちゃんの舌がわたしの舌にぬるりと絡みついて、口の中に唾液が流し込まれた。
それと同時に耳の形をゆっくりと撫でられ、そのままこしょこしょと耳の内側をくすぐられる。そのせいで頭の中でえっちなキスの音が響き、あっという間にわたしの体は熱を持ってどろどろになってしまった。ここから先を期待しているみたいに、チリちゃんの舌の動きに合わせて腰が揺れてしまうのが恥ずかしい。
「……はは、かーわいい♡」
「っは、チリちゃ……♡」
唇を解放される頃にはわたしの呼吸はすっかり浅く早くなっていて、唾液でべとべとになった唇を指でなぞられただけでぶるりと体が震えてしまった。チリちゃんは唾液で濡れた指を唇からつうっと下に滑らせ、そのまま誘うようにわたしの服の襟元を指で引っ張ってみせる。
「チリちゃんがこの世で一番かわいいと思ってるんは誰なんか、わからせてあげよか」
えっちでいじわるな表情でにやりと笑ったチリちゃんは、再び唇を重ねながらわたしのことをソファへと押し倒したのだった。
「あ♡ちりちゃ、やあっ♡」
「ふふ、その顔かわいいなあ。気持ちよすぎてぐずぐずになってるなまえちゃん、かわいすぎるわ」
ソファの上でぐちゅぐちゅとわたしのおまんこをいじめながら、チリちゃんは楽しそうにそう言った。チリちゃんはわたしに言い聞かせるように「かわいい♡」と何度も繰り返しては、おまんこの中で指を動かし続けている。
もう何回もイったというのに、わたしを責めたてるチリちゃんの手は止まる気配がなかった。おまんこの弱いところを指の腹でぐりゅぐりゅと刺激しながらえっちな甘い言葉で甘やかされ、頭の中がめちゃくちゃになっていく。
「気持ちいい時の上擦った声も、チリちゃんの指きゅうきゅう締め付けてんのもかわいい」
「も、わかった♡わかったからあっ♡ひっ♡」
「わかった言われても、なまえのかわいいとこまだまだいっぱいあるんやけどなあ。……ここいじめるとすぐ潮吹いてまうとことか」
「や♡あ♡あ♡あ゛〜っ♡」
とある箇所を引っ掛けるようにチリちゃんが指を動かすとそれに合わせてぴゅくぴゅくと潮が吹き出す。気持ちよくて恥ずかしくて、全身が熱くてたまらなかった。やだやだ、と首を振っても、チリちゃんの手も潮も止まらない。
吹き出した潮がチリちゃんの腕やソファを濡らし、おまんこがひくひく痙攣する。込み上げてくる絶頂感に全身が強張り、無意識に背中がのけぞった。
「あ♡あ♡これまたイく♡イっちゃうよお゛♡」
「ええよぉ。なまえのかわいくてえっちなイキ顔、チリちゃんに見せて?」
「あ゛♡いく♡いくっ♡♡——————っ♡♡」
一際強くチリちゃんの指を締め付けながら、おまんこが絶頂する。今日何度目かもわからないすさまじい快感に全身ががくがくと震えた。おまんこは収縮を繰り返し、それに合わせて尿道から潮を吹き出している。
そんなわたしの様を見つめるチリちゃんはずるりと膣内から指を引き抜きながら「ほんっまにかわいいなあ……」とうっとりと呟いた。
そこで、何故かその「かわいい」という言葉に反応して腰がびくりと跳ねてしまい、全身がぶわっと更に熱くなる。
なんでこんな、と混乱するわたしを見つめるチリちゃんの目がスッと細められ、何かに気づいたように輝いた。
「……へえ……」
「や、ちが……っ♡」
「うん? まだチリちゃん何も言うてへんけど、何が違うん?」
にこにこと笑うチリちゃんの手が、わたしの下腹部にゆっくりと沈み込む。お腹の上から絶頂したばかりの子宮をぐうっと押し潰されて目の前がチカチカした。逃げ出したいくらいの羞恥と快感のせいで、目にじわりと涙が浮かぶ。
「チリちゃんにかわいいって言われて、それだけで感じたんやろ?」
「あ……あう……♡」
「ほら、チリちゃんの目見て正直に言うてみ」
ぐっ♡ぐっ♡と子宮を刺激されながらそう言われ、わたしは恥ずかしさに震えながら「そうです」と何度も頷いてみせる。わたしの返答を聞いたチリちゃんは一際強く手をお腹に沈ませ、少し掠れた甘い声で「やーらしい」と囁いた。
「こんなにえっちでかわいい姿、チリちゃん以外には見せんといてな?」
「ぅ、あ♡はひっ♡」
「はは、かわいい♡食べてしまいたなるわ」
「ちりちゃ、あっ♡んぁ♡」
かぷりとわたしの耳を噛み、耳の凹凸に舌を這わせるチリちゃんは下腹部を押していた手を再びおまんこへと滑らせる。何度も絶頂してどろどろになった割れ目を上下にゆっくりとなぞりながら、チリちゃんはわたしの耳元でまた「かわいい♡」と繰り返すのだった。